【ボートレース福岡(サマータイム)一般】後輩に準優1枠は譲っても「優出を通り越して優勝まで行きたい」24歳の先輩レーサーはフレッシュルーキー時代からの宿題を果たす

当地でのデビュー初Vをもくろむ篠原晟弥


 強心臓で準優の椅子をつかみ取った。4日目2Rで篠原晟弥(24)=福岡・124期・B1=は、3コースから0.01の際どいS攻勢を仕掛けて2着を確保。
無事故完走で当確の条件だったが、準優を有利に進めるために一つでも内枠をもぎ取るべく準優前から勝負に出てみせた。

 機力には手応え十分。「伸び寄りだけど出足や回り足も悪くない。バランスは取れている」。低調機シリーズの今節では上位レベルの仕上がりだが、勝負どころの〝準優仕様〟へさらなるパワーアップに余念がない。「もっと伸びをつけたいので本体を整備します」。予選突破を早々に決めたことで空いた時間を、これでもかと有効に活用している。

 昨年で当地のフレッシュルーキーを卒業したが、当地への思い入れは格別。フレッシュルーキー時代に果たせなかった宿題を果たすつもりでいる。「優出を通り越して優勝まで行きたい。ここからリズムを上げて今期を過ごしたい」。準優11Rは新鋭大島隆乃介が1号艇だが、ここは先輩の意地の見せどころ。
予選ラストと同様のド迫力のS攻勢で悲願へもう一歩前進する。(森 大輔)

■ボートレース福岡 開催一覧(出走表・予想)

■ボートレース福岡 ニュース一覧

編集部おすすめ