米中貿易戦争の闇‐①‐中国は「世界の工場」から「世界のゴミ箱」へ

 ここ最近、喧伝される「米中貿易戦争」は「米中覇権争奪戦」の一環だというのは世界の共通認識だ。

 第2次大戦後、世界は『冷戦時代』、別の言い方では『米ソ2極時代』に突入した。この時代は1991年末のソ連崩壊で終わりを告げ、2極のうち1極だけになった。それから始まったのが1992年からの「米国1極時代」で、けん引したのが1990年代から勃興したIT産業だ。

 ところが「1極時代」は08年に起きた「リーマンショック」が「100年に一度の大不況」という大惨事であったため「1極時代」は終わりを告げた。その後に始まったのが「米中2極時代」だ。この戦いの緒戦は、15年3月までは中国有利だった。

「今年の9月27日に国連総会に出席したトランプ大統領は、国連安保理事会後の記者会見などで、中国のウイグル族弾圧の強権政治を批判し、ハッカー攻撃による情報の盗取についても触れています。日米首脳会談後に出された『日米共同声明』の最重要課題は『第6項』にあります。ここで《日米両国は、第3国の非市場志向型の政策や慣行から日米両国の企業と労働者をより良く守るための協力を強化する》とあり、ここでいう第3国とは中国を指しています。現在、米国内において、軍事技術盗取の中国人スパイを次々と摘発し、中国軍に直結する取引をしていた個人や企業の口座を凍結しています。欧米、とりわけ英仏独、スイスの銀行も処罰されており、西側の銀行は、中国との取引に慎重となっているのです。こうしたことから中国の経済はマイナスに転落する危機をはらみ始めました」(日本人エコノミスト)

 このままでは「世界の工場」から「世界の市場」にまで上り詰めた中国は「世界のゴミ箱」となってしまうのだ。これが日本に急接近してきた理由である。

 そんな中、安倍首相は10月25日から27日にかけて、7年ぶりに中国を公式訪問した。これに先立ち、菅官房長官は18日、「パンダの来日が実現すれば喜ばれる」と、新たなパンダを迎える可能性を示唆していたが、くれぐれもパンダに目がくらみ、中国に接近し過ぎないように願いたいものだ。

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