二日酔い常習犯 いつもと違う痛みがあったらあなたは要注意だ!(1)

 秋の深まりとともに、酒飲みにとってはたまらない季節がやってきた。秋風のもとで飲むビール、日本酒、焼酎に旬な味覚が加われば、思わず「もう一杯」となりがちだ。だが“過ぎたるは猶及ばざるが如し”。飲み過ぎで陥る二日酔い(宿酔ともいう)は、不快感このうえない。それを続けていると糖尿病が進み、さらには急性すい炎や脳出血、心筋梗塞などの重大な病気に繋がることを承知しておくべき。“百薬の長”もほどほどが肝心なのだ。

 これは、都内のある電気メーカーに勤務する佐々岡勇さん(45=仮名)の例。
 ご本人は仕事の打ち合わせや取引先との付き合いが普段から多く、週のうち、夜はほとんどが宴席みたいなもの。日曜日などの休日も、自宅や近所の飲み仲間とビールや日本酒をたびたび重ねる“呑兵衛”さんだ。
 「あと一杯!」「もう一杯!」となることもしばしばで、二日酔いの常習犯。だがある日、いつもの二日酔いと思い、特に気にしないまま出勤しようと電車に乗ったが、どこかおかしい。乗車して間もなく頭痛(頭重感)、胸のムカムカ感に襲われ、立ったまま突然意識を失い崩れ落ちるように倒れた。周囲の乗客の応援で最寄り駅から病院に搬送されたが、結果は脳溢血だった。
 幸い佐々岡さんは、軽い言語障害と手足のマヒが残ったものの、現在はリハビリを続けながら、徐々に快方に向かっているという。

 東京・大田区の内科医『井上医院』の井上和義院長はこう語る。
 「私もお酒を飲むのでよくわかるのですが、お酒飲みの人は、少しぐらい体調不良でも“ちょっと飲み過ぎたか”と軽く考えてしまいがち。“すぐ元に戻る。しばらく様子をみよう”と受け流す。しかし、それが危険なのです。重い病気かもしれないし、場合によっては命取りになることもあるので、そこを認識してほしい」

 過去、酒好きの患者を何人も診察してきた井上院長は「例えば、いつもの頭痛と痛みが違うとか、今回は背中に痛みを感じるとか、いつもの二日酔いとの“違い”に気づくことが非常に大事という。体に違和感があったら、少しでも早く近くの医院で受診してほしいですね」と説く。
 ここでいう大事なこととは、「本当にいつもの二日酔いと同じ症状か」を見分けることだ。
 同院長によれば、吐き気や胸のムカムカ感がある人で、胸や背中あたりに痛みがあるなら、すい臓を調べる必要がある。また、体重が3カ月で5キロほど減った場合、糖尿病、消化器系のがんも疑われるので、自己判断はせず、必ず専門医の診断を仰ぐべきと話す。
 特にすい炎は、急性と慢性があって、急性すい炎ならすい臓が溶け、重症だと死に至る。また、慢性すい炎も早く治療をしないとすい臓そのものが“荒廃”してしまい、糖尿病を悪化させ、すい臓がんのリスクを高めることになると指摘している。

あわせて読みたい

気になるキーワード

週刊実話の記事をもっと見る 2011年10月23日のライフスタイル記事

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

ライフスタイルニュースアクセスランキング

ライフスタイルランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

コラムの人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

生活雑貨、グルメ、DIY、生活に役立つ裏技術を紹介。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら