専門医に聞け! Q&A ストレス性うつ病の“撃退法”

 Q:先々月、会社から自主退職の打診があり、それがきっかけで、うつっぽくなりました。心療内科を受診したら、軽度のうつ状態と診断され、抗うつ薬を処方されました。それを服用して気分は回復してきましたが、今度は便秘になり眠気にも襲われます。勝手に薬を止めてよいでしょうか。なお、自主退職の問題はその後、消滅しました。(32歳。運送会社勤務)

 A:経過をお聞きした範囲で判断すると、本格的なうつ病ではないでしょう。リストラの話にショックを受け、気分が落ち込んだものと思われます。
 リストラを迫られている状況で、朗らかな気持ちでいられる人はいないでしょう。うつ的になるのは心の正常な反応なのです。ですから、抗うつ薬を服用しなければならないようなレベルとは思えません。
 幸いにもリストラの話は消滅したとのこと。また、うつ状態はかなり良くなったとはいえ、他にさまざまな症状があるわけです。それらを勘案すると、抗うつ薬の服用は止めたほうがよいでしょう。

●楽しいことを予期しよう
 そして、ポジティブに生きることを心がけるようお勧めします。ご質問の方は、会社に勤めている限り今後また同じような問題が起こらないとは限りません。それに対して、具体的に対策を講じることも一法です。
 気持ちの面では、開き直りも必要でしょう。「リストラをするならしてみろ」と強い気持ちを持つこと、あるいは「人生なんとかなる」と、引いて考えると、心が楽になります。
 物事を前向き、肯定的、楽観的に捉えることが非常に重要です。
 また、日々の心のコントロールとしては、面白いこと、楽しいことを予期するだけで免疫力が上がり、うつ状態や疲労を改善できるという、アメリカのカリフォルニア大学の研究報告もあります。
 この研究は、16人の男性にお笑いのビデオを見せて、そのときの体内のホルモンの状態を調べました。
 その結果は、ストレスがあるときに分泌されるホルモンのコルチゾールの量が39%減少し、逆に免疫力を高めるとされる成長ホルモンが87%も上昇しました。
 さらには、事前に「面白いビデオを見せる」と伝えられていた男性では、見る前から、こうしたホルモンの変化が見られたそうです。
 いずれにせよ、心からリラックスできる方法を持っておきましょう。私事ですが、温泉が趣味で、温泉に入るととたんに便意を催します。それはパブロフの犬のようですが、反射的に心がリラックスするのでしょう。

岡田研吉氏(玉川学園・岡田医院院長)
東邦大学医学部卒。ドイツ留学中に東洋医学に関心を持ち、帰国後、国立東静病院で漢方を学ぶ。独自の漢方処方で生活習慣病などに成果を上げている。著書『さらさら血液が長生きの秘訣』など多数。

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