双葉山越えの死角 白鵬の内憂外患「2人の女将」(3)

 白鵬にとって最も頭の痛いのは、もう1人の女将、つまり宮城野親方夫人とその婿、宮城野親方(元十両金親)だ。金親をよく知る元力士が言う。
 「金親は北の湖部屋出身です。一門の異なる宮城野部屋の婿に収まるのは異例。案の定、夫婦関係は冷え切っている。宮城野親方は、愛人にベッド上のトークをテープに取られて週刊誌に報じられてしまった。夫人は『汚らしい!』と金親と別居した。そのまま離婚するかと思ったら、別居状態が今も続き、金親は朝稽古にだけ姿を現します」

 朝稽古に来たからといって、何をするわけでもない。上がり座敷には熊ヶ谷親方がいるだけに、後ろに座って新聞を読むだけ。稽古が終わると、チャンコを真っ先に食べて、近くにある自分のマンションに帰るという毎日。
 「白鵬はそんな宮城野親方をまったく無視しています。朝、稽古にきても目も向けない。弟子たちも存在感のない親方をバカにしています。親方は弟子に陰口をたたかれても、我慢している。そりゃ、そうでしょう。黙って座っているだけで、毎月100万円の給料が協会から入ってくる。こんなうまい商売は他にありませんから」(スポーツ紙記者)

 離婚しないのは何故か。
 「『宮城野株』は今も、先代の親方夫人が握っていますよ。実は、育ての親の熊ヶ谷親方も宮城野親方だった頃、雇われで先代の夫人から給料をもらっていた。だから、白鵬が強くなると金親を婿に迎え入れ追い出してしまったんです。熊ヶ谷さんも人が良くて、白鵬を連れてさっさと部屋を出ればいいものを、『他の力士との仲を裂きたくない』と結局、借り株で部屋に残った。金親はその間の事情も含めて、宮城野部屋の秘密をすべて握っているため、離婚できないんです」(宮城野部屋関係者)

 白鵬としては熊ヶ谷親方こそ本当の師匠だと思っている。現在の宮城野親方のために相撲は取りたくないのが本音だ。
 「錦糸町にある部屋は、今時珍しい木造です。白鵬の財力からすれば、いくらでも建て替えられるはずだが、金親がいる限り、そんな気持ちには毛頭なれないようです」(前出・同)

 それにしても、白鵬ほどの大横綱が部屋にいれば、ドンドン弟子は入門してくるはずだが、今も白鵬を含め10人に満たないのだ。
 「当然ですよ。親方がスカウトしないんですから。おまけに、宮城野部屋の後援会は東京にも名古屋にもない。あるのは白鵬の個人後援会だけですよ。今や、あの部屋は白鵬がいなければ成立しないんです」(後援会関係者)

 不滅の大記録更新の喧騒をよそに、白鵬を取り巻く環境はまさに内憂外患だったのだ。

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