平昌冬季五輪 にっぽん選手メダル候補「直前ガイド」

 ついに開幕する平昌冬季五輪。一時は「建設が間に合わないのでは?」と心配された各競技場も昨年末には完成。しかし、韓国内での注目度はイマイチで、チケットの売れ行きは低調。さらに観客や大会関係者の需要をアテにして高額な宿泊料金を設定した地元のホテルは、世界中から“ボッタクリ”と批判を集めた。
 さらに、ドーピング問題でロシアが出場停止。ギリギリになって選手団派遣が決定し、女子アイスホッケーには南北合同チームで参加する北朝鮮、と平昌五輪をめぐる話題は尽きない。
 そんな冬季五輪で、期待の日本人選手の最新情報や裏エピソードを関係者の証言を交えて紹介しよう。メダルを賭けて戦う選手に熱いエールを送る!

フィギュアスケート 男子は羽生・宇野が◎、女子は苦戦

 今や日本のお家芸となったフィギュアスケート。最も人気のある競技といっても過言ではないが、女子シングルの出場枠は前回のソチ五輪の3から2に減少。宮原知子(19)と坂本花織(17)の10代コンビに期待がかかるが、「過去3大会の代表選手と比べて実力的に劣り、今回は厳しい」とはスポーツ紙の五輪担当記者の弁だ。
 「IOC(国際オリンピック委員会)がロシア人選手の個人参加を認め、世界選手権2連覇のメドベージェワ、欧州選手権優勝のザギトワなどメダル候補の選手たちが出場するからです。実力的にいえば、2人の日本人選手は入賞を狙えるレベルで、メダルには自己最高点の演技が必須。ただし、ダークホース的な存在ながら代表の座を勝ち取った坂本選手は、先日の四大陸選手権で初優勝を遂げ、驚くべきスピードで成長しており、この調子をキープできれば表彰台も十分あります」

 コーチとのやりとりがまるで漫才のようで、常に笑顔を絶やさない“花織スマイル”で知られる坂本。だが、トラブルも抱えている。
 「一昨年から右足薬指と小指の間のウオノメに悩まされており、四大陸選手権中に悪化したことを告白しています。それほど負荷がかかる場所ではありませんが、絶好調に水を差しかねません」(フィギュア関係者)

 また、宮原知子は四大陸選手権の前半SPで首位に立ったが、後半FPでの失敗ジャンプが響いて3位に沈んだ。しかも、大会後の会見では「あんまり自信がなくて…」と涙を流した。
 「早くもプレッシャーに圧し潰されたという印象を受けました。非常に真面目な彼女は、メンタルに問題を抱えたまま本番を迎えることになりそうです」(同)

 一方、男子シングルでは連覇の期待がかかる羽生結弦(23)が金メダル最右翼。気がかりなのは、11月のNHK杯の練習中、転倒で負傷した足首の状態だ。
 「ぶっつけ本番なのは不安ですが、滑れる状態だと聞いています。ブランクはありますが、あのレベルのスケーターにはそこまでの影響はないはず」(記者)

 そんなエースに肉薄するのが、史上初めて4回転フリップを成功させ、金メダルを狙えることを証明した宇野昌磨(20)だ。
 「個人的に応援するのは宇野選手。彼がフィギュアを始めたのは、子供の時に名古屋のスケート場で、当時中学生の浅田真央に『フィギュア、やらない?』と誘われたのがきっかけ。浅田がついに手にできなかった金メダルを獲れれば、これ以上感動的なストーリーはありません」(民放の五輪担当ディレクター)

 もちろん、羽生の復活金もドラマチックだ。日本人にとってはいずれも楽しみな展開になりそうだ。

★スピードスケート 99%金確実なあの選手の“感動ドラマ”

 前回のソチでは屈辱のメダル0個に終わり、1984年のサラエボ五輪以来続いていたメダル獲得を逃したスピードスケート陣。今回は一転してメダルラッシュの陣容となっている。
 中でも、女子500メートルと1000メートルで絶対的大本命なのが、選手団主将を務める小平奈緒(31)。2016年10月から国内外レース24連勝中。しかし、そんな彼女を先月、ショッキングな出来事が襲った。
 「1月20日、自宅で亡くなっているのを発見されたソチ五輪の500メートル、1000メートルに出場した故・住吉都選手は、彼女の信州大学の同級生。ライバルであり、それ以上に親しい友人でした。小平は強いメンタルの持ち主ですが、今回の件は相当こたえた様子。今は選手団主将の立場から、気を張ることでなんとか平静を保っていますが、コーチをはじめとするスタッフは、彼女の精神状態を心配しています」(スケート関係者)

 だが、そんな声をよそに、前出のディレクターは、「小平選手が“亡き友に捧げる金メダル”という筋書きは、日本人の感動を一番誘いやすい」と話す。
 確かに、視聴者が喜びそうなドラマではあるが、「仮に金メダル獲得でも、五輪後に休養ならまだしも、引退もありうる」(記者)との懸念も。いずれにしても彼女の動向にしばらく目が離せない。

 また、もう1人メダルを確実視されているのが、8年前のバンクーバー五輪に若干15歳で出場した高木美帆(23)。1500メートルをはじめ、姉・菜那(25)らとのチームで出場するパシュート(追い抜き)でも金メダルの期待がかかる。
 「オールラウンダーの彼女は1000メートルと3000メートルでもメダル候補です。あと、インタビューで『平昌が終わるまでは恋愛禁止』といった内容のコメントをしているように、実は彼氏が欲しくて仕方ないらしい。恋愛解禁のためにも、今大会への思いは並々ならぬものがあるようです」(同)

 ただし、過去最強と称される女子代表に対して、男子は苦戦が予想される。
 500メートルでは3位争いが精一杯。海外との差がさらに大きい中・長距離は8位入賞がやっとという声が大きい。

 ところが、前出のディレクターは「スピードスケートを競技ではなく別の視点から見ること」を提案する。
 「全身タイツのようなウエアは女子選手のボディーラインが出るので、オヤジには別の意味で人気。アレってエロいじゃないですか」
 スケートの、こういう楽しみ方もアリだろう。

★スキー・ジャンプ 高梨の不調は“私生活”が原因?

 正式種目となった4年前のソチで絶対王者として登場しながら、4位に敗れたスキー・ジャンプの高梨沙羅(21)。W杯通算54勝の実績は本物だが、現在は11戦連続未勝利。「金は厳しい」というのが大方の意見だ。
 「技術的な問題はありません。勝てなくなった要因は、ルンピ(ノルウェー)やアルトハウス(ドイツ)ら外国人選手の急激な成長によるところが大きい」(実業団ジャンプ選手)

 これに対して「私生活の変化が不調の原因では?」という別の意見もある。
 「2000万円のベンツを乗り回し、オフシーズンには都内でその姿がたびたび目撃されています。若くして世界の頂点に立ち、周囲からチヤホヤされた結果、天狗になったと言われても仕方ない」(記者)

 実際、スポーツ記者の間では、「態度が悪い」や「傲慢」などの悪評も多い。
 「写真をお願いしたファンに、『肖像権があるので』と断ったのは有名な話です。競技と関係ないイベントに呼ばれた時は、上機嫌で喋るため、芸能班の連中にはウケがいいですけどね」(ディレクター)

 ちなみに“レジェンド”葛西紀明(45)も愛車はフェラーリだが、ファンへの対応は彼女と対照的だ。
 「サインや写真のお願いは基本的に断らない神対応で、マスコミの評判もいい。平昌で上位進出は難しいでしょうが、風向き次第で変わるのがジャンプ競技。銀メダルに輝いた“前回の再現”なんて展開になる可能性もある。それに、個人がダメでも、団体なら男女ともにメダル候補です」(同)

 長野五輪以来、20年ぶりとなるジャンプでの金も夢ではないかも。

★その他の競技 メダル射程圏内の選手はまだいる!

 他の種目にもメダル候補の日本人選手がいる。中でも、ノルディックスキー複合の渡部暁斗(32)は、W杯3連勝と絶好調をキープして五輪に臨む。
 「日本の男子選手ではフィギュアの羽生選手以上に金メダルに近い人物です。彼の弟・善斗(26)も同種目の代表で、世界を席巻した“荻原健司・次晴兄弟の再来”と言われてます。団体もメダル圏内です」(記者)

 そして、過去の大会でも日本人選手の健闘が光るモーグルにも注目選手がいる。昨シーズン、世界選手権初出場で初優勝の偉業を成し遂げた堀島行真(20)だ。
 「攻めの滑りなのでリスクはありますが、大舞台に強いことは昨年の世界選手権で証明しています」(同)

 さらにフリースタイルスキー・ハーフパイプの前回銅メダリスト・小野塚彩那(29)も、金メダルの期待がかかる選手の1人だ。
 「地元の新潟県南魚沼市は、彼女のために約1億6000万円かけてスキー場に国際大会仕様のハープパイプ、体育館にトランポリンなどを設置し、練習環境を整備。遠征費用などもサポートしています」(同)

 昨年のスノーボード世界選手権銅メダル(スロープスタイル)の鬼塚雅(19)もマスコミ注目の的。

 最後に、メダル期待度は大穴レベルだが、女子アイスホッケー「スマイルジャパン」も面白い存在だ。
 「昨年末、金メダル候補のロシアを破るなど調子を上げています。特に正GKの藤本那菜(28)はモデル並みのルックスなのに世界選手権の最優秀GKに選ばれ、NWHLのNYリベターズでも活躍した鉄壁の守護神。彼女を中心としたディフェンスが機能すれば、上位躍進も夢じゃないはずです」(アイスホッケー関係者)

 熱い戦いの幕が切って落とされる。

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