夏の疲れを補う「食事」と「睡眠」 暑さストレスからくる“秋バテ”は早く取り除け!(1)

 連日30度を超す猛暑が過ぎて、少しずつ秋の気配が漂い始めると、今度は“秋バテ”が襲ってくる。夏の酷暑で痛めつけられた身体には疲労や倦怠感が残り、風邪をひくといった体調不良がジワジワと出てくる。9月に入り、気温がやんわり下がってきた朝夕の涼しさに気も緩み、いわば“夏の後遺症”が出てくると言うわけだ。

 今夏は記録的な猛暑と節電によって“暑さストレス”は例年の倍に達したと言われる。8月の一時は、肌寒さを感じた日々もあったが、気象庁の話では、まだ30度前後の残暑日が9月いっぱいはあるという。
 とはいっても、あの酷暑の夏から徐々に解放されているのは確か。その分、気も緩む。医療関係者に言わせると、今夏の猛烈な暑さで、スタミナを失いエネルギー不足(栄養不足)に陥り、体調を崩す人が増えているという。

 東京社会医学研究センターの村上剛志主任は、こう指摘する。
 「今夏の暑さは酷かった。連日の熱帯夜で熟睡できないだけでも体調を崩すが、胃腸の機能が低下した人も少なくない。耳にタコの熱中症。これを防ぐには一にも二にも水分を多く摂るため、胃液も薄まり、胃液の分泌が低下してしまうケースもみられた。胃の機能が低下すれば食欲がなくなり、食事内容があっさりしたものばかりに偏りがち。ビタミン、ミネラルなどの栄養不足が如実に現れ、体調不良の原因につながります。とくにビタミンB1などが不足すると疲れの原因になる。栄養素を考えた食事を摂るように努める必要があります」

 ただでさえ忙しい現代社会、夏の後遺症がなくても、老若男女を問わず日常的に疲れている人は多い。文部科学省疲労研究班が、大阪市など地方都市の15〜65歳の男女3000人を対象にアンケート調査したところ、疲労感を自覚している人は6割(1800人)もいたという。
 同研究班によると「疲れてもなお働き続ける姿が浮き彫りになったが、『疲労』というのは『痛み』や『発熱』と同じように、生体の警告信号と受け止める必要がある」とし、それを無視して働き続ければ、死に至るとまで言うのである。
 「近年はこの『疲労』について、ようやく医学のメスが入り、研究も進んでいます。それほど重要なテーマになってきているわけです。“夏バテ”“秋バテ”と言われる症状も、決して甘く見るわけにはいきません。疲労が溜まり、身体の抵抗力が弱まれば、あらゆる病気に繋がってしまう。できるだけ早く取り除くか、改善する努力を真剣に考える必要があり、研究成果にも注目が集まっています」(前出・村上氏)

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