JRAは26日、2012年に史上4頭目の牝馬3冠を達成し、GⅠ通算7勝を挙げたジェンティルドンナが25日、繫養(けいよう)先の北海道安平町のノーザンファームで死んだと発表した。16歳だった。


 同馬を所有したサンデーレーシングの代表で、生産牧場のノーザンファーム副代表でもある吉田俊介氏は、「牝馬3冠制覇やジャパンカップ連覇など、競走馬として数々の偉業を成し遂げ、母としてもジェラルディーナを送り出し、本当にすばらしい馬でした。現役時代から多くの方に応援いただき、これからゆっくりと過ごしてほしいと思っていただけにとてもさみしい限りですが、安らかに眠ってほしいと思います」と話した。

 2011年11月デビューの同馬は、12年の桜花賞でGⅠ初優勝を挙げると、優駿牝馬、秋華賞も制し、史上4頭目となる牝馬3冠を達成。12、13年にはジャパンカップを連覇し、14年にはドバイシーマクラシックで海外GⅠを制覇した。同年には有馬記念を制して有終の美を飾り、12年以来の2度目の年度代表馬に選出された。引退後は繁殖牝馬となり、産駒のジェラルディーナは22年にエリザベス女王杯でGⅠを制した。
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