安倍政権「コロナ対策迷走」の元凶は西村おしゃべり経済再生担当相

安倍政権「コロナ対策迷走」の元凶は西村おしゃべり経済再生担当相
(提供:週刊実話)
       

 一連の新型コロナ対策をめぐっては自民党の決定機関で決めたことが、いとも簡単にひっくり返された。安倍政権の求心力が衰えたと陰口を叩かれた30万円給付案、遅すぎた緊急事態宣言発令、いまだ大半の国民に届かない『アベノマスク』など、ことごとく裏目に出る始末で迷走ぶりが際立っている。

「コロナ禍などの国難の際、危機管理は通常、官房長官が陣頭指揮を執る。それが初入閣の西村康稔経済再生相がほぼ全権を握って指揮していることが異常だ。案の定、『これが迷走の元凶では』との批判が官邸や自民党周辺で吹き出していますよ」(全国紙政治部記者)

 西村経済再生相は新型コロナ対策担当相を兼務しているが、国の根幹を揺るがす緊急事態下では荷が重すぎるのではないか。

「2011年の東日本大震災時、福島原発事故に直面した菅直人政権を八面六臂で支えたのは当時の官房長官、立憲民主党代表の枝野幸男氏です。不眠不休でコロナ対策と闘う吉村洋文大阪府知事をネットでは『#吉村寝ろ』というツイートで応援しているように、当時は『#枝野寝ろ』のツイートで溢れかえった。今日の枝野氏が野党第1党代表の地位であるのも、官房長官時の働きがあってこそ。また80年代、中曽根康弘首相の懐刀となった官房長官は後藤田正晴氏です。元警察庁長官の後藤田氏は『カミソリ』とまで称された切れ者だった」(同)

 後藤田氏は、旧ソ連のスパイ疑惑であるレフチェンコ事件や三原山噴火による住民の全島避難などで抜群の危機管理能力を発揮し、中曽根政権の支持率アップに貢献した。要は日本では国家非常時、常に有能な官房長官が政治の要となり、国を救ってきたのだ。

 ところが、数々の修羅場を切り抜けてきた菅官房長官の影は新型コロナ禍では薄い。その代わりに朝から晩まで“ドヤ顔”で登場するのは、元経産官僚で大臣若葉マークの西村経済再生相だ。どんな人物なのか。

 西村経済再生相は兵庫県明石市生まれの57歳。幼少から頭脳明晰。灘高から東大法学部、経産省と歩んできた超エリートだ。’00年、兵庫9区から無所属で衆院選に出馬したが、落選。3年後、同9区から再度無所属で立候補し初当選。翌年、自民党入り。6回当選を果たしている。

「’17年には安倍首相のお側役、内閣官房副長官に抜擢され、昨年初入閣した筋金入りの安倍チルドレンです」(民放政治担当記者)

 西村経済再生相は若い頃から野心家でもあった。

「自民党が麻生政権で旧民主党にボロ負けした’09年、自民党では総裁選が行われた。その際、谷垣禎一、河野太郎の両氏と共に総裁選に出馬し、『WHO西村?』として初めて認識された。言い方を変えれば、入党5年で総裁選に名乗りを上げるほどの目立ちたがり屋なんです」(ベテラン記者)

 野心の一端なのかもしれないが、西村経済再生相は自治大臣を務めた故吹田幌衆院議員の娘と結婚している。吹田氏は晩年こそ自民党を離れたこともあったが、自民党時代は安倍首相の祖父・岸信介元首相の政界復帰に尽力したり、安倍首相の父・安倍晋太郎外相の首相就任を目指し奔走するなど安倍家とは昵懇の仲。

「西村氏には危うい噂も飛び交っています。’12年のベトナム出張時、現地の女性を買春した疑惑を週刊誌にすっぱ抜かれたが、西村氏側は完全否定で真相はウヤムヤです」(夕刊紙記者)
首相秘書官のマリオネット

 さらに’18年7月、赤坂議員宿舎で開かれた『赤坂自民亭』と称する自民党議員の酒宴でのこと。当時、安倍首相は総裁選3選出馬の腹を固め、景気づけの酒宴が赤坂議員宿舎で開かれた。

「酒宴日に西日本で11万人が避難、死者200人以上を出した大豪雨が発生した。当日、宴会の模様をツイッターでアップしたのが、西村氏。『軽率』と非難ゴウゴウでした」(同)

 経済再生相、コロナ対策担当相への抜擢は安倍首相への忠誠度もあるだろうが、それ以上に大きいのは安倍首相の絶対的信頼を勝ち得ている経産省出身で総理秘書官兼補佐官の今井尚哉氏のバックアップがあるからだ。菅官房長官と今井氏は安倍側近争いを繰り広げ、これまで菅官房長官が常にリードしてきた。しかし、最近は様相が違ってきた。

「昨年の組閣で菅氏が押し込んだ側近の河井克行法相や菅原一秀経産相が相次いで選挙違反疑惑で辞任。また、菅氏側近の和泉洋人首相補佐官と厚労省の大坪寛子官房審議官の不倫疑惑…。これで菅氏は完全に首相から敬遠され、代わりに台頭してきたのが今井氏自身と今井氏の“マリオネット”西村氏です」(同)

 政界消息筋が続ける。

「西村氏には『おしゃべり大臣』のあだ名がある。最たるものはコロナ緊急事態宣言が出る直前に『宣言まもなく発令』と報道やSNSで拡散した事。本人は完全否定しているが、その火元が西村氏と疑われ、陰口で『おしゃべり大臣』のレッテルを貼られている。また、コロナ対策で汗をかく吉村大阪府知事へは大阪モデル出口戦略を“口激”し、庶民の反発を受けるなど相変わらずの軽さに評判は悪い」

 背後に西村経済再生相を操る経産官僚群の姿がチラついているが、

「自民党内では西村氏がポスト安倍となることを警戒する声も出始めた。菅官房長官らは今井首相秘書官を頭とする経産省軍団への反撃に真剣に動き出したともっぱらです」(同)

 口は禍の元。

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