大阪市長選出馬 橋下府知事を勢いづかせる“シャブ中汚染”市バス運転手逮捕事件

 橋下徹大阪府知事の立候補が確実となった、大阪市長選(11月27日投開票)。これで、かねてから対立する平松邦夫市長とのガチンコ勝負となったわけだが、ここへきて知事もほくそ笑む現市政の“突きどころ”を露呈する事件が起きた。

 8月1日、大阪市営バスの運転手・中村和明容疑者(48)が、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで大阪府警に逮捕されたのだ。
 中村容疑者は7月31日午後11時50分頃、マイカーで大阪市内を蛇行運転していたところを職務質問され、尿検査の結果、覚醒剤の成分が検出されたという。しかも調べに対し中村容疑者は、「覚醒剤はストレス解消のために数年前から使っていた。7月31日午前中に自宅で使用し、その後、バスを運転した」というから恐ろしい。

 大阪市交通局では1996年以降、'09年までに、バス、地下鉄の乗務員8人が薬物絡みの事件で逮捕されており、中村容疑者で9人目。人命を預かる都市交通、それも一つの組織から9人というのは尋常ではない。大阪市営交通の乗務員にジャンキーが多いのはいったいなぜか。
 「一概には言えませんが、バスに関していえば、車庫周辺に色々問題のある地域が多いということ。たとえば、今回逮捕された運転手が薬物を買っていたという西成。薬物に関して、とかく噂のある地区ですが、あそこもすぐ近くに車庫がありますからね。情報収集も簡単だったんじゃないでしょうか」(ある元市会議員)

 また、大阪市交通局の某OBは、交通局の体質的な問題を指摘する。
 「ここ数年の市バスは、路線の縮小や勤務体制の変化で、労働環境がきつくなっているのは確か。しかし、やっていいことと悪いことがある。公務員としての教育がなっていないのです」

 事態を重くみた近畿運輸局は、中村容疑者が勤務する市交通局守口営業所(大阪府守口市京阪本通)の特別監査に入った。また大阪市交通局も、市営地下鉄や市バスの全乗務員に対し、薬物検査を実施することなどの発表はしたが…。
 「薬物検査は、実は2009年の事件の際にも実施されている。しかし、この時は6人が検査を拒否し、結果として不完全なものに終わっているんです」(社会部記者)

 大阪市の職員に対する管理体制の甘さは、橋下大阪府知事率いる『大阪維新の会』が指摘するところ。「だから大阪市はダメなんです!」。そんな橋下知事の高笑いが聞こえてきそうだ。

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