岩谷麻優は自称・プロレス向きの変態「相手の技を自分が一番派手に受けてやるって」

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■『最強レスラー数珠つなぎ』女子レスラー編
「スターダムのアイコン」岩谷麻優 後編 前編から読む>>

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「2019年度プロレス大賞」で女子プロレス大賞を受賞し、今や"女子プロレスのアイコン"と呼ばれる岩谷麻優。デビュー当時は「落ちこぼれ」「ポンコツ」と言われ、なかなか芽が出なかった。筆者はそんな彼女の"闇"を引き出そうと試みるが――。

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スターダムを象徴するレスラーになった岩谷麻優(写真提供:「スターダム」)

***

 高校を中退し、2年間の引きこもり生活を送っていた岩谷。ある日、プロレスと運命的な出会いを果たし、プロレスにのめり込んでいった。スターダム団体設立に伴う新人募集の記事を見た彼女は、GMを務めていた風香にメールを送る。「初めまして。コラムを見ました。女子プロレスラーになりたいです」――。風香とやり取りを重ね、2010年に山口県から上京することになった。

「家族に反対されて、家出同然でした。全財産は6000円。風香さんが当時の社長だった(ロッシー)小川さんに掛け合ってくれて、交通費を出してくれることになったんです。でも......」

――そのお話は聞いたことがあります。お土産を買って、所持金が3000円になっちゃったんですよね?

「『これからお世話になるんだから、土産でも買わんと』って思ったんですよね......」

――それからロッシー小川さんの家に居候することになるわけですが、知らないかなり年上の男性と同居することに抵抗はなかったのですか?

「なんもなかったっすね。無知だったんですよ。バイトもしたこともなかったので、常識を知らなかった。『ヘンなおじさんがいる。この人の家に泊まるんだ。明日から練習か、頑張ろう。でもお金ないから、おじさん、ご飯買ってきてください』みたいな。

 別の日には、『おじさん、洗濯機ないんですけどどうしたらいいですか?』と言ったら、コインランドリーに持って行ってくれました。ロッシー小川という人間が、どんな人かも知らない状態だったので。下着とかも、全部社長に洗わせていました。本当に優しいんですよ、あのおじさん(笑)」

――素質があると思われていたんでしょうか?

「すぐにやめると思われてましたよ」

――老後は、ロッシー小川さんの面倒を見るつもりと聞きました。

「そう言ってたんですけど、別にいいかなって。亡くなったらスターダム道場にお骨を納めて......」


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