にっぽん超エロすぎる民話集【鹿児島県姶良郡】「若者組」では男子が男子に性の実技講習!?

 現在は学校がその役割を担っているが、もともと地域社会で若者のコミュニティーの中核を担ったのは「若者組」と呼ばれる組織だった。地域によって名称はさまざまだが、中には「男色が公然と行われているところもあった」と語るのは、鹿児島県姶良郡在住で郷土の風習などに詳しい望月素也さん(仮名・69歳)。
「薩摩地方にも地域ごとに『二才組』や『二才衆』と呼ばれる若者の組織があり、近代まで学校に代わって礼儀作法をはじめ、さまざまなことを教えていたのです」

 言わば先輩が後輩に教えるというもので、親や歳の離れた年長者には聞きにくい「性に関するもの」も知ることができたという。
「分かりやすくいえば、女性とそういう関係になった際、困らないための話も若者組の先輩がアドバイスしていました。ただし、ここでの人間関係は体育会系の部活、いやそれ以上に濃密だったと言われており、それゆえ男性同士の関係に及ぶこともあったわけです」

 これは他地域の若者組でも見られたことだが、表向きはともかく、実際はそこまでタブー視されているものではなかったようだ。
「小姓と性的な関係を持つ武将は多かったですし、中世~江戸時代には『陰間茶屋』という男色専門の風俗もあったほど。特に昔の薩摩は男尊女卑の風土で、典型的な男社会。精神的な繋がりを求め、若者組の先輩が後輩に手を出すことも日常的にあったようです」

 とはいえ、男色専門ではなかったようだ。
「“両刀”が適切な言い方かどうかは分かりませんが、男性同士と女性との関係は別物ととらえていたようです。少なくとも明治まで、こうした濃密な関係が一部の若者組で築かれていたのは間違いないようです」

 藩士同士の絆や忠誠心において、他藩以上だったと言われる薩摩藩。その裏で、若者組による禁断の関係があったと考えると、大河ドラマもまた違った視点で楽しむことができそうだ。

(※風習自体は、現在は行われていません)

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