残暑の猟奇殺人 愛知・岐阜「遺体画像」蒐集46歳死体マニア独身男の孤独まみれの半生(1)

 '06年7月、愛知県豊川市でベトナム国籍の女性レ・ティ・リーさん(当時24)が殺害されているのが見つかった事件で、愛知県警は8月6日、岐阜県高山市のコンビニ店員・後藤明弘容疑者(46)を殺人容疑で逮捕した。
 後藤容疑者は、今年4月、岐阜県下呂市の山林で白骨死体となって見つかった同僚のコンビニ店員・長瀬まゆみさん(当時44)の失踪事件の参考人として浮上。事情聴取を受けた際、任意で提出した携帯電話の中からレさんの遺体を写した画像が見つかり、岐阜県警が愛知県警に情報提供。レさんの遺体から検出された唾液のDNAが後藤容疑者と一致したため、レさん殺害容疑で逮捕されたのだ。
 後藤容疑者は、「(レさんを殺したのは)間違いない。申し訳ないことをした」と容疑を認めている。

 レさんは'01年9月に来日。事件当時はすでに在留期間が過ぎていたが、自動車部品製造の内職をしながら、収入の大半を故郷に送金していたという。
 「この事件は最初から謎だらけでした」と言うのは、地元の新聞記者だ。
 「部屋を物色された跡もなく、強姦された形跡もなかった。刃物で刺されている割には、現場に血痕が少なく、別の場所で殺されて運ばれた可能性まで指摘されていたんです」

 被害者との接点はどこにあったのか。実は事件当時、後藤容疑者は愛知県尾張地方の運送会社に勤務しており、トラックで現場周辺を何度も訪れていたのだ。
 当時、レさんの自宅アパートの隣には、食品の自動販売機やゲーム機などが置かれたオートレストランがあり、そこが運転手らの休憩所になっていたという。
 「深夜まで自宅アパート前の駐車場で、同郷の知人たちと話し込むレさんを見て、後藤容疑者が一方的に彼女のことを知っていたらしい」(捜査関係者)

 未解決のまま5年の歳月が流れたが、当局はこの事件を密かに重要視していた。
 「レさんの直接の死因は首を絞められたことによる窒息死。頭部にも鈍器で殴られた痕があった。だが、刃物で切り付けられた傷は死後に付けられたもので、長さ数センチ〜10数センチの傷が腹部などに数カ所あった。しかも、その傷口の周辺や乳房には舐め回したような痕があったのです」(同)

 その異常な犯行手口から、“死体マニア”という犯人像が浮かんでいたからだ。
 「死体を弄ぶことに興奮を覚える性的倒錯者は、一度殺人を実行すると、その快感が忘れられず、連続的に猟奇殺人を起こす可能性が極めて高い」(警察OB)

 最初の犯行から息を潜めていた死体マニアの後藤容疑者が我慢できなくなり、長瀬まゆみさんを殺害、遺棄した可能性が高まっているわけだが、この間の奇行も当局を困惑させている。
 後藤容疑者は、遺体が発見される1週間前、「山林に遺体がある」と匿名で警察に通報。岐阜県警下呂署が捜索したが、積雪などで発見できなかった。すると、今度は〈白骨死体がこの下にあり。110番通報を願う〉と書いたコーヒーフィルターを車載用の三角表示板に貼り付け、現場近くの県道に置いたのだ。
 さらに不思議なことに、一連の行為やレさん殺害は認めているものの、長瀬さんの殺害や死体遺棄については「自分ではない」と頑強に否認しているという。

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