専門医に聞け! Q&A “疲れマラ”の原因は日々のストレス

       

 Q:最近、ときどき夢精します。心も体も疲れているし、セックスに飢えているわけでもないのに、就寝中、性的な夢を見て漏らしてしまいます。どうしてですか。対策法と併せて教えて下さい。(28歳、証券会社勤務)

 A:夢精は、エッチな夢を見て射精する現象です。東洋医学では、元気の源である熱によって、性的に興奮するためにもたらされると考えます。
 これには、二種類あります。一つは、元気ではあるけれど、性的に抑圧され、そのために起こる場合です。

●疲れているのに精神が昂ぶっているのが原因
 10代に集団生活をしていると、マスターベーションも思いどおりにはできません。精液がたまってしまい、それを夢精という現象によって解消するのです。このタイプの夢精は、男性なら誰もが経験しているでしょう。健全な現象です。
 もう一つは、本当は体が疲れていて、元気がないのに起こるタイプです。疲労困憊にもかかわらず、精神だけが昂揚している。そのため、体が熱を持ち夢精が起こる。昔から俗にいう“疲れマラ”です。
 ちなみに、かつて結核が日本人に多かった時代、結核に罹病した若い人に、後者のタイプの夢精がよく見られました。
 ご質問の方の場合、年齢からも、おそらく後者のタイプと考えられます。でも、心配はありません。漢方薬を服用すれば解消します。

●「柴胡加竜骨牡蠣湯」が効果的
 なぜ、疲れているのに精神が昂ぶるのでしょうか。それは、ストレスのためと考えられます。ストレスを受けながら仕事に励む日々を送っていると、体に疲労が蓄積し、精神的にも疲れます。しかし、「ストレスに負けないぞ」という気持ちを持ち続けるからこそ、闘っていられるともいえます。
 後者のタイプの夢精には、漢方薬の「柴胡加竜骨牡蠣湯」がよく効きます。熱を取り、心を鎮めてくれます。
 さらに、胃腸が弱く、冷えを伴っている場合には「補中益気湯」が効果的です。この漢方薬は、胃腸の調子を整え、冷えを改善して元気をつけます。
 この他、夢精とは別に、遺精という現象もあります。これは、高齢者や体が極端に衰弱した場合に希に見られるもので、脊髄疾患によって起こることもあります。エッチなことを考えないのに、精液が漏れます。この場合は「桂枝加竜骨牡蠣湯」が効果的です。
 ご質問の方は、日々ストレスにさらされながらも、仕事に頑張っておられると推察いたします。できれば休日には何もせず、何も考えず、心を休めることをお勧めします。

三浦於菟氏(東邦大学医学部医療センター大森病院東洋医学科教授)
東邦大学医学部卒。国立東静病院内科勤務を経て、中国・南京中医学院、台湾・中国医薬学院に留学。日本医科大学附属病院東洋医学科助教授を経て現職。著書『東洋医学を知っていますか』など多数。

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2011年10月26日のライフスタイル記事

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