次節で大一番を迎える徳島ヴォルティス。J1逆転残留へ必要なことは何か

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 土俵際まで追い詰められたチームが、これほどまでに落ち着いてゲームを進め、見事な勝利を手にすることができるものだろうか。

 今季J1も残り3節となった第36節。J2降格圏で苦しむ17位の徳島ヴォルティスは、9位のFC東京と敵地で対戦し、2-0で勝利した。

「全体を通していい試合ができた。東京のようなすばらしい相手に対し、ボールを保持しながら試合をコントロールできた」

 徳島を率いるダニエル・ポヤトス監督も、そう讃える快勝だった。

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FC東京に2-0で快勝した徳島ヴォルティス

 試合は序盤から、徳島ペースで進んだ。テンポよくパスをつなぎ、ボールを失っても素早い切り替えで奪い返し、敵陣で試合を進めることができていた。

 そこには、巡り合わせの運も作用した。

 相手のFC東京は、前節の横浜F・マリノス戦で0-8という歴史的大敗を喫したばかり。加えて、長谷川健太監督がシーズン終了を待たずに辞任。新たに就任した森下申一監督は「守備の整理をしようと思った」と話すが、「短い期間で、準備したことがなかなかできなかった」のが現実だった。

「(試合の)入りがよくなくて押し込まれた。ミスが目立って、選手同士で文句が出たりした」(FC東京・MF安部柊斗)というチーム状態は、徳島にとって与しやすいものだっただろう。

 だとしても、徳島もまた、J1残留へあとがない苦境に立たされているのである。そこに、不安や焦りが生まれても不思議はない。平常心で戦うことは相当に難しかったはずだ。


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