バレンタインが変えたプロ野球。里崎智也が「新鮮」と感じた起用法とは

――バレンタイン監督はファンとの交流も積極的で、そのファンの応援による後押しも印象的でした。YouTubeチャンネル『Satozaki Channel』では、2005年のソフトバンクとのプレーオフ第2ステージ第5戦で、ファンが掲げていた「I BELIEVE」というメッセージに背中を押されたという話をされていましたね。(2020年4月19日公開の動画)

里崎 1点リードで9回裏を迎えたんですが、クローザーのマサさん(小林雅英)に心配があったんです。(ロッテが2連勝し、リーグ優勝に王手をかけて臨んだ)第3戦の9回裏に4点リードしていたところから追いつかれて、延長戦になって逆転されていましたから。シーズンを通して、マサさんも全盛期ほど調子はよくなかったですからね。

 でも、第5戦の9回裏に福岡ドームのレフトスタンドを見たら、ファンのみなさんが「I BELIEVE」という横断幕を掲げていて。それで、「ファンがこれだけ信用してくれているんだから、俺もマサさんを信用しなきゃいけない」と思ったんです。結果、無事に逃げ切れたんですが、あれはファンの力の大きさを感じました。

――その2005年は31年ぶりのリーグ優勝と日本一を達成し、里崎さん個人としては2006年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で世界一にもなるなど、一気にスターダムにのし上がりましたね。

里崎 1軍でのプレーが増えていった2003年から、勢いのままに怖いもの知らずで戦っていました。ただ、WBCでベストナインに選ばれたあとの2006年シーズン開幕前はプレッシャーを感じましたよ。世界のベストナインに選ばれて、日本のベストナインじゃなかったら恥ずかしいですから(笑)。いざシーズンが始まればプレッシャーも消えて、結果的にベストナインとゴールデン・グラブ賞も獲れてよかったです。

 そんな現役時代のキャリア、今の僕があるのも、ボビーが起用してくれたおかげです。一緒にリーグ優勝や日本一を達成したことが野球人としての価値を高めてくれたので、ボビーは大きな存在でしたね。

■里崎智也(さとざき・ともや)
1976年5月20日生まれ、徳島県出身。鳴門工(現鳴門渦潮)、帝京大を経て1998年のドラフト2位でロッテに入団。正捕手として2005年のリーグ優勝と日本一、2010年の日本一に導いた。日本代表としても、2006年WBCの優勝に貢献し、2008年の北京五輪に出場。2014年に現役を引退したあとは、解説者のほか、2019年にはYouTubeチャンネルを開設するなど幅広く活躍している。

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