話題の1冊 著者インタビュー 二宮清純 『最強の広島カープ論』 廣済堂出版 800円(本体価格)

 −−近年『カープ女子』が話題になるなど、広島カープの人気が高まっています。その理由は何だと思いますか?

 二宮 第一に2009年に『MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島』が完成してお客さんが増えたことが挙げられますね。この球場は総天然芝で開放感もあり、足を伸ばして観戦できる『寝ソベリア』シートを設置するなどアミューズメント性が高いのが特徴です。「もう一度球場に行ってみたい」というリピーターがかなり増えましたね。また、一昨年から2年連続Aクラスに入るなどチームが力を付け、優勝への期待が高まってきたことや、菊地、丸といった日本代表クラスの選手の台頭でさらに相乗効果が高まったことも人気押し上げの理由でしょう。

 −−今年は黒田博樹、新井貴浩の加入などがありましたが、後半戦に向けてのキーマンは誰になると思いますか?

 二宮 やはりエルドレッドでしょうね。序盤戦は投手陣は安定していたのですが、打線がうまく機能しなかった。特に4番が固定できなかったために得点力が上がらなかった。しかし、去年のホームラン王であるエルドレッドがケガから復帰したことで、それらが解消できるかどうか…。

 −−日本人選手はどうでしょう

 二宮 大瀬良投手でしょうね。シーズン当初からいいピッチングはしていたのですが、打線の援護が得られず、なかなか勝ちが付かなかった。彼に勝ち星が増えればローテーションも安定してきます。もともと、力のあるピッチャーです。十分巻き返しも可能でしょう。

 −−今後のセ・リーグの展開をどう見ていますか? また、ズバリ、カープ優勝の可能性は?

 二宮 シーズン前にキャンプなどを見て、今年のセ・リーグは混戦になるんじゃないかと予想していました。実際、始まってみたらBクラスが予想されていたDeNAが首位争いを演じ、反対に優勝候補の一角とみられていた阪神がもたついています。6チームの差が縮まってきているんですね。後半戦もこの混戦は続くと思います。カープはスタートダッシュに失敗し、出遅れてしまった。また、セ・パ交流戦も過去10年間で勝ち越した年が2回しかなく、苦手としています。

 −−と言うと、優勝は厳しい?

 二宮 うーん、どうでしょうか?(笑)。勝負は8月から9月だと思います。ただ優勝争いの前提条件として交流戦後に首位と5ゲーム差以内にはしておきたいですね。
(聞き手:程原ケン)

二宮清純(にのみや せいじゅん)
1960年、愛媛県生まれ。スポーツ紙や流通紙の記者を経てフリーランスのスポーツジャーナリストとして活躍。現在、株式会社スポーツコミュニケーションズ代表取締役。少年時代からのカープファンで、プロ野球関連の著書多数。

あわせて読みたい

週刊実話の記事をもっと見る 2015年6月20日の芸能総合記事

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

芸能総合ニュースアクセスランキング

芸能総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

芸能の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

話題の芸能人のゴシップや噂など最新芸能ゴシップをお届けします。俳優やタレントやアイドルグループなどの情報も充実。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら