北朝鮮 金正恩委員長「破滅か半島統一か」崖っぷち

北朝鮮 金正恩委員長「破滅か半島統一か」崖っぷち
(提供:週刊実話)

 「頭の中の8割は北朝鮮で占められている」と評される韓国の文在寅大統領に国民が憤慨している。大統領の弾劾を求める青瓦台(大統領府)への国民請願が、5月27日に要回答基準のラインである20万人を超えた。回答期限が30日以内という規定の関係上、青瓦台は、6月下旬には文氏弾劾に関する答弁をしなければならない。

 「日韓間にある『徴用工問題』なんて国民はもちろん、メディアの誰もが知らなかったのです。それが文政権に交代した途端、いきなり問題が噴出しました。これは現政権が北朝鮮と繋がっている証拠です。韓国の国民は『このままでは本当に北朝鮮に吸収されてしまう』と危機感を抱いているようです。早く韓国から逃げたいと思っている国民は多いですよ」(大手紙元ソウル特派員)

 国民の不満が爆発している一方で、文氏の南北統一プランが狂い出してもいるようだ。
「文氏は外交政策における優先順位の筆頭に『南北関係改善』を置き、そのために米国と中国などの大国を相手取って『バランス外交』を展開。各国から統一に向けての協力を取りつけるというのが文政権の狙いでした。しかし、米国は文氏を北朝鮮との橋渡し役に指名しましたが、使えない人物になってしまったことに怒り狂っています。この点に関しては金正恩党委員長にしても同様の思いで、南北統一が遠ざかっています」(北朝鮮ウオッチャー)

 そんな折り、ひょっこり南北境界線にある板門店(パンムンジョム)に姿を現したのが、金正恩党委員長の実妹の金与正朝鮮労働党第1副部長だ。

 「正恩氏が6月12日、韓国の今は亡き金大中元大統領の妻・李姫鎬さんが10日に死去したことを受けて、遺族に弔意文と弔花を送りました。これを韓国側に伝達しに訪れたのが与正氏で、韓国政府関係者と15分ほど会談したようです」(同)

 「李姫鎬夫人は特別の人だ」というメッセージのみで、与正氏は正恩氏から文大統領宛ての書簡は持参していなかった。

 「かつて韓国側は、金正日時代に現代グループの鄭周永名誉会長を通じ、南北会談実現の裏で530億円も貢いでいたのです。正恩氏はそれを再度実行すれば、『ソウルに行ってやる』、『南北統一も考えてはやる』と、暗に伝えたいのでしょう」

 正恩氏が文氏にそう迫るのは、北朝鮮が対外的に追い詰められている現状がある。

 昨年から今年にかけて、正恩氏は中国、韓国、米国、ロシアの国家元首と会談して北朝鮮の最高指導者として国際的に一定の評価を得てきたが、昨年の米朝首脳会談以降、非核化には大きな進展は見られていない。

 それどころか、「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」交渉は、ハノイの米朝首脳会談の決裂で振り出しに戻ってしまった。

 もし今後、核実験とICBM(大陸間弾道ミサイル)の実験を1度でも強行すれば、米朝関係もトランプ氏と正恩氏の関係も白紙に戻る。

 「最悪、米国は軍事攻撃に出る可能性もあります。そうなると北朝鮮は終わりでしょう」(軍事アナリスト)

 裏を返せば、正恩氏がこれまで使ってきた“暴走”カードはしばらく切れない。結果的にトランプ氏によって正恩氏の“瀬戸際外交”は封じ込められているのだ。

 「ただ、北朝鮮軍や軍需産業の関係者は、非核化に強く反発していると言われています。そのため現状の正恩氏に不満を抱いている軍の反発行動が、エスカレートする恐れが出てきているのです。正恩氏が4月の最高人民会議で、新首相や国務委員会の幹部に軍事・軍需部門に精通した人物を登用したことからも、軍部の掌握に躍起になっている様子がうかがわれます」(同)

 北朝鮮では食糧不足が深刻化したことで、国民の間でも正恩氏への不満は高まっている。

 世界食糧計画の報告によると、人口の約4割に相当する1000万人以上が、深刻な食糧不足に直面しているという。
「経済制裁が『兵糧攻め』のように利き、外貨不足で家畜の飼料、農業用の種子や肥料が入ってこないため、食糧が確保できていないのです。軍に入れば食えるというのも、今や昔の話で、盗みをして食いつなぐような兵士もいますからね」(前出・北朝鮮ウオッチャー)

 また、現在の北朝鮮は、闇市場が拡大したことによって「西側の情報がドッと入り込み、これまでの国民への洗脳は崩れ始めている」という。

 国際社会における中国の弱体化を目の当たりにした正恩氏は、ロシアのプーチン大統領に泣き付き、トランプ氏への「制裁解除」の橋渡しを懇願したが、5月3日の米ロ首脳電話協議では、段階的な非核化や早期制裁緩和を唱えるプーチン氏に対し、トランプ氏は「ロシアが圧力を強化し続け、非核化につなげることが必要だ」と突っぱねた。

 「各国元首との会談で何の成果も挙げられず、食糧難で配給すらも受け取れないことに国民の不満は爆発寸前ですから、国内情勢はかなり厳しい状況に追い込まれていることは確かです」(同)

 国民を抑えきれなくなり暴走カードを切って破滅するか、文在寅氏に乗っかって南北統一の道を進むのか…金委員長は、崖っぷちに立たされているようだ。

あわせて読みたい

週刊実話の記事をもっと見る 2019年6月25日の社会記事

\ みんなに教えてあげよう! /

新着トピックス

社会ニュースアクセスランキング

社会ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

国内の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

国内に起きた最新事件、社会問題などのニュースをお届け中。