巨人、阪神、ソフトバンクの現場人事をかき回した星野氏の“お願い”

 今年のプロ野球日本シリーズは、福岡ソフトバンクホークスの大団円で幕を閉じた。しかし、ソフトバンクはクライマックスシリーズ直前に秋山監督の退任が報じられる異例事態が起こっていた。ソフトバンクがなぜそんな時期に監督退任を報じられたのか。そこには、日本シリーズで敗れた阪神、さらには巨人をも巻き込んだ、球界の現場を去る大物からの降りかかった難題が引き金になっていたのだ。
 「10月26日の第2戦試合前、星野さん(仙一=67)がソフトバンクの王貞治会長(74)を訪ねています」(在阪記者)

 星野氏は他意のないことを強調し、甲子園を後にしたが、実際は違う。シリーズが始まる前から“暗躍”していたのである。
 「星野氏は何かしらの肩書を持って、楽天フロントに残ることになっています。大久保博元監督の就任が正式決定されるのと前後して、各コーチは今後の去就を星野氏に相談していました」(球界関係者)

 佐藤義則前楽天投手コーチ(60)、同じく、鈴木康友前内野守備走塁コーチ(55)が今季限りで楽天を退団することを星野氏に相談している。佐藤前コーチは星野政権時の右腕的存在、鈴木コーチとは中日時代からの付き合いである。星野氏はシリーズ前からこの2人をソフトバンクに売り込んでいた。一般論として、星野氏クラスの大物のお願いとなれば、相手は断らない。しかし、ソフトバンクの対応は違った。
 「曖昧な返答ばかりなので、おかしいと思ったんでしょう。そんな星野氏の怪訝な様子が報道陣に漏れ、秋山幸二監督の退団が予定よりも早く報じられたんです」(同)

 星野氏が王会長を訪ねたのは、佐藤、鈴木両コーチの去就に関する最終確認と見るべきだろう。王会長は工藤公康新監督(51)の望む人員でコーチ編成を進めるつもりでおり、改めて佐藤、鈴木両コーチを推薦されて「待ってくれ。相談してから」と伝えたという。事実、工藤監督の就任会見直後に、重要ポイントとなるソフトバンクの新投手コーチには吉井理人元日本ハムコーチ(49)の招聘も発表している。吉井新コーチは工藤監督と共に筑波大学大学院で学んでいる間柄。ダルビッシュ、田中将大を育てた佐藤前コーチの手腕はソフトバンクにも魅力的だったが、先に工藤監督の要望を優先したというわけだ。しかし、こんな情報も交錯している。
 「星野監督が声を掛けたのはソフトバンクだけではありません。阪神、巨人にも話を持ち掛けたようです」(同)

 仮に阪神が佐藤コーチの推薦を即答で受け入れていれば藤浪晋太郎(20)が、巨人ならば菅野智之(25)が、それぞれ成長を促されるであろうと期待されたに違いない。鈴木コーチも第一次原政権を支えた実績がある。阪神と巨人が、星野氏のお願いに対して即答で受け入れなかった理由は…。
 「星野氏は三木谷浩史オーナーから『大久保を宜しく!』と直接頼まれています。でも、肩書だけの名誉職で楽天フロントに残るのは不本意としており、チーム編成に関わることのできるシニアディレクターか、ゼネラルマネージャー職を強く要望しています。三木谷オーナーとの駆け引きで、佐藤、鈴木両コーチを他球団に売り込んだとも見るべき」(ベテラン記者)

 日本一の実績を引っ提げて誕生した工藤ホークス、来季は球団創設80周年を迎える和田阪神、CS大敗で揺れる原巨人。いずれも少しの隙間から楽天のお家騒動に巻き込まれた形だ。いずれにせよ、そのわずかな隙に入り込んでいこうとする星野氏は、球界に及ぼす影響力が未だに並大抵ではなさそうだ。

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2014年11月14日のスポーツ総合記事

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