松浦達也に関する記事一覧
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マンガ大賞『響~小説家になる方法~』を読む。天才は手段を選ばない
エキサイトレビュー「圧倒的な天才を描きたかった」。マンガ大賞2017の授賞式で『響~小説家になる方法~』を描いた柳本光晴(やなもと・みつはる)はそう言った。受賞作に描かれているのは、まさしく「圧倒的な天才」。誰もが憧れ...
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【速報】決定!マンガ大賞2017は『響~小説家になる方法~』
エキサイトレビュー「マンガ好き同士がマンガの話をしながら飲みたい」を合言葉に始まったというマンガ大賞。10年めとなる今年のマンガ大賞2017が発表された。大賞は『響~小説家になる方法~』(柳本光晴)。ビッグコミックスペ...
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京都の日本料理店「桜田」の最後の100日間を追ったドキュメンタリーがNYの映画祭で最高賞に
エキサイトレビュー今年、NYの"TheFoodFilmFestivalNYC2016"で日本人映像作家の作品が、"BestShortFilmAward"(最優秀短編賞)と"AudienceChoiceAward"(観客...
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マンガ大賞2016受賞『ゴールデンカムイ』は、8年ぶり2度めの"異変"だった
エキサイトレビュー今年のマンガ大賞で異変が起きた。今年の受賞作は野田サトルの『ゴールデンカムイ』。男性作家の受賞は、実に第一回の2008年、『岳』の石塚真一以来となる。そう書くと、「作家に男も女もない」というお叱りもあ...
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【速報】決定!マンガ大賞2016は、野田サトル『ゴールデンカムイ』
エキサイトレビュー今年で第9回目となる、マンガ大賞2016が発表された。今年の大賞は『ゴールデンカムイ』。週刊ヤングジャンプで連載される青年向けマンガだ。が、実は僕はこの作品が大賞だと困るかもなあと考えていた。ともあれ...
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すべてのメディアは「じゅん散歩」に学べ
エキサイトレビュー高田純次をお笑いタレントとして見たとき、「コーナー冒頭の"ツカミ"のうまさ」、「"テキトー"とも評される相手との距離の取り方」が特徴的な芸風として挙げられる。だが、秋にはじまった「じゅん散歩」の高田純...
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漫画家×ミュージシャン×俳優=漫画兄弟快進撃、こいつらの正体は?
エキサイトレビュー「××兄弟」という名前から想起されるものを考えてみる。宇宙、ウルトラ、だんご、堂本、吉田、下町……。だが「漫画兄弟」はどんな「兄弟」とも違う。血縁関係もなく、それぞれ違う生業を持っている。そんな3人が...
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東村アキコ「もともとマンガにするつもりはなかったんです」マンガ大賞2015受賞式レポ
エキサイトレビュー2015年3月24日、今年で第8回目となるマンガ大賞2015が決定・発表された。今年の大賞は『かくかくしかじか』』(東村アキコ)。作者の自伝とも言うべき、ノンフィクションエッセイだ。実は東村アキコ自身...
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【速報】決定!マンガ大賞2015は、東村アキコ"涙"の自伝『かくかくしかじか』
エキサイトレビュー2015年3月24日、今年で第8回目となるマンガ大賞2015が決定・発表された。今年の大賞は『かくかくしかじか』』(東村アキコ)。集英社の『Cocohana』に連載されていた作品で、ちょうど明日25日...
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「孤独のグルメ」博多スペシャルの潔いめしテロ「せっかくの博多……、サバは入れておこう」
エキサイトレビュー8月9日に放送された「『孤独のグルメSeason4』特別編!真夏の博多出張スペシャル」には驚かされた。どうも番組制作陣にかなりの博多好き、もしくは博多出身者がいるんじゃないか……。確かに主演の松重豊は...
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「孤独のグルメ」2話「中央区銀座の韓国風天ぷらと參鶏湯ラーメン」に見た松重豊のすすり芸
エキサイトレビューテレビ番組でも、雑誌でも、Webでも食べ物を題材にしたすべての企画に通底するものは「“うまそう”を伝えられているかどうか」。これに尽きる。だがこれほど単純なことが実に難しい。ただタレントが「うまいうま...
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いきなりすき焼き5連打。肉だらけアンソロジー『ぷくぷくお肉』に悶絶
エキサイトレビュー肉アンソロジー、『ぷくぷくお肉』の話の並べ方はずるい。とてもずるいと思う。掲載順に題名を紹介すると―──。「スキヤキスキスキ」(阿川佐和子)「エラクなりたかったら独身だ、スキヤキだ」(開高健)「牛鍋か...
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ただいまバカ売れ中『本当に旨いサンドウィッチの作り方100』が本当に旨い
エキサイトレビュー週末のレジャーに花を添え、特に変わり映えのしない日常に少しだけ特別感を与える食べ物。一般的には「18世紀のトランプ好きだったイギリス貴族の名前に由来する」と言われる。異説として「砂と魔女以外はなんでも...
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後世に名を残したければ、漬け物日本一争奪戦「T-1グランプリ」に参戦すべし
エキサイトレビュー漬け物の起源は有史以前にさかのぼる。中国では紀元前3世紀頃の辞書に、既に塩蔵品の存在を示す言葉が見られ、6世紀に出版された「世界最古の料理書」と言われる『斉民要術』には既が複数の漬け方が紹介されている...
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マンガ大賞2014受賞作・森薫『乙嫁語り』で描かれる濃密で美しい食卓の情景
エキサイトレビューマンガ大賞2014が3月27日に発表された。大賞は、森薫の『乙嫁語り』。3年前と昨年、同賞にノミネートされていた。その2回では惜しくも大賞作に及ばず、2位となったが、今回ようやく大賞を獲得した。発表後...
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ついにあのジンクスが破られた。速報!マンガ大賞2014は森薫『乙嫁語り』〜現場から詳細レポ
エキサイトレビュー「マンガ大賞2014は……『乙嫁語り』とさせていただきました!」。自らも実行委員を務めるニッポン放送、吉田尚記アナウンサーの口からマンガ大賞2014が発表された。受賞作は『乙嫁語り』(森薫)。過去にも...
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カステラは手づかみで食え、牡蠣にはシングル・モルトを掛けろ。文豪たちを魅了する美食のすべて
エキサイトレビュー目次にずらずらと並ぶ「雑煮、おでん、鱈(タラ)、鮟鱇(アンコウ)、カツ丼……」。その数、ざっと40弱。とりわけ自分で目がないと思える食べ物に絞ってみる。えーと、カツ丼、浅蜊(アサリ)、鰹(カツオ)、茄...
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どう発信すれば誰に届くのか。漫画で描き残す東日本大震災『ストーリー311』の選択
エキサイトレビューその瞬間、僕はJR新宿駅にいた。その直前には、赤坂の博報堂ケトルで内沼晋太郎さんと一緒に、ニュージーランド在住のアウトドアスタイル・クリエイターの四角友里さんにSkype経由で取材をしていた。取材は1...
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外はカリっ、中はジューシーに肉を焼ける“コンベクションオーブン”とは?
エキサイトレビューずーっと気になっていた調理器具があった。家庭用のコンベクションオーブン。「コンベクション」とは「(熱・大気の)対流」を意味する英語で、文字通り内部のヒーターから発せられた熱をファンで強制的に対流させる...
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「聲の形」大今良時がデビュー作『マルドゥック・スクランブル』で光らせていたキレ味
エキサイトレビュー昨日、週刊少年マガジンでの初連載をスタートさせた『聲の形』の大今良時。受賞作が「問題作」として受け止められ、異例の雑誌に掲載されないキャリアスタートとなった彼女が商業誌デビューを果たしたのは、2009...