翻(ひるがえ)って、過去2年このレースで連対(2019年=1着、2020年=2着)を果たしているライオンボス(牡6歳)はメンバー中、最重量となる斤量57kgを背負います。その斤量と、前走のオープン特別・韋駄天S(5月23日/新潟・芝1000m)での惨敗(9着)を踏まえると、割り引きが必要と考えています。
ところで、今回の穴馬は"外枠"の馬と見ています。
千直では、やはり外枠が有利だからです。なぜ外枠が有利かと言えば、馬がラチ沿いを辿って走ることができるから。外目の馬場コンディションがいいこともあるのですが、最後に苦しくなった時、馬にとってはラチが傍にあるほうが走りやすいのです。これは、何度も騎乗して実感しました。
また、千直のスタート地点は4コーナーのポケットとなりますが、コーナーからの合流地点となる直線の内ラチ側に比べて、外ラチ側のほうが若干高くなっていて、外にいるほうが周りを見渡しやすいのです。そういった点も、少なからず有利に働いているのかもしれません。

アイビスSDでの大駆けが期待されるビリーバー
そこで、今回の「ヒモ穴馬」には外枠(7枠13番)に入ったビリーバー(牝6歳)を指名したいと思います。
同舞台で行なわれた2走前の韋駄天Sでは1枠(2番)に入って7着に敗れましたが、今回は絶好枠を引き当てました。オープンに昇級してから最も着順がよかったのが、昨年のアイビスSDでの3着。先行力もありますし、巻き返しが大いに期待できます。