東大卒・金庫番もソッポ! 『大塚家具』久美子社長に「残務処理だね」の声

 大塚家具の大塚久美子社長(50)が「もう、潰れるか、買収されるしかないのよ…」と人目も憚らず、こう言って号泣したのはつい先月のことだ。

 同社は2015年、実父で前会長の大塚勝久氏と久美子社長によるプロキシーファイト(委任状争奪戦)で、お家騒動が明るみとなり、敗れた勝久氏は大塚家具の創業地である埼玉県春日部市に『匠大塚』を設立。大塚家具は久美子社長の下、入店への敷居を下げる“オープン化戦略”に転換していたが、売り上げ減少に歯止めがかからない。
 「久美子社長のカジュアル路線が裏目に出て、2期連続の赤字となった。高級路線からの脱却によって、富裕層の顧客が離れていったのです。経営悪化に伴い、'15年12月期時点で100億円を超えていた現預金は、'18年3月期には10億円まで激減している。無借金経営ですが、かなり厳しい状況と言えるでしょう」(経済アナリスト)

 また、昨年8月以降は店舗売上高も減少が続いている。
 「経営改善に取り組む中、東大卒の財務担当取締役が4月末に退任している。金庫番のキーマンが辞めて、業界内では先行きを不安視する声が強まっています。健康上の問題を理由に辞任したが、いたって健康そうだったので驚きました。しかも同役員は、5月に居酒屋チェーン『塚田農場』『四十八漁場』運営のエーピー・カンパニーの顧問に就任している。財務部門のトップであれば会社の資金繰りや将来性が分かっているため、真っ先に逃げたともっぱらの噂です」(全国紙記者)

 大塚家具は6月、旗艦店『有明本社ショールーム』の改装に伴い、売り場面積の縮小などコスト削減を図り、業績改善に向けて躍起になっている。当面の資金繰りについては複数の金融機関とコミットメントライン(融資枠)を締結し、50億円の借入枠を確保している。
 「この状況で、もし複数の取引先から前金での取引や支払いサイトの短縮を求められた場合、資金繰りが急速に悪化して経営が行き詰まる可能性もある」(経済アナリスト)

 金庫番に逃げられ、自主再建のタイムリミットが迫り、背水の陣に追い込まれた久美子社長。サスペンスドラマの崖っぷちどころではない「もう、残務処理の時期なんじゃないの」の声も聞こえてきた。

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