「自分で作っちゃおう」。内山靖崇は批判も承知でテニス大会を創設した


 地元の選手がワイルドカード(主催者推薦枠)をもらえるチャンスも多いし、ジュニアが強い選手と練習する機会も増える。そういう流れがないと、いい選手が出てくるのは難しい。ヨーロッパの地域密着のスタイルは大きいし、ヒントは世界中にたくさんあります」

 そのようなヒントを還元できないもどかしさを感じていたからこそ、内山は自分の出身地に大会を作ることを切望した。大会期間中は自らエキシビションマッチを行なうことや、ジュニア向けのクリニックを多く設けることも考えている。

 トーナメントディレクターの役目とは、その名のとおり大会が進むべき方向性を定め、自らが牽引役となることだ。

 当面の最大の仕事は、スポンサー集めと人員確保。

 もちろん、新型コロナウイルスの影響でスポーツを取り巻く環境が激変するなか、アンテナを張り巡らせ、刻一刻と変わる状況に柔軟に対処していくことも必須だ。世界ツアーのスケジュールも流動的なため、中止の可能性も念頭に入れつつ、”新米トーナメントディレクター”の奮闘は続いている。


 港を離れて早々に、種々の試練が立ちはだかる船出なのは間違いない。ただそれも、内山が望んでいたことでもある。

 これまでは選手として大会を見てきたが、大会運営側に立つことで、新たな視座も獲得できるだろう。そうなれば、他の大会にも建設的な提案ができるはずだ。

「他の大会にも刺激を与えたいです。選手がトーナメントディレクターをやることは大切だし、それは特別ではない、という流れも作りたい」

 それらを実現するための、現役選手としての大会設立であり、目指すは地域密着型の大会運営。

“Uchiyama Cup”の名には、その理念と願いが込められている。

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2020年3月26日のスポーツ総合記事

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