
【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】
優出メンバーの通算V率を見てみましょう。これは優勝戦における勝負強さを数値化したものです。

トップは深川麻奈美ですが、11.4%は明らかに低めでどちらかといえば〝勝負弱い〟の部類に入る数字。〝勝負強い〟で狙える範囲ではないので、こうなると意外に優勝未経験の3人に〝未知〟の勝負強さがあると考えて狙うのが得策かもしれません。

次は優勝戦で波乱を起こした確率を示す、イン以外のV率を見てみましょう。高ければ高いほど波乱の使者としての資格は十分ということです。トップは66.7%の土屋千明。数字的には十分に魅力はあるのですが、ただこれも想定コースの3コースでのV経験はなし。数字が残る竹井奈美と深川で想定コースのV経験があるのも竹井の2コースが1回のみとあって、今回はデータで狙うのが難しい優勝戦となっています。
となれば、やはり気になるのは0%の3人。中でも米丸乃絵の成長の加速度は強烈で、今節のレースぶりならここからVラッシュが始まっても不思議はありません。言い換えれば可能性は0%ではなくて∞(無限大)。機力は節一で当地に懸ける気持ちを加味しても、今回は米丸のアタマから薄目の絡みを狙うのが正解なのだと考えます。