【週間為替展望】米利上げ期待上昇、8月米雇用統計に注目集まる

【週間為替展望】米利上げ期待上昇、8月米雇用統計に注目集まる
【週間為替展望】米利上げ期待上昇、8月米雇用統計に注目集まる(写真=PIXTA) (ZUU online)

22日の東京市場は、ドル円相場が100円58銭で始まり、100円95銭まで上昇したものの、その後は伸び悩んだ。海外市場では、原油先物価格や海外株の下落からリスクオフの流れとなり、100円20銭まで下落した。

23日の東京市場は、前日の流れを引き継ぎ、一時、99円93銭まで下落した。海外市場では、米新築住宅販売件数が良好な結果となったことや、原油先物価格の上昇から多少値を戻し、100円22銭でニューヨーククローズとなった。

24日の東京市場は、日本株の上昇に連れる形で100円台半ばまで上昇したものの、上値の重い展開となり、海外市場序盤に100円09銭まで下落した。ただ、その後は米10年債利回りの上昇から100円61銭まで上昇した。

25日の東京市場は、ゴトウビのドル需要から100円63銭まで上昇したものの、その後は伸び悩んだ。海外市場では、序盤に100円28銭の安値を付けたものの、その後は方向感の乏しい展開となり、100円53銭でニューヨーククローズとなった。

26日の東京市場は、イエレンFRB議長の講演が夜間に控えていることもあり、相場は膠着し、100円台前半から半ばで推移した。海外市場では、イエレン議長が早期利上げに前向きな発言をしたことで、101円台後半まで上昇して週の取引を終えた。

■今週の為替展望

今週注目される経済指標は、30日の7月労働力調査・有効求人倍率、7月家計調査、米8月CB消費者信頼感指数、31日の7月鉱工業生産、米8月ADP雇用統計、1日の4-6月期法人企業統計、中国8月製造業PMI、米8月ISM製造業景況指数、米8月自動車販売台数、2日の米8月雇用統計、米7月貿易収支などである。

今週の外国為替であるが、前週のジャクソンホールでの講演の中で、イエレンFRB議長は「追加利上げの根拠がこの数ヶ月で強まっている」と発言したことから、すでに101円台後半まで上昇したものの、引き続き上昇が期待される。

また、9月利上げの可能性が高まる中で、いつも以上に米雇用統計へ注目が集まっており、発表までは方向感の乏しい展開が想定される。良好な結果となった場合には、更なる円安進行が期待される。

テクニカル面では、週足ベースのボリンジャーバンドはローソク足が、マイナス1σ付近であり、週足14週のRSIは、40%台程度となっていることから、やや円が買われ過ぎと言える水準となっている。

イエレンFRB議長の発言を好感し、上昇する展開が想定され、IMMポジションで投機筋のポジションが円買いに傾いていることを考えれば、円買いポジションをクローズする動きも期待できる。

雇用統計を前に相場が膠着する可能性はあるものの、やや強気で考えるのが妥当だろう。雇用統計発表以後は、市場予想を上回った場合は、9月利上げ期待上昇による円安、下回った場合は、早期利上げ期待の低下による円高とシンプルな動きが想定される。(ZUU online 編集部)

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