お仕事お疲れ様です。
8月といえばザリガニ! そう、スウェーデンではザリガニを食べて、陽気に歌って呑んで酔っ払って夏のお祝いをします。
実は私も毎年、ファンと一緒に“ザリガニパーティー呑み会”を開催しています。北欧料理レストランの『リラ・ダーラナ』での早い者勝ちのファンミーティングは、毎年大盛り上がり。一緒に乾杯して、変顔で写真を撮ったり、スウェーデンの乾杯の歌を歌ったり、サインしたりと、他のタレントなら間違いなくやらない宴! この時間は、私にとってのビタミン剤です。
さて、今回ご紹介させていただくのは、この夏、みんなで楽しめるアニメーション。たまには親子で見に行ける作品もいいじゃないですか? もちろんデートや1人でもOK。そう、間違いない面白さで話題の『ペット』です。
飼い主が出掛けた後、ペットたちはいったい家で何をしているのでしょうか?
これは誰もが知りたい永遠のテーマですよね。私はペットを飼っていないけど、友だちの多くは猫を飼っています。朝は“う~ん、寂しいでしょ、寂しいでしょ”なんて言いながら優しく撫でたり、赤ちゃん言葉で“行ってきまちゅ~”と声を掛けてから仕事に出るのだそう。その後で忘れ物に気付いた友だちが家に戻ると、今までに見たことのないような清々しい表情で背伸びしてる飼い猫の姿を目の当たりに…。う~ん、ショック!(笑)。
本当にどんなことを思って、どんな行動をしているのでしょうか。ものすごい悪さをする猫ちゃん、ワンちゃんもいれば、この映画に出てくるマックスのように大切な仕事をしてるペットもいる。ビックリするのは、ドアの前でずっと飼い主を待つことですよね。ちょっとした足音でも帰ってきたことに気付いてくれたり、動物的な本能に驚くことは本当に多いです。
でも、動物の世界にもギャングのボスや、リーダー的存在がいたりする。仲間に入りたくて嘘をついたりしたら動物とはいえ、必ず痛い目に遭いますね。まるで人間の世界と同じ!
この映画には、さまざまなペットが出てきますが、私は猫のクロエがお気に入り。食いしん坊で賢い。インコも可愛くて、最後はその飼い主を見て涙が出ました。そして、バナナマンが日本語吹き替え版で声優を担当! これがいいんです!
暖かい笑いと誰かを抱きしめたくなる時間を、ぜひ一緒に共有してくださいね。
画像提供元:(C)Universal Studios.
■『ペット』
監督/クリス・ルノー、ヤーロウ・チェイニー 日本語吹替キャスト/バナナマン(設楽統・日村勇紀)、佐藤栞里、永作博美、宮野真守、梶裕貴、沢城みゆき、中尾隆聖、銀河万丈、山寺宏一 配給/東宝東和 8月11日(木・祝)全国公開。
■犬のマックスは、ニューヨークで大好きな飼い主のケイティの帰りを1日中待つことが日課になっている。何不自由のない生活を送っていたが、ケイティが里親として大型犬デュークを新たに連れてきたことから、平穏だったマックスの生活は一変する。お互いにライバル視するマックスとデュークが何とか自分が優位に立とうと頑張っていたある日、思わぬトラブルに巻き込まれ迷子になってしまう。果たして、無事にケイティの元に帰ることができるのか!?
LiLiCo:映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS「大様のブランチ」「水曜プレミア」、CX「ノンストップ」などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。
トピックス
もっと読む
-
LiLiCoオススメ「肉食シネマ」
その筋肉、指名してもいいですか?「アクアマン」お仕事お疲れ様です。私はどちらかというとマーベルのアメコミの方が好み。それは、明るくて、カラフルで、どこかおとぼけヒーローが多いから。でも今回、私にしては...
-
LiLiCoオススメ「肉食シネマ」 ★『トランスフォーマー』はここから!「バンブルビー」
お仕事お疲れ様です!『トランスフォーマー』シリーズにハマっている方は多いと思いますが、日本生まれだということを世界のファンはどれだけ知っているでしょうか。でも、このシリーズは新作が公開されるたびに、し...
-
LiLiCoオススメ「肉食シネマ」★これこそがアガサ・クリスティー!
たまには昔懐かしい空気感もいいのでは?アガサ・クリスティーのミステリーで、新年度の忙しさから、ひと時でも逃げましょう!若くてハンサムな探偵チャールズのオフィスに、美しい女性のソフィアが押しかけてきます...