甲子園優勝3回。木内幸男監督の「マジック」はいかにして生まれたのか

 まさに、木内監督が言っていたことと同じだった。

 木内監督からその話を聞いたのは20年近く前のこと。当時、メンタルトレーニングに力を入れているチームはまだ少なく、今や巷にあふれているメンタル関連の本もほとんどなかった。

 ちなみに、木内監督がメンタルの勉強をしていたという話は聞いたことがない。ということは、あの返答は木内監督自身が長年の指導で気づいたものなのだろう。

 選手がどんな精神状態の時にミスをしやすくなるのか。逆に、どんな精神状態なら力を発揮しやすくなるのか。それを観察しているうちに見つけた"木内流不振脱出法"なのだ。

 気づきといえば、2003年夏の甲子園でこんなことがあった。準決勝の桐生第一(群馬)戦。それまでの試合で15回も試みていた送りバント(内野安打になったものを含む)を一度もしなかった。スクイズも3回戦で1回、準々決勝で2回していたが、この試合はランナー三塁の場面ではすべて強打。その結果、2本の犠牲フライで得点を挙げた。その理由を聞くと、木内監督はこう語った。

「大阪はいつも湿度が高いけど、それでも今日は少ないほうだと。ホームランが前の試合で2本出てますから。(風が)フォローかなと思っていたら、それほどじゃない。それでホームランが出るってことは空気が乾いている。その時はボールが飛ぶんですよ。ですから『今日は外野フライでいいわ』という感じがあったんで、スクイズはやりませんでした」


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