進化する「機内食」最新メニュー 有名店とのコラボに注目

進化する「機内食」最新メニュー 有名店とのコラボに注目
進化する「機内食」最新メニュー 有名店とのコラボに注目(写真=Thinkstock/GettyImages) (ZUU online)

航空会社を選ぶ基準に、サービスレベルを比較されることが多くなった。なかでも気になるのが機内食ではないだろうか。機内食が「まずい」といわれていたのは一昔前の話である。現在、各航空会社では趣向を凝らした食事を提供し、利用者の満足度向上に努めている。各社が力を入れて取り組む、機内食の最新事情を紹介しよう。

JALホノルル線で有名店の人気メニューを味わえる

JAL(日本航空)が、銀座にある老舗洋食店「資生堂パーラー」とコラボレーションし、名店の味を機内で楽しめるとあって人気を集めている。対象となっているのは成田、中部、関西空港発ホノルル便のプレミアムエコノミー、エコノミークラスで、2016年9月1日からスタート、『資生堂パーラー For Resort』として1年間提供される。

資生堂パーラーは、日本で初めてソーダ水とアイスクリームの製造販売を行うソーダファウンテンとして1902年に誕生した。1928年に西洋料理のレストランを開業し、以来、銀座のシンボルともいえる存在として長年愛されている老舗だ。

今回のコラボでは、3カ月ごとにメニューが替えられる。9月から始まった秋メニューでは、資生堂パーラーを代表する人気メニュー、「ビーフシチュー」とターメリックライスをメインに、「ベーコンキッシュ&ポテトサラダ」、看板商品のチーズケーキをハワイ風にアレンジした「パイナップルのチーズケーキ」が用意されている。12月スタートの冬メニューにも、「煮込みハンバーグ」、「チキンライス仕立てのオムライス」など、資生堂パーラーの伝統的なメニューが順次提供されるとあって、搭乗するのが楽しみな充実度だ。

JALでは、食材へのこだわりと本物を追求する名店とのコラボレーションで、「おもてなしの心」を表現していきたいと話している。

ANAホノルル線の機内食は身体にやさしい「ハワイアンメニュー」

一方で、ANA(全日本空輸)のホノルル便も機内食の評価が高い。「リゾートプロジェクト」と題して、ハワイに到着する前からリゾート気分を盛り上げようという取り組みだ。

ビジネスクラスとエコノミークラスの機内食には、一足先にハワイを感じるハワイアンメニューが用意されている。ビジネスクラスでは、レンコンを使ったハンバーグに雑穀米、サラダなど、盛り付けにも手が込んでいるハワイアンプレートを用意。エコノミークラスはロコモコ風ご飯を提供している。ホノルル便は深夜に出発するため、ちょうどいいボリューム感を意識している。身体へのやさしさにも気を配ったメニュー構成といえそうだ。

搭乗時や到着時にはハワイアンミュージックが流されるなど、利用者の気持ちに寄り添ったサービスが特徴的である。

■LCCも有名店とコラボした地域色豊かな機内食を提供

低価格運賃と引き換えにサービスを簡素化しているLCC(格安航空会社)でも、機内食の充実がはかられていることをご存じだろうか。LCCでは機内の飲食物は有料になっているが、有名店とコラボしたメニューがいろいろ登場している。

関西国際空港が拠点のピーチでは、『おもろい・美味しい』というコンセプトで機内食を展開している。大阪のお好み焼き専門店「千房」とコラボした『大阪オムそば』、人気店「たこ昌」のたこ焼きを提供しているほか、近畿大学が開発した「近大発うなぎ味のナマズごはん」を販売している。近畿大学が開発した世界初の新食材、うなぎの味わいを楽しめるナマズを味わえるとあって注目を集めている。このほか、大阪の老舗ワイナリー「大阪カタシモワイナリー」による、たこ焼きに合うスパークリングワイン「たこシャンピーチロゼ」の機内限定販売も行っている。

国内外に多数の路線を持つジェットスターでも、有名店と組んだ機内食に力を入れている。東京・自由が丘にあるベーグル専門店「ジュノエスクベーグル」とのコラボメニューでは、「名古屋めし」の小倉トーストをイメージした『小倉マーガリンベーグルサンド』、愛媛県の特産を使った『ブラッドオレンジベーグルサンド』を提供。また、成田山表参道にある明治32年創業の老舗和菓子店「なごみの米屋」のどら焼きも販売している。いずれもワンコイン程度で、気軽に楽しめるのがうれしい。

両社ともに、地域色を打ち出したコラボメニューに特徴がある。格安運賃で費用を抑えたいといっても、その土地に根ざしたものをいただくのは移動の楽しみのひとつだ。LCCも、安さだけが魅力ではなくなってきているといえるのかもしれない。

■質が競われる機内食

有名店とのコラボ以外にも、安全な食材や無添加にこだわるなど、各社の機内食への取り組みはどんどん進化している。サービスレベルが見えやすい部分でもあり、利用客の満足度に直結するため、航空会社の選択にも影響を与えるのだ。今後さらに「質の高い機内食」でブランド価値を高める動きになるのではないだろうか。

長時間のフライトはストレスになりがちだが、機内食の楽しみが増えるのは利用客としてはうれしい限りである。今後もいろいろなアイデアが展開されることに期待したい。(ZUU online 編集部)

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