9月14日、ラ・リーガ第5節、レアル・ソシエダ対レアル・マドリード戦の撮影取材のため、スペイン北部バスク州サンセバスチャンを訪れた。
代表ウィーク明けとなった今節、ソシエダ所属の久保建英は、日本代表として臨んだ対中国戦、バーレーン戦からの合流となった。
この先、週2試合の過密日程が続くこともあり、長旅の影響も考えられたが、久保にとっては古巣であり、昨季リーガ優勝、チャンピオンズリーグ制覇のマドリードを相手にフル出場、存在感を発揮した。
ただ、ソシエダは3度ポストにシュートを阻まれるなど、好機を生かすことができなかった。すると、後半に入ると、53分、ヴィニシウス・ジュニオール、75分にはキリアン・エムバペと、2度のPKを与えて失点してしまった。今季ホームでの勝利がないソシエダは、最後まで反撃を試みたが、試合は0-2のまま終わりを迎えた。
ゲーム終了後、久保は手を合わせ、じっとサポーターに向き合った。
試合後、会見に臨んだ久保は、「いい気分じゃないです。想定していた以上にいい試合をすることができた。ただ結果は敗戦です」「3度のポストに、自分も含めほかにも決定機があった」と、決定機を逃したことを悔やんだ。
レアル・マドリード戦後、客席に向かって手を合わせた久保建英
ただし、「チームはよくなっている」と、前節までの低調ぶりとは雰囲気が違うことを強調する。次節は
浅野拓磨のいるマジョルカと対戦する。