【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】九州から2人が決勝進出も連係せず 荒井崇博「ここからだと考えている」



【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】九州から2人が決勝進出も連係せず 荒井崇博「ここからだと考えている」

競輪祭で初めて決勝に勝ち上がった山田英明



【競輪ビッグレース連載「九州王国再興へ」】

 2021年の園田匠、北津留翼以来4年ぶりに、複数の九州地区ファイナリストが小倉ドームを走る。

 準決10R、山田英明が決勝一番乗りを決めた。
北津留翼の捲りを追ったが、終3半で松本貴治が北津留をブロック。「翼は当たられてもまだ行けると思った。でも完全に止まったので前に出た」と、犬伏湧也マークから抜け出そうとする松本を猛追。ゴール直前で逆転した。7年9カ月ぶり3度目のGⅠ準決の1着。競輪祭は初の決勝進出だ。

 12R、単騎で戦った弟の庸平との連係を楽しみに待っていたが、庸平は落車となった。「単騎で優勝を目指す」。荒井崇博が松本貴治マークを選んだことで連係はなし。寬仁親王牌の2予Aでも荒井と山田は別を選択しており、流れは必然ともいえる。

 山田は「久々ですよ。岐阜の全日本選抜以来」と1年9カ月ぶり9回目のGⅠ決勝。
「(2~5日目と連続出走の)4連闘で疲れがあるけど、最近は流れがいいですね」と前回の四日市記念での準Vも含めて上昇気流に乗っている。

 11Rで嘉永泰斗マークから3着の荒井は昨年の競輪祭以来、10度目のGⅠ決勝。「泰斗が前々に行ってくれた。2人で決めたかった」と新タイトルホルダーの4着敗退を残念がった。それでも「ここからだと考えている」と気迫を感じさせる強い口調。無冠の帝王返上へ、そして2008年1月の井上昌己以来遠ざかっている九州勢の競輪祭優勝へ、闘志を爆発させる。

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【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】九州から2人が決勝進出も連係せず 荒井崇博「ここからだと考えている」

競輪祭決勝は2年連続3回目の荒井崇博
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