好評上演中! 戦国TAPミュージカル『TAKEDA』初日公演レポート&HIDEBOH・中野郁海インタビュー

好評上演中! 戦国TAPミュージカル『TAKEDA』初日公演レポート&HIDEBOH・中野郁海インタビュー

11月28日(水)、東京・東京芸術劇場シアターウエストにて、Super Eccentric Theaterの戦国TAPミュージカル『TAKEDA』の初日公演が行われました。

2009年『タイツマンズ番外公演さくら組LIVE TAKEDA』として上演され、好評を博した作品をベースに、"登場人物が馬"という発想をそのまま生かし、演出・キャストを一新して製作された本作では、戦国時代の大きなうねりの中にいやおうなく巻き込まれ、それぞれの想いを胸に戦場へと向かい、勇猛に生き抜いた馬達の姿が描かれます。

キャストには先日開催された『滝沢歌舞伎2018』にて見事なタップダンスを披露した長谷川純さんや、AKB48の中でも歌やダンスの評価が高い中野郁海さん、お笑い芸人でもあるダンサー・芋洗坂係長さん、先日公開された水谷豊監督・出演の映画『TAP THE LAST SHOW』で主演を務めた清水夏生さんなど、一流のエンターティナーが集結しました。

さらに、今作の振付をすべて担当しているのは、タップダンス界のレジェンド・HIDEBOH。北野武監督『座頭市』の下駄TAPで日本の祭りとTAPを融合させたHIDEBOHがタップダンスで表現する武田騎馬隊の戦闘シーンは圧巻! また、HIDEBOHはキャストとしても本作に参加しており、武田騎馬隊のひとり、猿成(さるなり)役を演じています。

舞台は1572年、武田騎馬隊が二俣城の戦いに出陣するシーンからスタート。"出陣"を、バックライトに照らされた圧巻のタップダンスと歌で表現します。

2009年の上演時には、馬を演じるため全身タイツ姿だったという本作ですが、今回は衣装を一新。武田の家紋があしらわれたり、どこか忍者っぽいところがあったり、武士の鎧や甲冑のような意匠が施された魅力的な衣装で武田の騎馬隊を華やかに演出します。

出陣後、小休止している馬たちのシーンでは、鬼丸(芋洗坂係長)と鬼富士(清水夏生)の兄弟馬が"お得感満載な戦法"について話し合い、その小ずるさで笑わせたり、みんなから「うつけ」と呼ばれてかわいがられている白馬(中野郁海)が、バカっぽいのに妙に鋭いことを言って他の馬を感心させたりと、仲のいい武田騎馬隊の、戦闘シーンとはまた違った魅力を表現。



三方ケ原の戦い後に出会った徳川軍の馬・風太郎(長谷川純)が仲間に加わる一幕もありつつ、一行は野田城を目指すことに。風太郎やうつけのソロなどの見せ場もあり、野田城を落城させた武田軍は意気揚々と西を目指すはずでしたが......。

騎馬隊が"親方様"と呼んで慕っていた武田信玄の病死や鉄砲の伝来による戦法の変化など、時代の波に翻弄される武田騎馬隊。しかし最後まで誇り高く立ち向かい......。そんな武田騎馬隊の最後の戦いが、の花びらが舞い散る中タップダンスと歌で幻想的に表現され、お客さんの拍手喝采を浴びていました。


終演後、うつけ役を演じた中野郁海さんに感想を伺うと「稽古が始まる前は、タップも初挑戦ですし、AKB48メンバーから離れてひとりだけで外の舞台に立つということも初めてで、すごく不安だったんですけど、稽古をしていく中で演者のみなさんがタップや演技をたくさん教えてくださったこともあって、初日はすごく楽しく終われました」とニッコリ。

初挑戦だったタップダンスについては、「これまでわりとダンスは得意だって言ってたんですけど、普通のダンスとはまったく違う難しさがありました。『タップは楽器』ってHIDEBOHさんが前におっしゃってたんですけど、音を鳴らすのがすごく大変で......。全然鳴らないんです。だから、やればやるほどHIDEBOHさんのすごさがわかりました」と、苦労したことを明かします。

今回初めて、AKB48を離れてひとりで舞台に立つことになった中野さん。「チームの中では年下の方なので、今までメンバーに頼っていた部分が大きかったんです。でも今回はひとりでちゃんとやらなきゃいけないので大変でした。でも、外に出たからこそ知ることができた自分の未熟さだったり、『私はここが得意なんだ、不得意なんだ』というのが改めてはっきり見えてきたことはよかったです」と、今回の経験がとても勉強になったと話します。

共演する前は「ちょっと怖い人」だと思っていたというHIDEBOHについては「『私タップ全然できないし、怒られたらどうしよう』と思ってすごく不安だったんですけど、ホントに気さくで面白い方で。休憩時間や空き時間に、ふと目があうといろんな変顔をしてくださったりとか......(笑)。稽古場の雰囲気を柔らかくしてくださるんですよね。親しみやすくて、こんなこと言うと失礼かもしれないですけど、"親戚のおじちゃん"みたいな雰囲気で接してくださってうれしかったです」と絶賛!

最後に、「一公演一公演を大事にして演じたいですし、アドリブが入るところも多いので、そういった意味では公演ごとに違ったものになると思いますので、そこも楽しみに来ていただけたらと思います。『よかったな』って思ったらぜひ拡散していただいて、たくさんの人にこの公演を知っていただけると嬉しいです」と意気込みを語っていました。

また、猿成役でもあり、全曲の振付を担当した今回の公演の立役者・HIDEBOHにも初日の公演終了直後に感想を聞きました。

「もともと僕は2009年に上演された作品(『タイツマンズ番外公演さくら組LIVE TAKEDA』)に惚れ込んでいて。馬のひづめの音のことを英語でHOOF(フーフ)って言うんですけど、アメリカではタップダンサーのことを「HOOFER」(フーハー)って呼んだりするんですね。それぐらい、この作品とタップって因果関係があって。人が馬を演じるという、擬人化の不思議な話なんですけど、日本人の戦いの美学だったり、いろんな日本人のよさというものがタップダンスとともに馬で表現されている作品だと思うので、とにかく初日があけて、お客さんの前でできたことはよかったなと思ってます」と興奮ぎみに語ります。

この日のお客さんについては「ありがたかったですね、やっぱり。ストーリー性のあるものなので、ストーリーの中に入ってくれていることが板の上に立っていてもわかるし、すごくみんなちゃんと観てくれたんだなということが舞台上でも感じられて、それは逆にちょっと感動的でした」と、演じる側の自分がお客さんに感動してしまったというHIDEBOH。

戦国時代とタップダンスという組み合わせについて聞くと「相性はいいですね。僕は、タップダンスって技を見せることではなくて、ストーリーの中で感情移入して、お客さんにタップというものを感じてもらうことだとずっと思ってますし、そういったタップダンスをすることが僕の夢でもあるので、そういった意味ではもうバッチリな作品なんです」と、今作との出会いを運命的なものと感じているよう。

振付に関しても、「踊りだけを見せるのではなくて、ワンシーンワンシーン、その意味や作品性をどうやって表現しようか考えながら振り付けるので、大変なんだけど、考えるのは楽しいですね。だから"ダンス見せ"じゃないものが今回多いんです。戦いの時、敵軍がいる時の馬の気持ちってどんなものなんだろうなぁとか、それを今でも延々考えてるかもしれないですね。もっとやり方があるんじゃないかって」と、初日があけた今になってもなお、振付についてはより高みをめざしていることを明かします。

そんなHIDEBOHに、タップ初挑戦の中野さんはどう見えていたのか聞いてみると「すごくがんばりましたね~! やっぱりAKB48にいらっしゃるからすごく強いのかな。若い方だし、ふわっとしてらっしゃるのかなと思いきや、芯がすごく強い方で、負けないし、記憶の面でも『あ、忘れた』なんてこともひとつもないし、たぶん相当練習されたんだと思います。その強さにビックリしましたね」と感心することしきりの様子。

最後に「本作は、観るといい意味で裏切られる作品だと思います。タップで戦国時代ってどんな感じかな、とお客さんが想像してらっしゃるのと、たぶんまったく違うと思うんですよね。観てもらうと「あ、こういう感じ?」って、かなり面白い裏切り方をする舞台だと思うので、これは本当に生で観てほしい。僕のダンス人生の中でもなかなかやらないものですし、万難を排して臨んでいるので、ぜひ観てほしいです」と熱く語っていました。

戦国TAPミュージカル『TAKEDA』は、12月2日(日)まで上演中です。

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