巨人阿部一塁手転向決定も、打撃に専念できない理由

 3年連続のリーグ優勝を決めながら、日本シリーズ進出を逃した原巨人がチーム改造に着手する。正捕手の阿部慎之助(35)を一塁手に完全コンバートさせるという。その目的は打棒復活だが、チーム内外から早くも「大丈夫かよ!?」の声が出始めた。
 「後継の正捕手候補は小林誠司(25)です。しかし、FA権を行使した相川亮二に興味を示している。小林1人で1年を乗り切るのは不可能だと思ったからでしょう。ですが、来季39歳を迎えるベテラン捕手の獲得に驚いた関係者も少なくありません」(スポーツ紙記者)

 今オフFA市場の一番の目玉であった金子千尋(31)は米球界へ挑戦。働き盛りの好捕手炭谷銀次郎(27)も西武への残留を表明した。金の使い所が「相川しかいない」という現実になってしまったわけだ。だが、問題は阿部が一塁手転向後、本当に打撃復活できるかどうかである。
 「他球団の正捕手は『打撃は二の次』ですが、阿部は打撃力を買われて正捕手に上り詰めたタイプです。近年の巨人打線は阿部を中心に編成されてきたので、打撃力が復活しないとなれば、チームの根幹が崩れてしまう」(同)

 来季の巨人の打撃部門は、総合コーチへ昇格した村田真一前打撃コーチ(50)が継続して統括する。兼任コーチとなる高橋由伸(39)が選手を指導する場面も増えそうで、打撃復活の手助けになるはずだが…。
 「今季、実質的な打撃コーチは原監督でした。来季も、原監督が『打撃兼任コーチ』も同然に、選手を指導することになる」(球界関係者)

 確かに、原監督は阿部以外にも打撃不振に苦しんだ村田修一、長野久義、坂本勇人らを熱血指導してきた。だが、その効果はチーム打率2割5分7厘(リーグ5位)が証明する通り。とはいえ、コーチ一年生の高橋由、本来ならばバッテリー部門が担当の村田コーチに『強力打線の復活』を託すのは無理な話である。
 「阿部はチームの四番も務め、長く高い打撃成績を残してきた経緯もあります。打撃練習に専念する時間ができれば大丈夫。本人次第ですよ」(プロ野球解説者)

 とはいえ、一塁手になったとしても、阿部は打撃に専念できそうにない。捕手は通常の守備練習以外にも、投手との配球確認など、やらなければならない仕事が多い。捕手を外れて一塁手になれば、打撃練習に割く時間は自ずと増えていくように思える。だが、実際は違う。巨人の一塁手は“特殊”なのだ。
 「詳細は言えませんが、巨人は一塁手が守備体制のサインを出すチームなんです。阿部は捕手出身とはいえ、新しい守備体制のサインを覚え、かつバッテリーのそれとはタイミングが異なる『間』も習得しなければなりません。守備練習は捕手時代よりむしろ増えるのではないか…」(前出関係者)

 原監督の指導も独特だ。天才バッターが後輩を指導する際、擬態語を加えた言い回しが多いというが、原監督も例外ではない。また、熱心さが悪い方向に出て“教えすぎてしまう”短所もあるそうだ。
 来春のキャンプでは、阿部は新しい守備体制のサイン習得に加え、原門下生としてバットを振ることになる。ひょっとしたら、原監督の独自指導で“知恵熱”を出すなんてことにならないだろうか。

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2014年11月13日のスポーツ総合記事

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