ドキュメント映画化決定 インドネシアでの五輪真弓『心の友』の人気ぶり

 東南アジアの大国インドネシアの大半の人といっても過言ではないほど、津々浦々の老若男女に等しく愛され、歌い継がれている日本の歌がある。それは五輪真弓(64)の『心の友』で、地域の集会やイベントなど歌を披露する機会があれば必ずと言っていいほど誰かが歌い、“第2の国歌”とまで言われている。
 「1982年に五輪真弓の日本でのコンサートで『心の友』を聞いたインドネシア人のラジオ関係者が、帰国後の翌年に放送したところ人気が出て、'85年頃には大ヒット曲となった。その後、音楽番組で頻繁に流れ、中学校の音楽の授業で課題曲にもなったのです」(現地特派記者)
 もっとも、インドネシア人も歌詞を理解していたわけではなく、曲調が琴線に触れたことがヒットの理由とされている。

 そんな“歌詞は知らないが大ヒット”という『心の友』の生い立ち、ヒットの歴史と背景を、関係者や五輪真弓本人のインタビューなどで構成するドキュメンタリー映画が、インドネシア人の手で製作されることになった。
 タイトルはそのものズバリの『MAYUMI LOVES INDONESIA(真弓が愛するインドネシア)』。
 「'86年に五輪真弓がジャカルタを訪問しコンサートのステージに立った時は観衆が戸惑いました。あの透き通るような美しい歌声から想像していたお姫様のような顔とは、印象が異なっていたのが理由なのです。歌い始めてようやく、誰もが本人の声と納得したのを覚えています」(インドネシア在住日本人)

 映画の製作者は「この映画を通して『心の友』の歌詞の意味、込められたメッセージなどをインドネシア人に伝えたい。そうすることで、さらに多くの若いインドネシア人にこの歌を歌い継いでほしい」としている。
 日本人としてもぜひ、歌詞を味わいながらじっくり聴いてみてはどうだろうか。

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