坂井オーナーへの罵声で急変 阪神・金本監督のサプライズ(2)

 今回の“和田降ろし”は、'11年の真弓明信前監督退任劇に似ている。球宴後、球団要人が真弓監督と来季の補強策を話し合い、続投を示唆。終盤戦のチーム失速を受け、「ファンが許さない」のメディア論調が踊った。当時を知る関係者の一人がこう続ける。
 「真弓体制の失敗として報告された懸案の一つに新任のコーチが多かったことが挙げられました。結果的に、選手への指示が甘くなったと。和田体制でコーチ経験豊富な年長者を加えたのはそのためでした」

 次世代の指導者を育てる意味合いも含め、招聘されたのが平田二軍監督。西武ライオンズが潮崎哲也二軍監督の昇格に動き出したように、「二軍での指導者経験を生かして」の流れを作る可能性もある。しかし、南社長は「可能性」より「確実性」を求めるという。
 「監督経験もあり、優勝の実績があるのは岡田元監督です。岡田監督は'08年、13ゲーム差を巨人にひっくり返された責任を取って退団しましたが、その後の言動が、ちょっと…。スポーツ新聞でコメントを求められると、必ず現場、フロント上層部を批判してきました。岡田元監督を煙たがっているスタッフも少なくありません」(前出・関係者)

 昨今の岡田発言はビミョーに内容が変わってきている。「今成を攻撃的2番で固定し−−」「今はゲーム差を縮めるだけでいい。終盤戦の勝負どころでは−−」など、監督のような建設的な意見を続けている。
 本人も復帰に色気を持っているのだろう。
 「岡田元監督の欠点が、もうひとつ。とにかく頑固です。意見対立したら絶対に折れない。南社長も頭を抱えていた一人ですが、優勝を意識するならば、岡田氏復帰の方向で中村GMと話を進めるのでは」(同)

 ただし、6年前にクビにした仇敵を“全面降伏”で迎え入れるつもりはない。将来の指導者として、金本、矢野のいずれかも入閣させ、その教育係も託す。その見方では「金本よりも矢野」だという。
 「金本を迎えるときは、フロント、親会社が一体となっての監督要請。コーチ業で地味に勉強させるわけですから、捕手出身の矢野が先になると思う」(同)

 岡田元監督の復帰で一本化できなかった場合、平田二軍監督の昇格か、金本で冒険する空気が作られていくだろう。
 「昔と違うのは、株の関係でそのまま阪急の方が強くなっていることです。なので、中村GMを切って一気の若返りだってあり得ます。球団はソノ気でも、実は岡田さん自身のホンネは現場復帰に消極的と聞くし、掛布DCの待遇にしてもスキャンダルを恐れてもたつくようなら、オーナーの鶴の一声『金本!』があっても不思議ではありませんよ」(阪神球団OB)

 ファンに罵倒されて気持ちが揺らいでいるのだろうか−−。ともかく、本社の都合でトラの命運が左右される図式は変わらない。

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2014年9月27日のスポーツ総合記事

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