それなりに青春をして、恋愛もしてきた。でもなんか物足りない……。
映画『紙の月』は、銀行の契約社員で主婦でもあるヒロインの梨花(宮沢りえ)が、顧客のお金を横領して、若い男(池松壮亮)との不倫にはまっていく物語。彼女は稀代の悪女ではありません。真面目で仕事がきちんとできる穏やかな女性です。
1:よく真面目だよね~と言われる
2:恋愛は受け身。告白されて始まることが多い
3:理不尽なことがあっても我慢する、忍耐力に自信あり
4:男性経験は豊富ではない
5:下ネタは苦手
6:お酒は好きだけど、失敗した経験はない
7:部屋はキレイに片付いている
8:自己主張が強いタイプではない。
9:けっこう世話好き
10:嫌いな人はいない
どうでしたか? 8個以上あったら要注意。特に2、3、4、8、9、10がすべてあると梨花に近いかもしれません!
自分は大丈夫と過信するほど危険かも?「そんなはずない。私はあんなことしない!」とムキになる女性ほど梨花になる可能性が高まります。
「まあ、わからなくはないけどね~」と言える人は、いけないことをする快感を知っているから、冷静な判断ができ、意外と「これ以上はダメ」というブレーキがかかります。もし危険領域に入りそうになっても引きどころがわかるんですよ。
でも「絶対にない!」と否定する人は自分自身にそう言い聞かせていても、実際に素敵な年下の男子が言い寄ってきたらどうなるかわかりません。寂しいと思っていたり、落ち込んだりしている時になぐさめてもらったら「一生に一度くらい、いいよね」と落ちて行きそうです。その一度が何度も……ということに。
一見きちんとしている人でも、男性経験豊富だったり、遊び上手だったりする人に対してちょっとうらやましいという気持ちを抱えることはあるでしょう。
この映画を見て反発したり「自業自得よ」と思ったりする人ほど、心のどこかに梨花を抱えているのです。息苦しくなったら、不満の蓄積が爆発する前に、ガス抜きして、自分を甘やかせてあげましょう。人生を楽しむコツを見つければ、梨花のような転落は回避できるはずですから。
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(斎藤香)