「ポルトガル代表FWは、リバプールで最高のスタートを切った。サポーターはすでに彼に興奮している。ジョタが、いずれサラーやマネのような存在になると考える者さえいる。
クロップ監督も、彼のダイナミックなプレーを気に入っている。すでに3ゴールを決め、パフォーマンス自体もいい。両翼は、ジョタが控えのなかでファーストチョイスだろう。つまり、両翼での南野の序列は低下したということだ。ジョタの加入は、南野にとって痛かった」
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4−3−3のCFでは、南野の持ち味は生かしにくい。しかも、フィルミーノと同じタスクをこなしていては、ブラジル代表FWを超えていくことも難しい。4−3−3システムにおけるCFの役割は、あくまでもフィルミーノのプレースタイルに合わせて作られたものだからだ。
最後に、ノースクロフト記者は今後の見通しを次のように述べた。
「リバプールには、不動の3トップが君臨している。現状から考えれば、南野はベンチで我慢の時が続くだろう。もちろん、長期的な視野に立てば、4−2−3−1の本格採用や主力の退団などがあると状況は変わってくると思う。
プレミアリーグやチャンピオンズリーグのビッグマッチではベンチスタートになると予想するが、今シーズンはコロナ禍の影響で過密日程が続く。フィルミーノ、サラー、マネをずっと先発で起用していくのは不可能だ。南野としては、出場した試合で結果を残したい。こうした苦しい状況を跳ね返す力を、私も見てみたい」