大島高校野球部に欠かせない3人の島外出身選手。なぜ彼らは奄美大島へとやって来たのか?
拡大する(全2枚)

【短期連載】離島から甲子園出場を叶えた大島高校のキセキ 第4回

連載第1回:「大島高校に起きた異変」はこちら>>
連載第2回:「絶対的エースへの不満」はこちら>>
連載第3回:「失意の大島高校外野陣」はこちら>>


大島高校野球部に欠かせない3人の島外出身選手。なぜ彼らは奄美...の画像はこちら >>

甲子園春夏連続出場を目指す大島高校ナイン

野球留学生は皆無

 奄美大島から九州大会準優勝と結果を残して甲子園出場を果たし、「離島の奇跡」と言われた大島高校。島内で生まれ育った選手中心に構成されているが、なかには島外から「大高(だいこう)に行きたい」と寮生活を送る選手もいる。3年生18選手(女子マネージャー3名を除く)のうち、3選手は島外出身者である。

 センバツには9番・ライトで出場し、控え投手も務める直江朝日は徳之島の伊仙町出身。徳之島は奄美大島の南西にあり、奄美群島内では大島に次ぐ面積の島である。

 直江は同期生わずか3人という伊仙中野球部でプレー。大会には伊仙町内の中学校と連合チームで出場していた。

「親と姉が大高出身なので、もともと大高に行きたかったんです」

 直江はそう語るが、野球に関する情報はまったくなかった。奄美大島の有名人である大野稼頭央、西田心太朗のバッテリーの存在すら知らず、入学後も「うまいヤツがいるな」と呑気に感じていた。

 人見知りの性格のため溶け込むのに時間はかかったが、1年夏の遠征で時間をともにするようになり、大野らと仲良くなった。

「奄美はいい人ばかりなので、自分には合ってる気がします。大学を出たら、将来は奄美で働きたいです。仕事は何でもいいので」


この記事の画像

「大島高校野球部に欠かせない3人の島外出身選手。なぜ彼らは奄美大島へとやって来たのか?」の画像1 「大島高校野球部に欠かせない3人の島外出身選手。なぜ彼らは奄美大島へとやって来たのか?」の画像2