山本昌が夏の甲子園12人の好投手を診断。「全国で一番打ちづらい」と絶賛したのは?

甲子園では2完投を含む全6試合に登板した智辯学園の小畠一心

小畠一心(智辯学園/185センチ・86キロ/右投右打)

 背番号10番でも、これだけ投球に強弱をつけられる投手がいるのかと驚きました。ワインドアップモーションの本格派右腕ですが、軽い力感と強い力感とを使い分けられる。かつてのダルビッシュ有投手(パドレス)や田中将大投手(楽天)のように、ギアを一段隠し持っているような投球スタイルでした。いかにも重そうな質のボールに、スライダーでラクにストライクをとれる器用さもある。コントロールもいいので、落ち着いた投球ができます。智辯学園の準優勝は彼の存在なしには語れないでしょう。

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4試合にリリーフし、チームのベスト4進出に貢献した近江の岩佐直哉

岩佐直哉(近江/180センチ・83キロ/右投右打)

 五十嵐亮太くん(元ヤクルトほか)を彷彿とさせる速球派右腕ですね。今夏の甲子園で149キロを計測したストレートはキレがよく、チェンジアップの抜け方もいい。たくましさに加えて器用さも感じます。これだけ馬力のある投手は貴重で、将来性は十分あります。少し気になるのは、軸足(右足)を早い段階で深く折るため、左肩の開きが早くなり、力むとシュート回転が強くなること。また、全身が低い位置で体重移動するので、右腕を押し出すようにしてリリースしています。軸足を折るのをもう少し我慢して、高い位置をキープできると右腕でボールを切るようなリリースを覚えられるはず。そうなれば、ストレートのキレはさらに増すでしょう。


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