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関東連合が唯一制圧できなかった兄弟と、苦悩する親友の物語。瓜田純士『遺書』
エキサイトレビュー暴力が人を従わせる絶対的な力であることを、男は、10代で学んだ。男には、チーマーとの喧嘩のなかで仲間となった「親友」がいた。中学校のときに世話になった「地元の先輩たち」は、次第に闇社会で影響力を持つよ...
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「弱くても勝てます」の注目度がなぜイマイチなのか、よけいなお世話ですが考えてみた
エキサイトレビュー連続ドラマ「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(日本テレビ土曜9時〜)が4月26日放送の第3話で、視聴率が9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)まで落ちてしまい、5月4日放送の4...
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話題のサービスiTunes Matchを超ていねいに解説してみた
エキサイトレビュー5月2日にAppleがiTunesMatchの日本語版を開始しました。海外ではすでに提供されていたサービスが、ついに日本上陸です。早速使ってみましたので、気づいた点を含めて解説していきたいと思います。...
2014年5月のレビューニュース
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ボンクラ男子の打たれ強さに胸を打たれる「アリスの棘」今夜第8話
エキサイトレビュー「この日を待っていたわ。華やかな舞台であなたに復讐する日を」5月23日放送のTBSドラマ「アリスの棘」第7話に、再び登場した女医・伊達理沙(藤原紀香)。磐台教授(岩城滉一)の受賞記念パーティに現れると...
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藤原竜也、山田孝之より石原さとみがすごい、強い「MONSTERZ」5月30日公開
エキサイトレビュー5月30日(金)公開の「MONSTERZ」は、不思議な力で、人間を操ることができる男(藤原竜也)と、その能力が、唯一効かない男(山田孝之)の闘いを描く映画だ。監督は、ホラー映画の巨匠・中田秀夫監督。相...
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「アクト・オブ・キリング」とAKB48ドキュメンタリー映画の類似点を考察
エキサイトレビュー5月25日に起こったAKB48握手会事件。「有名税」といった揶揄は論外だが、「接触ビジネスの功罪」というのも違う。今回のこの事件は、たまたま握手会会場で起こってしまった通り魔事件だ。コンサート会場や街...
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「他人の不幸は蜜の味」なのは脳の仕組みのせいだった
エキサイトレビュー別れを切り出したら、相手が激怒。バカップル全開の写メやLINEのやりとりを次々アップし始めた。ちゅー写真にハグ写真、えっろーいおねだりトークに別れ話の愁嘆場まで大充実のラインナップ。これはきつい。絶望...
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人気急上昇、小栗旬「BORDER」6つのポイント。押さえておけば今晩から見たって面白い
エキサイトレビュー小栗旬主演のミステリードラマ『BORDER警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(テレビ朝日木曜21時〜)が、5月22日放送の7話で、16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率をとった。初回こそ9...
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ニートの中でもエリート“エニート”って何だ?『働かないふたり』
エキサイトレビュー幸せになりたい。どうすればいいかなあ。まずお金はほしい。彼女もほしい。いい車もほしい。趣味に使う時間と場所もほしい。ほしいほしい。でも昔話で、たいていこういうのを全て手に入れた長者は、幸せじゃないんだ...
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第二次世界大戦でマークされた日本のスパイ僧侶、波乱の人生
エキサイトレビュー〈反間諜者の疑いあり〉とマークされていた男は、僧侶だった。戦国時代に忍者が変装していたとかならわかるけど、舞台は第二次世界大戦下のヨーロッパ。そこで僧侶が、日本政府に反間諜者=スパイ疑惑をもたれていた...
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NEWS・増田貴久出直しか?「いっぷくシンデレラ」で人妻から厳しいダメ出しを食らう
エキサイトレビューこの春からスタートした朝の情報番組『いっぷく!』(TBS系)は、TOKIOの国分太一がMCを務めることで話題を集めた。ちょうど同じ時間帯にV6の井ノ原快彦が出演するNHK『あさイチ』とかぶるため、視聴...
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女性差別に立ち向かう、憤怒の感情を描く『アルテ』
エキサイトレビュー教員時代のことです。やかましく騒いでいた女生徒に、ぼくは言いました。「もっと女の子らしく、おとなしくしていなさい!」その子はマジメなので、すぐにおとなしくなりました。おい待て。「女の子らしく」ってなん...
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「ホモ人狼」「オタク人狼」……人狼アレンジゲームに潜む「差別意識」
エキサイトレビューテレビにも取り上げられ、メジャーになってきている「人狼ゲーム」。正式名称は「汝は人狼なりや?」というアナログパーティーゲーム。「村人」を襲う「人狼」を会話をもとに突きとめていくゲームだ(ルールの細かい...
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「そうならいいな」が「そうなんだ」と決めつけに変わる危険に立ち向う番組「ロンリのちから」
エキサイトレビュー*ペンギンは空を飛べない*ペンギンは鳥*だから鳥は空を飛べないという文章を読んだとき、たいていの人は「何か変だ」と思うことだろう。なぜ変なのか?それは、「ペンギンは空を飛べない」も「ペンギンは鳥」とい...
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「花子とアン」の蓮子さまは「真珠夫人」のモデル。華麗なる「白蓮事件」をチェック
エキサイトレビュー「花子とアン」第8週「想像のツバサ?」(5月18〜23日)では、はな(吉高由里子)が女学校を卒業して、故郷甲府の母校で教師になりました。生徒の中には、昔のはなと同じに「想像の翼」を広げている少女もいま...
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工藤阿須加の父・公康は、むしろライバルの如月一磨だった「ルーズヴェルト・ゲーム」5話
エキサイトレビュー野球でもビジネスでも、イツワに完敗!TBSドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」第5話、青島製作所は自分たちのらしさ(イズム)を全面に発揮し、そして敗れ去るというツラい展開が描かれた。ビジネスでは、青島製作...
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光り輝くゲーテの言葉を、いちいち暗闇で塗りつぶすカフカ、文豪たちの絶望対話が凄まじい
エキサイトレビュー希望は誰にでもある。何事においても、絶望するよりは、希望を持つほうがいい。先のことなど誰にもわからないのだから。これは、本書『希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話』の冒頭に引用されたゲーテの言葉だ。で...
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女の野蛮さにはこう立ち向かえ。今夜第7話「アリスの棘」に学ぶ女子の処世術
エキサイトレビュー「復讐と恋愛においては、女は男よりも野蛮である」そんなキャッチフレーズを掲げてスタートしたTBSドラマ「アリスの棘」。第六話はまさに、女の野蛮さがぎゅぎゅっと詰まった回だった。主人公・明日美(上野樹里...
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究極の認知症介護メソッド「ユマニチュード」とは
エキサイトレビュー浴室で高齢の患者さんが、あらんかぎりの声で叫び続ける。抵抗している。絶叫している。看護師は、黙々と彼の身体を清拭している。ユマニチュードの研修会の冒頭でよく流される映像。知らない人が見れば暴力的な映像...
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大絶賛or全否定 「アイドルマスター ワンフォーオール」にファン騒然
エキサイトレビュー765プロの事務所の扉を開ける。カメラが事務所のぐるっと見渡す。「おはようございます、プロデューサーさん!」共に働くアイドル達が声をかけてくる。「アイドルマスターワンフォーオール」が発売されました。双...
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若者は本当は右傾化していない、メディアが騒いでいるだけだ
エキサイトレビュー2014年東京都知事選挙。タカ派候補、田母神俊雄の躍進はマスメディアでも大きく取り上げられた。たとえば「朝日新聞」は「田母神氏60万票の意味」という特集記事を掲載。「支援者らは、従来の保守層よりも過激...
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AKB選抜総選挙速報発表解説。「速報」の結果は総選挙にどんな影響を及ぼすのか
エキサイトレビューAKB48の第6回選抜総選挙の投票が5月20日に始まった。ファンの票が16人の選抜を決める、メンバーたちの1年間を象徴する超重要なイベント。去年の選抜だった大島優子・篠田麻里子・板野友美が卒業したため...
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食べログを否定する久住昌之の最新作『野武士のグルメ』
エキサイトレビュー個人的な話で恐縮なのだが、いろいろな店に食べに行くのが好きで、店を調べるときには「食べログ」のアプリを愛用している。というか、「食べログ」自体かなり好きで、今度何を食べようかな~、なんてつらつら見てい...