“昭和哀話”「結集セヨ!」広島・ストリップ劇場閉館テンマツ記

 「集結セヨ!! 広島第一劇場」。中国地方最後のストリップ劇場とされる『広島第一劇場』(広島市中区)が1月31日、41年の歴史にピリオドを打った。最終興行を迎えた名門劇場の閉館を惜しむファンの声がSNSで全国に拡散した。常連客に加え、閉館の話を聞きつけた地方からの遠征客に観光客、さらに一連の閉館報道で「ストリップに興味を持った」といったビギナーや女性客が詰めかけ、連日の大入り。中には、かつてこの劇場に出演したことがあるという元ストリッパーの姿もあった。

 同館の閉館が発表されたのは昨年の夏。本来は“諸般の事情”により昨年8月31日をもって閉館される予定だったが、名門劇場の閉館を惜しむ声がファンや出演者の間に広がり、存続を求める署名運動にまで発展。その結果、今年1月末日まで閉館が延長されていたのだ。
 「皆様のおかげで、惜しまれつつ幕を下ろすことができ、今は感謝の気持ちでいっぱいです」
 とは劇場関係者。
 「本当に残念。故郷がなくなったような思いです。広島といえば地方という感じがするけど、ここは劇場といい、お客さんといい、大阪や東京の劇場のような所だったんです。裸よりも、ショーを楽しみに来るお客さんの方が多いんですよ。だから、私たちもやり甲斐がありました」

 最後の香盤(出演表)には、現役トップクラスの売れっ子ストリッパーが顔を連ね、劇場内に「愛してるッ」「ありがとう!」の声援が飛び交う中、いつも以上の熱演を披露していた。そのうちの1人、エキゾチックな踊りで喝采を浴びていた牧瀬茜嬢がこう語る。
 「やっぱり辛いです。閉館を知らずに来られ『綺麗だったよ』『もっと早く来ればよかった』と声を掛けてくださるお客様に、『これで最後なんです』と言うときの切なさは、本当に言葉になりません。楽屋でもみんなで『奇跡が起こらないかしら』って言ってるんですよ。今はこの先、その奇跡が起こるのを信じて一生懸命踊るだけです」

 閉館発表時とは異なり、今回はファンも静かに見送る格好だ。
 「署名運動の有無はともかく、閉館を惜しむファンの声は昨年以上に盛り上がっていました。そこを劇場の方が、今度もまた受け止めてくれたら嬉しいのですが…」(地元のファン)

 昭和と共に時代を彩ってきたストリップ界。ネットではなくライブでのあの臨場感が懐かしい。“昭和哀話”…セピアの灯がまた一つ消えた…。

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