納車後15分でオーバーヒート! イタフラ車の「壊れて当たり前伝説」はいまも健在?

グローバルなメーカーのグループ化で時代は変わった

「イタフラ車」と聞いてみなさんは何を思い浮かべるだろうか? なかには個性的だったり、おしゃれだったりといったイメージを持っている人もいるかもしれないが、多くの人は「すぐ壊れる」という印象があるのではないだろうか?



確かに90年代前半ごろのイタフラ車は信頼性に乏しく、「新車で買ったクルマがディーラーを出て15分でオーバーヒート。よく見たら電動ファンが回っていなかった」なんて話を実際に耳にしたこともあったほどだ。



実際このころのイタフラ車はパーツの精度に難があり、当たりはずれが激しかったようで、乗り換えるまで一切トラブルが発生しなかった人もいれば、何度修理しても同じ部分にトラブルが発生するという不幸な人もいた。



納車後15分でオーバーヒート! イタフラ車の「壊れて当たり前伝説」はいまも健在?



また、当時は高温多湿な日本に気候への対策が十分ではなく、その結果電装品などにトラブルを多く抱える結果ともなっていた。そういったイメージが今日まで続いていると言えるのではないだろうか。



しかし、今となってはそのイメージも過去のものとなりつつある。最近のイタフラ車を所有するオーナーに話を聞いても、定期的なメンテナンスさえ欠かさなければ日常のアシとしてガンガン使っても大きなトラブルが発生したことはないというのだ。



納車後15分でオーバーヒート! イタフラ車の「壊れて当たり前伝説」はいまも健在?



実際、フィアットやアルファロメオは新車から3年10万キロ、プジョーやシトロエンに至っては3年走行距離無制限のメーカー保証が付いている(さらに2年延長できるプランも用意される)。これは国産車同等か、それ以上の内容となっており、これだけを見ても信頼性の向上を見て取ることができるだろう。



そもそも今ではフィアットやアルファロメオブランドを擁するFCAグループはアメリカのクライスラーやジープも傘下に収めており、プジョーやシトロエンを擁するグループPSAはトヨタとの合弁会社を持つなど多国籍化をしており、もはや“イタフラ”と一括りにしてしまうこと自体がナンセンスな時代となっているのである。

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2020年5月28日の経済記事

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