異常気象と「ハイエイタス現象」の関係

       

 もはや珍しくもないゲリラ豪雨に、昨今頻繁に発生する竜巻、猛暑から一転した豪雪…。これら異常ともいえる気象の原因は温室効果ガスの高濃度化による“地球温暖化”が主因ではないかといわれている。
 「異常気象にはいろいろな要因が混ざっており、温暖化だけが原因でないところが非常に難しい。それでもスーパー台風などに代表される異常気象による災害を防止するため、世界は温室効果ガスの抑制に必死なのですが、温室効果ガスの濃度は上がり続けているのに地球の気温上昇が止まるという、摩訶不思議な現象が起きているのです」(気象ジャーナリスト)

 地球は20世紀後半に入り地表全体の平均気温が上昇、2001年以降10年間の平均気温が1961~1990年の平均に比べ、約0.5℃も高くなった。ところが21世紀に入ると気温上昇率は10年あたり0.03℃とほぼ横ばいになったという。この停滞状態を気候の『ハイエイタス』と呼ぶのだが、これまた原因は解明されていない。
 「ハイエイタス現象の原因として、『太陽活動が不活発な周期に当たっている』あるいは『成層圏で水蒸気が減っている』などの諸説が唱えられました。しかし、最新の全球気候モデル群による気候変化シミュレーションを解析したところ、ハイエイタスは一時的な気候の自然変動である可能性が高く、700メートル~2000メートルの海洋の深い層が熱吸収を強めて気温上昇を防いでいると考えられるようになりました。つまり、温室効果によって地球を暖めようとする熱が海洋の深層に逃げていくため、地表の気温が上がらないのです」(東大大気海洋研究所)

 一時的なものである以上、やはり温室効果ガスの抑制に努めることを怠ってはならないだろう。

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2014年1月31日の社会記事

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