令和の怪物・佐々木朗希に「侍ジャパン」3月デビュー浮上

 ロッテからドラフト1位指名を受けた“令和の怪物”こと佐々木朗希(18)の育成は、「温室でゆっくり」とはいかないようだ。野球日本代表の侍ジャパンが、そこまで待っていられない状況にあるからだ。
「プレミア12の一次リーグは、色々な意味でショックな報告が多すぎて」(球界関係者)

 稲葉篤紀監督(47)率いる侍ジャパンが、一次リーグ3試合を全勝で1位突破した。先制され、主導権を握られる試合もあったが、世界ランキング1位の実力通りの結果となった。

 しかし、深刻な事態も露呈した。今のままでは「客を呼べない」のだ。
「台湾が舞台とはいえ、もうちょっとお客が入ると期待していたんですが…。観客は、ベネズエラとの初戦が3868人。プエルトリコとの第2戦は4209人。地元・台湾との第3戦は2万人以上入りましたが、NPB関係者たちは『もっとお客を呼べたはず』と悔しがっていました」(同)

 もっと呼べたとする理由は、テレビ放送にある。台湾のスター選手、陽岱鋼(巨人)がらみで、日本のプロ野球中継は台湾でも放送されてきた。これは日本ハム時代からのことで、巨人に移籍後も、「巨人戦」「パ・リーグ6球団」、そして、今季日ハム入りした“大魔王”こと王柏融の力で、NPB中継は人気チャンネルとなっていたからだ。
「ベネズエラとプエルトリコ戦の観客動員で、野球人気が広がっていないとIOCは判断するでしょう。これでは野球の正式競技への復活は叶いません。日本国内での観客動員数、ならびにテレビ視聴率もイマイチです」(同)

 ここで関係者が期待するのが、佐々木の「侍ジャパン待望論」だ。夏の甲子園大会前、NPB関係者たちは「全国デビュー前なのに163キロを投げる怪物」の人気と将来性に着目していた。この人気に便乗して「侍ジャパン本隊は無理でも壮行試合の12球団代表チームに入れたい!」と“人気打開策”を考えていたのだ。
「連投できない未完の体、体力不足が、甲子園予選やU−18大会ではっきりした。でも、問題となったのは、たかが血マメで、肩、肘に問題はない。キャンプ、オープン戦を上手に乗り切れば、壮行試合で少し投げるくらい、非現実的ではない」(ベテラン記者)

 数年後を見据えて若手を代表入りさせるのは、サッカー日本代表の久保建英しかり、スポーツの世界では珍しいことではない。心躍らせるファンも多いことだろう。ここに、まだ20歳の日ハム・清宮幸太郎が加われば鬼に金棒と、関係者は算盤を弾いている。

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2019年11月20日のスポーツ総合記事

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