「自分が持っている不動産の価格を知れるおすすめの不動産一括査定サイトを知りたい」
「不動産一括査定サイトは数が多すぎてどれを選べばいいかわからない」
このように、不動産の売却を考えているけど、どの不動産一括査定サイトを使用すればいいか悩んでいる方は、多いのではないでしょうか。
この記事では、おすすめの不動産一括査定サイトを徹底比較し、失敗しない不動産一括サイトの選び方をお伝えします。
この不動産一括査定サイトの記事の要約は以下です。
- 不動産一括査定サイトは査定したい不動産の情報を入力すると、複数の不動産会社が査定価格を出してくれるサービス
- 不動産一括査定サイトは多くの種類があり、それぞれ強みと弱みがある
- 不動産一括査定サイトは売却をしたい不動産の相場をかんたんに知ることができる
- 査定依頼をすると多くの営業電話がかかってくる不動産一括査定サイトもある
- 不動産を売却する際は「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」のどれかを選択する必要がある
- 不動産の売却のベストなタイミングは築年数や所有年数、季節など考慮するべきことが多くあるので、自分自身に合った売却計画が重要
- 不動産の売却にかかる費用は仲介手数料など、一般的に売却価格の4%~6%ほどかかる
不動産一括査定サイトとは
自分が所有している不動産の査定価格を簡単な基本情報を入力するだけで、すぐに知ることができるサービスのことです。
入力した不動産の情報を基に、不動産一括査定サイトが複数の不動産会社に査定依頼をしてくれます。基本的に自分自身で不動産会社を回って物件の査定をしてもらうことと変わりません。しかし、査定依頼を一括できるので、複数の不動産会社に査定依頼する手間を省くことができます。
まとめて物件の査定をおこなえるのがメリットになります。時間のない方や不動産屋に何回も査定依頼をするのが負担に感じる方に向いているサービスです。
不動産一括査定サイトを利用することで、多くの不動産会社から査定の見積もりをもらえるので、比較が簡単にでき自分に合った不動産会社を見つけられるでしょう。

ポイント
- 不動産一括査定サイトは仕事などで忙しく不動産会社を回れない方に向いている。
- 見覚えのない番号やアドレスから電話やメールがきますが、不動産一括査定サイトに依頼された不動産会社からの連絡の可能性が高い。
- 物件の査定をするのはあくまでも不動産一括査定サイトに登録している不動産会社。不動産一括査定サイトが査定するわけではない。
不動産一括査定サイトの選び方と注意点
不動産一括査定サイトを使おうと考えても、初めて使用する方はどの不動産一括査定サイトを利用すればいいか悩んでしまうことでしょう。不動産一括査定サイトを有効活用するためにも、これから紹介する3つのポイントを押さえてください。
複数の不動産売却サイトを組み合わせて利用する
一つの不動産一括査定サイトしか使用しないのは危険です。納得のいく不動産売却・最適な不動産会社と出会うためにも、複数の不動産一括査定サイトを利用しましょう。
不動産一括査定サイトに登録されている不動産会社は、すべて一緒のわけではありません。Aの不動産一括査定サイトにしか登録していない不動産会社もあれば、Bの不動産一括査定サイトにしか登録していない不動産会社もあります。
納得のいく査定・最適な不動産会社に出会うためには、複数の不動産一括査定サイトを利用して、より多くの不動産会社の査定を比較するのが望ましいです。
反対に不動産一括査定サイトに登録しすぎてしまうと不動産会社からの電話やメールが多くなり、査定の比較が難しくなってしまうので、2つか3つほどの登録が最適でしょう。

ポイント
- 大手不動産が多い一括査定サイトや中堅不動産が多い一括査定サイトなど何かに特化したサイトが多いので、複数のサイトを組み合わせることで不動産会社の偏りを防ぐことができる。
提携している不動産会社数が多いところを利用する
納得のいく査定・最適な不動産会社に出会うためには、不動産会社の登録数が多い不動産一括査定サイトを利用するのが望ましいでしょう。登録数の多い不動産一括査定サイトは規模も大きく、大きい不動産会社から小さい不動産会社まで幅が広いので、適切な査定をしてくれる安心感・安定感があります。
反対に提携数の少ない不動産一括査定サイトは、査定に偏りがあったり質の悪い不動産会社が多く登録していて対応が悪い可能性があります。適切な査定をしてもらうためには、不動産会社の登録数が多い不動産一括査定サイトを利用するのをおすすめします。

ポイント
- 不動産会社の登録数が少ない不動産一括査定サイトでも、地場の不動産会社やマンションなど何かに特化している場合は利用を検討しましょう。
査定価格と販売価格は異なることに注意
不動産一括査定サイトを利用してでた査定価格で売れるわけではありません。
不動産一括査定サイトの査定価格は、「このぐらいの価格が妥当でしょう」というそれぞれの不動産会社の概算です。後に選んだ不動産会社が実際の物件を見て最終的な査定価格を出す流れになります。査定価格が上がることもあれば下がることもあると思っておいてください。
査定価格は一番高い価格を提示したにも関わらず、実際には大幅に低い金額での契約を行おうとする悪質な不動産会社にはご注意ください。悪質な不動産会社を選ばないようにするためにも、不動産一括査定サイトを利用して複数の不動産会社から査定額がだされた際に「なぜその査定価格になったのか」を各社からしっかりと説明してもらうようにしてください。交渉次第では販売価格を上げることも可能なので、その査定価格になった理由を書き留めておくといいでしょう。

ポイント
- 悪質な不動産会社を避けるため、なぜその査定価格になったのかを各社に必ず確認して記録に残す。
不動産一括査定サイトを利用するメリット
不動産一括査定サイトを利用するメリットは以下3つです。
- 複数の会社に依頼して比較することができる
- とりあえず相場を知りたいだけでも利用することができる
- 無料で利用することができる
3つのメリットを把握することで、不動産一括査定サイトを利用してみようと思う気持ちが高まるでしょう。
複数の会社に依頼して比較することができる
不動産一括査定サイトは、数分の入力作業だけで複数の不動産会社に査定依頼ができるので、査定価格や不動産会社の比較が簡単にできます。不動産一括査定サイトがなかった頃は、不動産会社に一回いっかい電話や訪問をして査定をしてもらうしかありませんでした。そのため、電話や訪問は多くの時間を要するので限られた不動産会社しか比較できませんでした。
不動産一括査定サイトが存在する現在では、複数の不動産会社に一括で査定の依頼ができるので、多くの不動産会社を比較検討できます。また、不動産会社はそれぞれ強みを持っているので、査定する物件にあった不動産会社を選ぶことができます。
たとえば、「A社は都心部の不動産に強い」「B社はマンションに特化している」「C社はある市の不動産に強い」などです。エリアや不動産の種類によって依頼すべき不動産会社も変わってきます。不動産一括査定サイトを利用すると選択肢が増えるので、最適な不動産会社に出会う可能性も高くなるでしょう。また、査定価格・不動産会社の比較が簡単にできるので、販売価格の交渉も気軽にできるようになります。
とりあえず相場を知りたいだけでも利用することができる
今すぐに不動産売却をする段階ではないが相場感を把握するために、不動産の価格を知りたいと思っている方もいることでしょう。しかし、不動産会社に電話や訪問するとなると、必ず売らないといけないと感じてしまう方が多いのも事実。そこでおすすめなのが不動産一括査定サイトです。とりあえず相場を知りたいという場合でも気軽に利用できます。
不動産会社の査定は、一般的に「訪問査定」と「机上査定」の2つの方法があります。不動産会社の担当者が、実際に不動産のある現地に足を運んで査定価格を算出するのが「訪問査定」です。一方、「机上査定」は入力情報だけを基に不動産価格を査定します。日照や景観、不動産の周囲の環境によって査定価格が変わるので、正確な査定価格を知りたい場合は訪問査定で現地調査をする必要があります。
しかし、相場だけを知りたいのであれば机上査定で十分です。机上査定だけでもある程度の相場感をつかむことができます。机上査定で納得のいく査定価格が出た際に、次のステップの訪問査定に進むといいでしょう。不動産一括査定サイトは、机上査定ができるサイトが多く存在するので、すぐに複数の不動産会社から査定価格を提示してもらえます。所有している不動産の相場を簡単に知ることができるでしょう。不動産の相場をスピーディーに知ることができる最適な手段です。
無料で利用することができる
不動産一括査定サイトは無料で利用ができるのもメリットの一つです。不動産会社を訪問して査定してもらうとなると、交通費などの費用がかかってしまう可能性があるでしょう。不動産一括査定サイトはインターネット上で入力するだけなので費用がかかりません。売買契約が決まっても不動産一括査定サイトに手数料を取られることもありません。所有している不動産の価格を査定するなら、安心して利用できる無料のおすすめサイトです。

ポイント
- 不動産一括査定サイトは、登録している不動産仲介会社がサイトの運営にかかる費用を支払っています。なので、依頼主からサイトの利用料を取ることはありません。無料で気軽に不動産価格の査定依頼ができるサービスです。
不動産一括査定サイトを利用するデメリット
不動産一括査定サイトを利用するデメリットは、「同時期に複数の会社から連絡が来てしまう」と「個人情報を入力する必要がある」の2つです。
不動産一括査定サイトのデメリットもしっかりと把握しておいてください。デメリットを考慮した上で、不動産一括査定サイトを利用するか決めるといいでしょう。
同時期に複数の会社から連絡が来てしまう
不動産一括査定サイトを利用すると査定結果や何らかの確認などをおこなうために、ほぼ同時期に依頼した不動産会社から連絡が入ります。メールや電話での連絡が主で、一日に数件から数十件の連絡が来ることもあります。メールだと見逃してしまう可能性もあるでしょう。
不動産一括査定サイトの入力項目に電話番号をいれると電話をかけてくる会社もあります。しらない電話番号からかかってくるので、不安になったり、うっとうしく感じるかもしれません。また、同時期に複数の不動産会社から連絡がくるので、不動産会社選びや査定価格の比較をする際に混乱してしまう可能性が高くなります。比較する際に混乱しないためにも、会社名と査定価格の表をメモなどに一つひとつ残しておくことが大切です。

ポイント
- 同時期に多くの不動産会社から連絡がくるので、会社名と査定価格が一致するように表などを作成して記録しておくことが大切。
- 不動産一括査定サイトを利用した後の数日間で知らない電話番号から電話があった場合は、不動産一括査定サイトが提携している不動産会社からの連絡の可能性が高い。
個人情報を入力する必要がある
不動産一括査定サイトを利用するには、名前やメールアドレス、電話番号などの個人情報の入力が必要になります。個人情報がないと依頼者と不動産会社の連絡手段がなく、査定をする不動産の必要な情報が得られないためです。基本的に不動産一括査定サイトで入力された個人情報は、二次目的の利用はされません。
しかし、中には悪質な不動産会社がいるのも事実です。個人情報を悪用されないためには、不動産一括査定サイトの運営元がしっかりしているか、提携している不動産会社の選定が厳しくおこなわれているかを確認することが大切です。大手の会社が運営している不動産一括査定サイトや評判のいい不動産一括査定サイトを利用するのがおすすめです。提携する不動産会社の選定を厳しくおこなっているので、安心して利用できます。
また、電話番号を入力すると不動産会社から営業電話がかかってくる可能性があります。不動産一括査定サイトを利用するうえでは、やむを得ないことでしょう。不動産会社も不動産一括査定サイトに利用料を支払っているので、依頼者を逃したくないのが本音です。しかし、しつこい電話を不安に思う必要はありません。電話は1回担当者と話せば終わります。それでも電話自体が嫌な場合は、「机上査定」を利用するか匿名で利用できる不動産一括査定サイトを選べば解決します。

ポイント
- 個人情報の入力に不安がある方は、大手の会社が運営元もしくは評価の高い不動産一括査定サイトを利用するのがおすすめ。
- 電話をかけられたくない方は、机上査定か匿名で査定依頼ができる不動産一括査定サイトを利用する。
不動産一括査定サイトと不動産会社に直接依頼すると何が違う?
所有物件の査定価格だしてもらう面では、不動産一括査定サイトを利用するのと不動産会社に依頼することに変わりありません。大きく違うポイントは、査定価格を依頼する際に手軽さと個人情報の面でしょう。不動産一括査定サイトは、所有している不動産の基本情報と必要な個人情報(名前とメールアドレスなど)の入力のみで、あとは依頼者側がやることはありません。
なので、不動産一括査定サイトの場合は、所有している不動産の価格をただ知りたいだけのような場合でも査定の依頼をすることができます。多くの不動産会社を比較することができるため、相場を簡単に知ることができ、場合によっては価格交渉もしやすくなるでしょう。
一方、不動産会社に直接依頼する場合は、あくまでも所有している不動産を売るという前提で依頼するのが一般的です。所有している不動産を売るという前提で査定をはじめるので、不動産会社が用意している独自のフォーマットに、所有している不動産や個人情報などの必要事項を記入する必要があります。記入事項は不動産一括査定サイトの入力事項と比べて多いです。記入事項が多い分、不動産一括サイトを利用して不動産の査定をおこなうより、より精度の高い査定をおこなうことができます。
しかし、不動産一括査定サイトを利用し、所有している不動産の相場(他社の査定価格)を把握してから不動産会社に直接依頼する手順を踏んだ方が、最初から直接不動産会社に依頼するより査定の精度が上がる可能性が高いのでおすすめです。

ポイント
- 不動産一括査定サイトは気軽に所有している不動産の査定依頼ができるが、不動産会社に直接依頼する場合は売ることが前提の査定依頼となる。
- 不動産会社に直接依頼すると所有している不動産に関する記入事項は多いが、精度の高い査定をおこなうことができる。
不動産一括査定サイトのおすすめ13選を徹底比較
提携社数 | 同時依頼数 | 対応エリア | 机上査定 の有無 | 対応不動産 | |
すまいValue | 6社 (店舗数: 900店舗以上) | 6社 | 全国 | できる | 戸建て・マンション・土地など |
おうちダイレクト | 9社 | 最大9社 | 全国 | できる (AI査定) | 戸建て・マンション・アパート ・土地・店舗・事務所など |
リビンマッチ | 約1,700社 | 最大6社 | 全国 | できない | 戸建て・マンション・土地・ 倉庫・店舗・事務所など |
スーモ売却査定 | 2,000社以上 | 10社(最低 3社以上) | 全国 | できる | 戸建て・マンション・土地など |
HOME4U | 1,800社 | 最大6社 | 全国 | できる | 戸建て・マンション・土地・ビル ・アパート・店舗・事務所など |
イエウール | 2,000社以上 | 最大6社 | 全国 | できない | 戸建て・マンション土地・ビル ・店舗・工場・倉庫・農地など |
不動産売却の窓口 | 1,000社以上 | 複数社 | 全国(戸建て ・土地は 東京都のみ) | できる | 戸建て・マンション・土地 |
LIFULL HOME’S | 3,500社以上 | 10社 | 全国 | できる | 戸建て・マンション・アパート ・ビル・倉庫・工場など |
RE-Guide | 800社以上 | 最大10社 | 全国 | できる | 戸建て・マンション・アパート ・ビル・土地・事務所・店舗など |
マンションナビ | 2,500店舗以上 | 最大9社 | 全国 | できる (AI査定) | マンション |
ズバット不動産売却 | 300社 | 最大6社 | 全国 | できる | 戸建て・マンション・アパート ・ビル・土地など |
スマイティ | 1,800社以上 | 6社 | 全国 | できる | 戸建て・マンション・アパート・ビ ル・土地・店舗・事務所・倉庫など |
オウチーノ | 1,500社以上 | 6社 | 全国 | できる | 戸建て・マンション・アパート・ビ ル・土地・店舗・事務所・倉庫など |
すまいValue(バリュー)
すまいValue運営会社:6社で運営。小田急不動産(株)、住友不動産販売(株)、東急リバブル(株)、野村不動産ソリューションズ(株)、三井不動産リアルティ(株)、三菱地所ハウスネット(株)
すまいValueの特徴
- 大手不動産6社が共同で運営している信頼性の高い不動産一括査定サイト
- 不動産業界トップの大手会社のみに限定して査定依頼ができる
- トラブルなく安心に取引ができた割合96.7%で満足度が高い
- 1年間の成約件数が11万件以上
- 60秒で済むかんたんな申込み
すまいValueは、不動産業界の大手企業6社が共同運営している不動産一括査定サイトです。他の不動産一括査定サイトでは依頼できない大手3社(住友不動産、東急リバブル、三井不動産(三井不動産リアルティ))に依頼できる特別なサービス。対応している地域で不動産を所有している方におすすめの不動産一括査定サイトです。
すまいValueを共同運営している大手不動産会社以下6社になります。
- 三井不動産(三井のリハウス)
- 小田急不動産
- 野村不動産(野村の仲介)
- 三菱地所(三菱地所ハウスネット)
- 住友不動産(住友不動産販売)
- 東急リバブル
すまいValueを利用するメリット
- 全国各地に店舗があるので相談しやすい
- 悪質な不動産会社に出会わなくて済む
- 不動産業界トップの大手会社のみに限定して査定依頼ができる
すまいValueが、他の不動産一括査定サイトと決定的に違う点は、大手の不動産会社のみに査定依頼ができること。他の不動産一括査定サイトに登録していない大手不動産会社です。安心・安全・信頼の3つを兼ね備えています。大手の不動産会社に査定してもらいたい方におすすめです。
大手企業がもたらすメリットは全国各地に店舗があること。一括査定サイトで査定価格に納得がいき次のステップに進みたい際、近隣の店舗にかんたんに相談しに行くことができます。また、大手の不動産会社なので悪質な不動産会社に出会わなくて済むでしょう。
すまいValueのデメリット
- 地方や田舎に対応していいない可能性がある
- 両手仲介になる可能性がある
地方や田舎に対応していない可能性があります。大手不動産会社の運営なので全国に精通していますが、取引の多い都市部に集中しているのも事実です。地方や田舎の不動産の場合は、すまいValueが対応しているかを確認して対応していない場合は地場の不動産会社に依頼する方法が最適でしょう。
また、不動産取引で注意が必要なのが両手仲介になる可能性があること。両手仲介になると不動産会社による囲い込みにより売却までの時間が長期化してしまう可能性があります。両手仲介になると安く不動産を購入したい購入希望者の価格に売却価格を合わせるため、売却価格が低くなる可能性もあります。両手仲介は、売主が損をする可能性が高い取引であると考えていいでしょう。損をしないためにも、HOME4Uやイエウールなどの不動産一括サイトも同時に利用するのをおすすめします。
おうちダイレクト
おうちダイレクト運営会社:ヤフー(株)、SREホールディングス(株)
おうちダイレクトの特徴
- ヤフーとソニーグループの運営なので信頼性の高いサイト
- AI査定がある
- マンションの仲介手数料を0円にできる可能性がある
- サポートが充実している
- 提携している不動産会社は9社
- 同時依頼の可能数は9社
おうちダイレクトは、知名度の高い大手企業ヤフー株式会社とソニーグループが共同して運営している不動産一括査定サイトです。首都圏を中心とした販売実績が豊富な不動産会社9社と提携しています。なので、首都圏の不動産の査定をしたい方におすすめの不動産一括査定サイトです。また、厳選された9社のみの提携なので安心感があり信頼性が高く、AI査定などの独自サービスも魅力です。
提携している不動産会社は以下9社になります。
- 大京穴吹不動産
- 大成有楽不動産販売
- CENTURY21
- ロイヤルハウジング
- ポラスグループ
- オークラ住宅
- 京急不動産
- SRE不動産
おうちダイレクトを利用するメリット
- AI査定ですぐに相場をしることができる
- 独自のセルフ売却サービスがある
- IT大手企業のヤフーによる広告掲載サポートが手厚い
おうちダイレクトは、独自のAIを活用した「不動産価格推定エンジン」と「マンション推定価格シミュレーター」を提供しているため、査定価格をかんたんにすぐに知ることができます。特にマンション推定価格シミュレーターは、会員登録なしで確認できるので、不動産会社からの電話やメールがくることがありません。相場を知りたいだけの方にもおすすめのサイトでしょう。
また、マンションの仲介手数料が0円になるセルフ売却サービスがあるのも、おうちダイレクトを利用するメリットです。一般的には、不動産会社に不動産売却の依頼をして、買い手との売買契約が成立すると不動産会社に仲介手数料を支払う必要があります。しかし、おうちダイレクトの場合は、売主がヤフーの運営しているポータルサイト「Yhoo!不動産」を活用して不動産を売りにだすことができ、「Yhoo!不動産」から買い手が見つかると仲介手数料が0円になります。売買契約の手続きも、SREホールディングスがすべておこなってくれるので安心です。仲介手数料が0円にならなくとも、Web広告の強いヤフーが運営しているので、売却活動を広告掲載でサポートしてくれます。他の不動産一括査定サイトにはない独自戦略がおうちダイレクトを利用する最大のメリットです。
おうちダイレクトを利用するデメリット
- AI査定価格があいまいな時がある
AI査定が正確な相場をだしてくれるわけではありません。AI査定も日々進化し続けている段階なので、推定価格が甘くなってしまう時もあります。あくまでも目安の査定価格だと思い、信じすぎないようにすることが重要です。正確な相場を知りたい場合は、不動産会社に査定を依頼するのがおすすめです。おうちダイレクトはAI査定だけでなく不動産会社の査定もあるので、査定依頼をしてみてください。
リビンマッチ
リビンマッチト運営会社:リビン・テクノロジーズ(株)
リビンマッチの特徴
- 1700社以上の提携会社がる国内最大級のサービス
- 売却以外に賃貸・管理・などの査定依頼ができる
- プライバシーマークを取得しているので個人情報の観点も安心
リビンマッチは、リビン・テクノロジーズ株式会社が運営している国内最大級の不動産一括査定サイトです。2006年からの運営開始なので、不動産一括査定サイトの中でもかなり長い運営歴になります。提携会社は1700社以上あり、1回の不動産一括査定で6社まで依頼ができます。
売却の査定だけでなく賃貸・管理などの査定依頼ができるのも魅力です。また、不動産一括査定サイトでは珍しいプライバシーマークを取得しており、個人情報の保護に力を入れているサイトです。個人情報に不安を抱えている方におすすめできる不動産一括査定サイトになります。
リビンマッチを利用するメリット
- 最短45秒で終わる入力のかんたんさ
- 提携会社が多いので地方などの不動産も依頼しやすい
- 買取査定もできる
リビンマッチは、査定依頼の登録がとてもかんたんで最短45秒で済んでしまいます。査定価格を知りたいだけの方でも気軽に利用できます。加えて、提携会社が1,700社(事業所数は2,500社以上)なので、他の不動産一括査定サイトで査定できない地方の不動産でも査定依頼できる可能性があるでしょう。自宅と売りたい不動産の場所が離れていても安心です。
また、不動産の買取査定もしているのがリビンマッチのメリットになります。買取査定をしている、他の不動産一括査定サイトは少ないので希少です。不動産会社が買取をしてくれるため、売買成立までが早くなります。所有している不動産を今すぐにでも売りたいと考えている方におすすめです。ですが、買取は仲介よりも売買価格が2~3割ほど安くなってしまう可能性があるので覚えておいてください。
リビンマッチのデメリット
- 訪問査定がメイン
リビンマッチ最大のデメリットは、訪問査定がメインなことです。不動産一括査定サイトは、簡易査定である「机上査定」と現地確認のある「訪問査定」に分かれます。多くのサイトではどちらの査定方法かを選べますが、リビンマッチは選ぶことができません。訪問査定の場合は、日程調整などが必要となるため、一括査定を依頼した後、不動産会社からの電話やメールが多く来る可能性があります。
しかし、訪問査定の方が机上査定価格より正確な査定価格がでるので、正確な査定価格を知りたい方や時間に余裕のある方におすすめです。一方、相場だけを知りたいだけの方や忙しい方は、おうちダイレクトなどの他の不動産一括査定サイトを利用した方がいいでしょう。
SUUMO(スーモ)売却査定
SUUMO(スーモ)売却査定運営会社:(株)リクルート
SUUMO(スーモ)売却査定の特徴
- 不動産業界の中で知名度が高いので安心感がある
- リクルートが運営している
- 同時依頼の可能数が10社と多い
- 提携している不動産会社が2,000社以上で業界最大級
多くの方になじみのあるSUUMO(スーモ)。CMを頻繁にしており賃貸を借りたことがあったり不動産に触れたことがあれば、ご存じの方は多いのではないでしょうか。大手のリクルートが運営している不動産一括サイトのため、安心感・信頼感があります。
SUUMO(スーモ)売却査定最大の特徴は提携している不動産会社が2,000社以上もあること。国内最大級を誇ります。併せて同時依頼可能数が10社と他の不動産一括査定サイトと比べて多いです。
SUUMO(スーモ)売却査定を利用するメリット
- メールアドレスのみで査定依頼ができる
- SUUMO(スーモ)に売りたい不動産の広告を掲載することができる
- 過去の売却事例が豊富
SUUMO(スーモ)売却査定の嬉しいポイントは、電話番号の登録が任意になっていること。不動産会社からのしつこい営業電話を防ぐことができます。電話対応が苦手な方には嬉しいポイントですね。また、過去の取引事例が豊富なので、取引事例で大体の相場感をつかむことができます。取引事例の豊富さは、不動産一括査定サイトのアピールポイントです。相場を逸脱した価格設定がなく取引しやすいということなので、安心して査定依頼をすることができます。
加えて、国内最大の不動産掲載サイトであるSUUMO(スーモ)への物件掲載が可能です。SUUMO(スーモ)不動産売却が提携している不動産会社と売却契約を結ぶと、物件情報の広告をSUUMO(スーモ)に載せてくれます。SUUMO(スーモ)の利用者数も国内最大級でSUUMO(スーモ)を利用して中古物件の購入を検討する方も多いです。購入希望者も早く見つけられるといのもメリットの一つでしょう。電話対応したくない方やできるだけ早く売りたいと考えている方におすすめの不動産一括査定サイトです。
SUUMO(スーモ)売却査定のデメリット
- 対応している不動産の種類が少ない
- 不動産会社が多すぎて選びにくい
SUUMO(スーモ)売却査定は、戸建て・マンション・土地のみにしか対応していません。それ以外の不動産の売却を考えている方は、利用できないのがデメリットです。戸建て・マンション・土地以外にアパートやビル、店舗、事務所など、さまざまな不動産に対応している不動産一括査定サイトが他に多く存在します。戸建て・マンション・土地以外の不動産の売却を考えている方は、「おうちダイレクト」や「リビンマッチ」などの他の不動産一括査定サイトを利用しましょう。
SUUMO(スーモ)売却査定のもう一つのデメリットは、不動産会社を選ぶのに時間がかかってしまうこと。提携している不動産会社数が多いゆえの問題です。SUUMO(スーモ)売却査定に搭載されている絞り込み機能を活用して、依頼者自身で不動産会社を選択しなければなりません。不動産会社とのマッチングを不動産一括査定サイトが自動的におこなうのを期待している方には向かないでしょう。
しかし、依頼者自身で不動産会社を選ぶことができるので、不動産会社の情報から得られる雰囲気や実績を参考にすることができます。自分自身に合った不動産会社を選びたいと考えている方におすすめの不動産一括査定サイトです。
HOME4U
HOME4U運営会社:(株)NTTデータ・スマートソーシング
HOME4Uの特徴
- 大手IT企業のNTTデータグループが運営している
- 日本初の不動産一括査定サイト
- 提携している不動産会社が約1800社
日本で初めての不動産一括査定サイトがHOME4Uです。大手IT企業のNTTデータグループが2001年から運営を開始しました。20年以上運営しており、ノウハウや実勢が十分にある不動産一括査定サイトです。提携している不動産会社も約1800社と国内最大級です。安心感・信頼性を求める方におすすめの不動産一括査定サイトになります。
HOME4Uを利用するメリット
- 独自のセキュリティを導入しているので安心感がある
- 厳しい審査を通過した不動産会社しか提携していない
- 不動産売却を学べるコラムが多く掲載されている
- 電話相談サポートがある
NTTデータグループは、官公庁や金融機関などのシステムを開発している企業であるため、独自の国内最高級のセキュリティシステムを導入しています。他の不動産一括査定サイトと比べて、個人情報の保護の対策がしっかりしています。プライバシーマークも取得しているので、個人情報の入力に抵抗のある方でも安心して利用できるでしょう。
また、厳しい審査を通過した不動産会社しか提携していないので、悪質な不動産会社に出会うことやしつこい営業電話をかけられることもありません。質の高い不動産会社の信頼できる担当者に出会える可能性が高いでしょう。
加えて、HOME4Uのサイト上では不動産売却のコツを学べるコラムが多く掲載されています。コラムを読んでいくことで不動産売却に必要な知識や賢く・高く売るコツを得ることができるでしょう。事前準備や内覧の対応など細かい部分も詳細に載っているので、不動産売却に不安がある方でも安心して依頼することができます。
コラムを読んでも不安が取れない場合は、HOME4Uが取り入れている電話サポートを活用してみてください。不動産売却に必要なことを専属の担当者が電話でしっかりとサポートしてくれます。HOME4Uは、個人情報の入力に抵抗のある方や不動産売却が初めてで不安のある方にも、おすすめの不動産一括査定サイトです。
HOME4Uのデメリット
- 査定価格の差が大きい場合がある
- 地域によって依頼できる不動産会社の数が少ない
多くの不動産一括査定サイトにもいえることですが、HOME4Uは「不動産会社によって査定価格の差が大きい」や「相場よりも高すぎる」などの口コミが多くみられます。不動産一括査定サイトに不信感を抱きやすいポイントでしょう。しかし、査定価格の差は提携している不動産会社の数が多い分よく起こる現象です。
たとえば、戸建ての売却に強い不動産会社にマンションの売却を依頼すると、相場価格から外れてしまう可能性が高く、適切な価格を提示することができません。どのジャンルに強い不動産会社なのかを見極める必要があります。査定価格を提示された際に、なぜその価格になったのかを詳細に話してもらうようにしましょう。
また、地域によっては依頼できる不動産会社の数が少ないといった声も、よく見受けられるのが現状です。厳しい審査で提携している不動産会社を厳選しているため、地方や田舎の不動産会社にかたよりがでてしまいます。裏を返すと、厳しい審査で厳選しているので、少ない数の中でも適正な査定をしてくれる不動産会社が多いということになります。
イエウール
イエウール運営会社:(株)Speee
イエウールの特徴
- 提携会社数が国内No1の2000社以上
- 利用者数が月間2万人以上
- 情報入力の画面がLINE方式
不動産一括査定サイトの国内トップの提携会社数と利用者数を誇るのがイエウールです。提携している不動産会社が2,000社以上で月間利用者数が2万人以上と日々数を増やしています。東証スタンダードに上場している株式会社Speeeが2014年から運営しています。同時に依頼できる可能数は6社です。情報入力をする際の入力画面がLINEみたいになっており、質問に答えていくだけで登録できるようになっています。簡単に入力できるので、不動産一括査定サイトの利用が初めての人におすすめです。
イエウールを利用するメリット
- 対応不動産の種類が豊富
- 大手不動産会社と地域密着の中小不動産会社を比較することができる
- 各不動産会社の評判が確認できる
対応している不動産種別も業界トップクラスなのがイエウール。戸建て・マンション・土地に加えて、分譲マンション・一棟アパート・一棟マンション・区分マンション・一棟ビル・区分所有ビル・店舗・工場・倉庫・農地などさまざまな物件に対応しています。提携している不動産会社が多い分、対応できる物件の種類も多くなるというわけです。特に農地の査定ができる不動産一括査定サイトは少なく、希少性が高いと言えるでしょう。農地の売却を希望している方は、まずイエウールを利用するのがおすすめです。
また、提携している不動産会社も大手から地域密着の中小不動産まで幅広いので、大手不動産会社の査定価格と地域密着型の中小不動産会社の査定価格を比較できるのもイエウールのメリットです。加えて、イエウールの関連サイトである「おうちの語り部」では、イエウールが提携している不動産会社の詳しい評判・情報を調べることができます。「おうちの語り部」では、実際にイエウールを活用して不動産を売却したユーザーから投稿された5,000件以上もの口コミを見ることができます。取引をした感想だけでなく、売却までの期間や売却理由、売却した不動産の種類や住所など不動産売却に参考となる具体的な情報までも網羅しているのが特徴です。売却を考えている不動産に近い口コミをみれば、売却の相場やイメージをかんたんにつかむことができるでしょう。閲覧は無料なので、相場を知りたいだけの方におすすめです。
イエウールのデメリット
- 査定依頼の申込み後のキャンセルができない
- 電話での相談窓口がない
- しつこい営業電話をかけられる可能性がある
イエウールの最大のデメリットは、しつこい営業電話をかけてくる不動産会社に出会う可能性があること。提携している不動産会社が国内No1であるがゆえに起こり得ることです。イエウールは提携している不動産会社を厳選して選んでいます。しかし、中にはすり抜けて登録している不動産会社も存在します。匿名査定もできなので、しつこい営業に不安がある方は他の不動産一括査定サイトを利用するのがおすすめです。
不動産売却の窓口
不動産売却の窓口運営会社:リビン・テクノロジーズ(株)
不動産売却の窓口の特徴
- リビンマッチと同じリビン・テクノロジーズの運営
- 大手不動産会社から地域密着型の中小不動産会社まで幅広い提携
- 1000社以上の不動産会社と提携
リビンマッチと同じリビン・テクノロジーズ株式会社が2017年から運営している不動産一括査定サイトが不動産売却の窓口。リビンマッチより、より不動産売却に特化した一括査定サイトです。1,000社以上の大手不動産会社から中小不動産会社と提携しています。入力も60秒ほどで済むようになっており、かんたんに一括査定ができるのが特徴です。
不動産売却の窓口を利用するメリット
- 多くの種類の不動産に対応している
- 祝い金がもらえる
- プライバシーマークを取得しているので個人情報が安心
不動産売却の窓口は、イエウールと同じくさまざまな不動産(戸建てと土地は都内のみ)に対応しているのがメリットの一つです。不動産売却の窓口が対応している不動産は以下です。
- 戸建て・分譲マンション・土地
- 一棟アパート・一棟マンション・一棟ビル、投資マンション
- 店舗・工場・倉庫・農地・その他
さまざまな不動産に対応しているので、不動産の売却を考えている・査定価格を知りたい多くの方が利用できるサイトでしょう。
不動産売却の窓口の他の不動産一括査定サイトと異なるメリットは、売買契約が成立した後に祝い金があること。不動産売却の窓口で査定を依頼した不動産会社で契約にいたった場合、3,000円相当の商品券がもらえます。ちょっとしたお得感をえることができるでしょう。
また、リビンマッチ同様にプライバシーマークを取得しています。個人情報の保護の観点で、安心して依頼できると不動産一括査定サイトであると考えていいでしょう。店舗や事務所、農地などの特殊な不動産や不動産売却でお得感を得たい方、個人情報に不安がある方におすすめの不動産一括査定サイトです。
不動産売却の窓口のデメリット
- 提携している不動産会社の数が少ない
- 匿名での査定ができない
不動産売却の窓口は提携している不動産会社が約1,000社と少なめです。リビンマッチが1,700社以上(加盟店は2,600社以上)なので、半分程度のボリューム感といっていいでしょう。しかし、提携している不動産会社が1,000社あれば査定価格を知るには十分です。他の不動産一括査定サイトに比べて場所によっては選べる不動産会社の数が多い場合があります。物足りなさを感じるのであれば、他の不動産一括査定サイトを利用するといいでしょう。
また、不動産売却の窓口は匿名での査定ができません。必ず個人情報を入力する必要があります。ただ査定価格を知りたいだけの方には向いていない一括査定サービスです。裏を返すと、不動産売却に真剣に取り組んでいるサイトなので売却を前提に考えている方には、強い味方となってくれるサイトであること間違いありません。
LIFULL HOME’S
LIFULL HOME’S運営会社:(株)LIFULL
LIFULL HOME‘Sの特徴
- 日本最大級のポータル不動産サイトのメニューで提供
- 提携している不動産会社数が3,500社以上
- 同時依頼の可能数が10社
CMでよく目にするLIFULL HOME’S。日本最大級の不動産ポータルサイトのメニューの一つとして不動産一括査定サイトがあります。LIFULL HOME’Sは、不動産業を軸に20年以上成長し続けている株式会社LIFULLが運営。不動産一括査定サイトのサービスは、2008年から開始しており日々利用者数と提携会社数を伸ばしています。提携している不動産会社数は3,500社以上で国内最大級です。また、同時依頼の可能数も最大10社と他の不動産一括査定サイトと比べて多いのが特徴。不動産ポータルサイトで実績があり提携している不動産会社の数が多いサイトで依頼したいと考えている方におすすめです。
LIFULL HOME‘Sを利用するメリット
- マンションの参考価格算出システムを使用することができる
- 過去の取引情報を見ることができる
- 匿名で査定依頼ができる
- 無料でアドバイザーに相談ができる
LIFULL HOME‘Sは「プライスマップ」という独自のマンション参考価格算出システムを導入しています。会員登録をする必要がなく誰でも利用できるサービスです。マンションの参考価格を地図上から選択して閲覧することができるため、地域や駅ごとのマンションの相場価格をかんたんにすぐ知ることができます。
加えて、過去の不動産取引の情報をさかのぼって確認することができる「不動産アーカイブ」というサービスを提供しています。過去にLIFULL HOME‘Sに掲載された不動産情報を地域や駅、さらに細かい築年数や間取りなどの条件に絞って検索することが可能です。かんたに売却したい不動産に近い物件の詳細な価格変動を確認することができます。
また、LIFULL HOME‘Sの嬉しいポイントは、匿名査定ができることと無料で不動産の専門アドバザーに相談できることです。匿名査定ができることは説明するまでもありませんが、個人情報の入力に不安がある方や電話で対応が嫌な方におすすめの査定方法になります。不動産売却に不安がある方やどのように売却を進めていいかわかない方などの強い味方となってくれるのが「住まいの窓口」です。
「住まいの窓口」を利用すると不動産売却に詳しい、不動産の専門アドバイザーが何度でも無料で相談にのってくれます。中立的な立場からアドバイスをしてくれので、安心して相談できるでしょう。不動産を売却したい旨を伝えると、信頼できる不動産会社をしてくれます。不動産の売却が初めてで不安な方にもおすすめの不動産一括査定サイトです。
LIFULL HOME‘Sデメリット
- LIFULL HOME‘Sのサービスを全部利用する場合は会員登録が必要
- 提携している不動産会社の質が悪い可能性がある
LIFULL HOME‘Sのサイトはさまざまなサービスが充実しています。サービスをすべて利用したいのであれば、会員登録が必要です。一括査定サービスの利用や物件情報を見る分には会員登録する必要はありません。しかし、匿名査定をする際は会員登録が必須となっています。匿名査定は便利でも会員登録が面倒だと感じるかもしれません。会員登録は無料かつ簡単です。メールアドレスやニックネームの設定、パスワードの設定のみで完了します。登録は簡単なので、匿名査定を依頼したい方は会員登録をしておきましょう。
LIFULL HOME‘Sのもう一つのデメリットは、提携している会社の質にバラツキがある点です。LIFULL HOME‘Sは、独自の基準システムを導入して悪質業者を排除しています。しかし、中には対応が悪い不動産業者もいるとの口コミが見られます。LIFULL HOME‘Sはサポート体制が充実しているので、悪質な不動産会社にあたってしまったら、住まいの窓口などのサポートセンターに連絡すればいいでしょう。それでも不動産会社の質に不安を感じる人は、HOME4Uなどの優良企業しか提携していない不動産一括査定サイトを利用するのがおすすめです。
RE-Guide
RE-Guide運営会社:(株)ウェイブダッシュ
RE-Guideの特徴
- 16年の運営歴を誇る老舗の不動産一括査定サイト
- 提携している不動産会社は800社以上
- 同時依頼の可能数は最大10社
RE-Guideは株式会社ウェイブダッシュが運営している不動産一括査定サイトで、16年以上の運営歴を誇る老舗です。昔はSBI不動産ガイドという名前でSBIグループが運営していました。2006年からSBI不動産の一括査定サービスがスタートしています。そのため、対応している不動産の種類も多いのが特徴です。同時に依頼できる数も最大10社と他の不動産一括査定サイトよりも多いです。
RE-Guideを利用するメリット
- 投資物件に強い不動産会社が多い
- Yahoo!アカウントを引き継ぐことができる
- 悪徳な不動産会社に出会う可能性が低い
投資物件に強い不動産会社が多く提携しています。収益性の高い不動産やマンションを売却したいと考えている方におすすめできる不動産一括査定サイトです。加えて、マンションの他にもビル一棟や店舗、事務所などの投資家が所有する不動産も査定することができるので、個人投資家に方にもおすすめです。
RE-GuideはYahoo!のアカウントを引き継ぐことができるメリットがあるので、個人情報の登録作業を省くことができます。無駄な手間を省けるのは、忙しい方に嬉しいポイントでしょう。RE-Guideの登録作業自体もかんたんすることができるので、Yahoo!のアカウントを持っていない方も心配いりません。
また、RE-Guideは独自の悪徳な不動産会社を排除するシステムを使用し、優良な不動産会社を厳選して選んでいます。提携している不動産会社の数は800社以上と多くはないですが、その分悪質な不動産会社に出会う可能性が低いです。査定依頼ができる数は少なくても、優良な不動産会社に査定をしてもらいたいと考えている方におすすめできる不動産一括査定サイトです。
RE-Guideのデメリット
- 全国対応だが地域によっては対応している不動産会社が少ない
- 査定依頼の入力項目が多い
RE-Guideは、提携している不動産会社の数が800社以上と他の不動産一括査定サイトに比べて少ない分、地方や田舎の不動産会社が少ないです。場合によっては少数の不動産会社にしか依頼できず、相場を把握することができない可能性があります。査定の依頼できる不動産会社が少数の場合は、他のSUUMOやLIFULL、イエウールなど、提携している不動産の会社数が多い不動産一括査定サイトを同時に利用するのがおすすめです。同時に利用することで、適切な相場を知ることができるでしょう。
また、RE-Guideは他の不動産一括査定サイトに比べて、査定依頼をする際に入力する項目が多いです。査定依頼をする前に手間がかかってしまうのがデメリットといえるでしょう。入力作業が苦手な方や面倒だと感じる方、忙しい方には向いていないでしょう。しかし、入力項目が多いのは査定価格をより正確に提示するためです。査定価格と売却価格の差があまり開かなくなるので、売却の意思が強い方におすすめです。適切な査定価格が分かるので、入力する手間を惜しまずにおこなってみてください。
マンションナビ
マンションナビ運営会社:マンションリサーチ(株)
マンションナビの特徴
- マンション売却特化型の一括査定サイト
- 提携している店舗数が2500店以上
- 同時依頼の可能数が最大9社(売買6社の賃貸3社)
分譲マンションの売却に特化している一括査定サイトがマンションナビです。運営会社はマンションリサーチ株式会社で、2011年からサービスが開始されています。マンションリサーチ株式会社は、マンションナビの他にも不動産業者へのコンサルティング業務などもおこなっている会社です。提携している不動産会社は900社以上で2,500店舗を超えます。マンション売却の査定価格を知るのには十分な提携数でしょう。また、同時に依頼できる会社の数も最大9社と多いのも特徴です。マンションの売却を考えている方や所有しているマンションの相場価格を知りたい方は、利用すべき不動産一括査定サイトの一つです。
マンションナビを利用するメリット
- 簡単操作で査定依頼したいマンションを選ぶことができる
- マンション価格の推移をかんたんに調べることができる
- AIによる相場把握機能・AI査定がある
- 賃貸査定がおこなえる
マンションナビは、かんたんな操作でマンションの相場を調べることができます。査定依頼をしたいマンションがある県を選択して、項目沿ってクリックしていくだけ、マンション名がでてきます。かんたん作業なので、サッと価格相場を知りたい方にもおすすめです。マンション名が検索できると、そのマンションの過去の取引実績や価格の推移が一覧ででてきます。マンションの1年前と3年前の価格の比較もできてしまいます。相場の感覚を手軽につかめるという点では、忙しい方にも嬉しいポイントでしょう。
なによりマンションナビが他の不動産一括査定サイトと違うのは、AIを積極的に導入している点です。マンションナビの査定では、AI査定を選ぶことができます。マンションの情報を入力するだけで、査定価格がすぐにでる手軽さがメリットでしょう。マンションナビのAI査定は、マンション名か町の名前の入力だけで査定価格が提示される優れもの。売却したいマンションが登録されていなくても、物件付近の相場から価格を推測します。電話番号や住所の入力が必要ないので、営業電話がかかってくることはありません。AI査定だけでなく無料プロ査定と呼ばれる一般的な不動産会社がする査定もおこなっています。
また、引っ越しなどでマンションの売却を考えている方に嬉しいのは賃貸査定ができること。賃貸査定の結果次第で、所有しているマンションを手放すか賃貸経営をするかを選ぶことができます。所有しているマンションを売却するか悩んでいる方にもおすすめできる一括査定サイトですね。
マンションナビのデメリット
- すべてのサービスを利用するには会員登録が必要
- 戸建てや土地の査定依頼ができない
マンションナビで過去の販売事例の価格を閲覧したりお気に入り物件を100件登録したり、最新の不動産情報がわかるメルマガ配信を受けるためには、会員登録しなければなりません。マンションの売却を考えているのであれば、過去の販売事例の閲覧は大事なので登録すべきでしょう。会員は無料なので損をすることはなく、会員数が12万人を突破しているので、優良なサービスであること間違いないでしょう。
マンションナビはマンションの売却に特化していることから、戸建てや土地の査定依頼ができません。マンション以外の不動産の査定依頼をしたいのであれば、他の不動産一括査定サイトの利用をおすすめします。
ズバット不動産売却
ズバット不動産売却運営会社:(株)ウェブクルー
ズバット不動産売却の特徴
- 比較サイトの豊富な実績がある企業が運営している
- 2020年サービス開始の新しい不動産一括査定サイト
- 提携している不動産会社は300社
- 同時に依頼できる可能数が最大6社
ズバット不動産売却は、2020年にサービスが開始された新しい不動産一括査定サイト。運営しているのは比較サイトで豊富な実績を持っている株式会社ウェブクルーです。株式会社ウェブクルーは、CMやショッピングセンターなどでよくみかける「保険見直し本舗」を運営しています。さまざまな分野の名の知れているサービスを展開している企業なので安心感があります。現在、提携している不動産会社は300社で同時に査定依頼できる可能数は最大6社となっています。
ズバット不動産売却を利用するメリット
- 質の悪い不動産会社がいない
- 売却時の手取り・減価償却をシミュレーションすることができる
- ISO27001取得企業の安心感
- プレゼントキャンペーンがある
ズバット不動産売却は、独自の厳しい審査を設けており、審査を通過した300社のみしか提携していません。質の悪い悪徳業者を排除しているので、優良な不動産会社に査定の依頼をできるのがメリットです。株式会社ウェブクルーが運営している他の一括査定サイトも厳正なる審査を設けて成功しています。
ズバット不動産売却の他の不動産一括査定サイトにないメリットは、売却時の手取り・減価償却をシミュレーションで確認できることです。不動産の売却となると、住宅ローンの残債や税金の支払いが気になるところ。人によっては手元にどのくらい残るのか不安に思うでしょう。ズバット不動産売却では、かんたんな入力で手元に残る金額を計算してくれる機能を備えています。「想定売却価格」と「住宅ローン残債」、「諸経費」などの入力をするだけです。売却後に売却額がすべて手に入るわけではないので、事前に計算をしておくといいでしょう。
ISO27001を取得しているというのも心強いポイントです。ISO27001は、国際基準である情報セキュリティマネジメントシステムのことで、個人情報の保護をしっかりしている企業であることを示しています。不動産一括査定サイトを利用する際に心配になる個人情報がちゃんと守られているので、安心して利用できるでしょう。
また、ズバット不動産売却を通して契約が成立したら、1万円もらえるキャンペーンを実施しています。契約成立後にアンケートに回答するだけなので、かんたんに手にいれることができます。売却後にお得感を得たい方におすすめです。
ズバット不動産売却のデメリット
- 不動産会社を選ぶことができない
- 地方や田舎に対応している不動産会社が少ない
- 査定依頼には個人情報の入力が必須
ズバット不動産売却は厳選して提携会社を選定している分、「不動産会社を選ぶことができない」と「地方や田舎に対応している不動産会社が少ない」というデメリットがあります。提携会社が300社と他の不動産一括査定サイトに比べてすくないため、査定依頼したい不動産会社が登録されていない場合や、場所によっては依頼できる会社が1,2社しかないなんてこともありえるでしょう。多くの不動産会社に依頼をしいたいのであれば、他の不動産一括査定サイトの利用をおすすめします。
また、ズバット不動産売却で査定を依頼する際には、個人情報の入力が必須となっております。ISO27001を取得しているサイトであったとしても、個人情報の入力を不安に思う方はいるでしょう。個人情報の入力を避けたい方は、AI査定や匿名査定をしている不動産一括査定サイトの利用をおすすめします。
スマイティ
スマイティ運営会社:(株)カカクコム
スマイティの特徴
- 比較サイトで有名なカカクコムが運営している
- HOME4Uと連携している
- 提携している不動産会社の数は約1,800社
- 同時に依頼できる可能数が最大6社
スマイティは、2009年から比較サイトである「価格.com」や「食べログ」で有名な株式会社カカクコムが運営しています。スマイティ最大の特徴は、不動産一括査定はNTTデータグループが運営しているHOME4Uと同じであること。スマイティが集客をメインで担当し、HOME4Uが顧客情報の管理と不動産会社への査定依頼を担当しています。HOME4Uの査定と同じ結果がでると覚えておくといいでしょう。提携している不動産会社もHOME4Uと同じ1,800社以上で同時依頼できる可能数もHOME4Uと同じ最大6社までとなっています。HOME4Uで最初に一括査定をしている場合は、スマイティで査定依頼する必要はないでしょう。
スマイティを利用するメリット
- HOME4Uと同じ査定依頼なので個人情報の保護が手厚い
- 関連サービスが充実している
スマイティは、不動産売却の基礎知識関連のサービスが充実しています。その中でも特に優秀なのが「住宅ローン比較」と「ハウスクリーニング比較」です。所有している物件を売却して新しい物件に住みかえる場合、新居の住宅ローンを決める必要があります。住宅ローンを決める期間は長く取れないため、比較サービスを利用して決めると効率がいいでしょう。
また、不動産売却で高く査定してもらうのに重要なのがハウスクリーニング。物件の中の状態がいいほど査定価格が高くなります。スマイティが提供しているハウスクリーニングの比較を利用することで、効率よく安いハウスクリーニング業者を探すことができるでしょう。「住宅ローン比較」と「ハウスクリーニング比較」の他にも住みやすい街ランキングなどのコラムなども提供しています。効率よく所有している不動産を売却したい方や、住み替えで物件の売却を予定している方におすすめの不動産一括査定サイトです。
HOME4Uが顧客管理と一括査定を依頼するので、個人情報の保護の面は安心できます。HOME4Uが活用している独自のセキュリティシステムを導入しているためです。個人情報の入力が心配な方にもおすすめできる不動産一括査定サイトになります。
スマイティのデメリット
- 査定サイトのサービスのオリジナル性が薄い
- HOME4Uと提携している不動産会社は変わらない
スマイティはHOME4Uと連携しているので、HOME4Uとほぼ変わりません。提携会社の数や提携している会社も一緒であり、同時に依頼できる最大の可能数も一緒です。査定上のオリジナル性がないため、HOME4Uを利用するなら同時に利用する必要はないでしょう。どちらか一つを選べば完結します。
オウチーノ
オウチーノ運営会社:(株)オウチーノ
オウチーノの特徴
- 不動産ポータルサイトで有名な株式会社オウチーノが運営している
- 累計査定件数は4万件以上
- 提携している不動産会社の数は1,800社以上
- 同時に依頼できる可能数は最大6社
オウチーノの不動産一括査定サイトは、不動産ポータルサイトであるオウチーノのサービスの一つです。オウチーノのメインはSUUMOやホームズ、アットホームと同じ買主や借主向けの物件掲載になります。オウチーノは株式会社オウチーノが運営しており、親会社であるくふうカンパニーが東証マザーズに上場している信用度の高いサイトです。最近までは独自のプラットフォームで不動産一括査定をしていましたが、リニューアルしてからHOME4Uと連携し、HOME4U同じプラットフォームの査定サイトになりました。査定依頼はHOME4Uを利用するのと変わりありません。HOME4Uとスマイティ、オウチーノは同じ一括査定サイトになると覚えておきましょう。
オウチーノを利用するメリット
- 一括査定をする前に不動産会社の情報を確認することができる
オウチーノの不動産一括査定サイトは、査定依頼がHOME4Uと同じためHOME4Uのメリットと同じであると考えておけばいいでしょう。HOME4Uと違うポイントは、査定依頼する前に売却予定の物件の査定の依頼ができる不動産会社の情報を調べられること。どのような会社なのかどこのエリアまで対応しているかなどを知ることができます。査定依頼をする前に自分に合いそうな不動産会社を見つけることができるかもしれません。不動産一括査定で失敗したくない方におすすめです。
オウチーノのデメリット
- 電話対応がない
- 昔に提供していた査定ができない
HOME4Uは、査定依頼や売却申込みの際に電話での対応サービスをしていますが、オウチーノではそのようなサービスはありません。一括査定のプラットフォームはHOME4Uと同じですが、電話対応などのサービス内容などは異なるので注意すべきでしょう。また、オウチーノはリニューアル前まで、農地や市街化調整区域の売却やリフォームから売却まで一体化したサービスを強みとしていました。しかし、リニューアル後は、HOME4Uと同じ査定依頼のサイトを利用するので、オウチーノが強みとしていたサービスが利用できません。リニューアル前と後の違いがあるので、勘違いしないようにしましょう。
実際に不動産会社に依頼するときの流れと注意点
不動産一括査定サイトを利用して、所有している不動産の査定価格が出た後、不動産会社に売却の依頼(媒介契約)をする流れと注意しなければならないことがあります。媒介依頼とは、不動産の売買契約の成立のために、営業努力を不動産会社に依頼する契約のことを言います。
実際に不動産会社に依頼する際に重要な、以下4点をこれから詳しく解説していきます。
- 媒介依頼(買主を探してもらう依頼)には3種類ある
- 売却のタイミングに注意
- 売却の費用
- 不動産を即時買い取ってくれる買取業者も存在する
媒介依頼には3種類ある
まず、不動産会社に売却の依頼をする際に決めなければならないのが、媒介契約の方法です。不動産の媒介契約は以下3種類があります。
- 一般媒介契約
- 専任媒介契約
- 専属専任媒介契約
不動産を売却する依頼主(売主)は、上記3つの媒介契約の中から一つを選ぶ必要があります。どれを選んだとしても不動産会社に支払う手数料などは変わりません。しかし、3つの媒介契約はいかに不動産が早く売れるか、高く売れるかに関わってくるので、慎重に選択する必要があります。
媒介契約それぞれに内容の違いがあるので詳しく見ていきましょう。
媒介契約名 | 一般媒介契約 | 専任媒介契約 | 専属専任媒介契約 |
---|---|---|---|
契約できる 不動産会社の数 | 複数の不動産会社に 依頼できる | 不動産会社1社のみの契約 (それ以外と契約を結ぶと 違約金が発生する) | 不動産会社1社のみの契約 (それ以外と契約を結ぶと 違約金が発生する) |
売主自ら買い手を 見つけていいか | 売主が買主を見つけて 直接取引をしていい | 買主を見つけて直接取引を した場合、媒介契約に 要した費用を支払う | 買主を見つけて直接取引を しても不動産会社を通さな ければならない |
販売状況の報告 義務(不動産会社) | 報告の義務なし | 2週間に1回以上、販売 報告をする義務 | 1週間に1回以上、 販売報告をする義務 |
レインズ※の登録 義務(不動産会社) | 登録義務なし(売主の 希望によってはできる) | 媒介契約を結んだ後、 7日以内にレインズへ登録 | 媒介契約を結んだ後、 5日以内にレインズへ登録 |
契約有効期間 | 法令上の制限なし 行政指導は3ヶ月以内 | 3ヶ月以内 | 3ヶ月以内 |
一般媒介契約
一般媒介契約は、不動産会社のサポートがほぼない契約になります。複数の不動産会社に媒介の依頼ができ、売主自身で買主を見つけて直接取引をしてもいい契約です。売主の自由度が高いですが、集客をどのようにおこなっていくかがキーポイントになります。
一般媒介契約 | 内容 |
---|---|
メリット | ・複数の不動産会社に依頼ができるため、買い手の幅を広げることができる ・複数の不動産会社が営業をしてくれる ・売却する物件が公表されない(レインズへの登録義務がないため) |
デメリット | ・レインズへの登録義務がないため、物件情報が広がりにくい ・他の不動産会社経由で売れてしまいそうな物件だと、不動産会社の営業活動が 消極的になる可能性がある ・状況報告の義務がないため、不動産会社の営業活動の進捗が分からない |
専任媒介契約
専任媒介契約は、契約を結べる不動産会社が1社のみとなります。自由度は低くなりますが、信頼できる不動産会社に依頼することで、納得のいくサポートを受けることができでしょう。サポートを受けながら売却活動ができるので、売却できるまでの期間が短くなる可能性が高くなります。
専任媒介契約 | 内容 |
---|---|
メリット | ・不動産会社からの販売の進捗報告の義務があるので売主は販売状況把握できる ・広告費用をかけてもらえたり売却へ向けてのサポートが充実している |
デメリット | ・不動産会社は他社との競争意識がなくなるので、営業が積極的でなくなる可能性がある ・1社のみしか契約できないため、その不動産会社の営業によって売却の期間や金額が 左右されてしまう |
専属専任媒介契約
3つの媒介契約の中で最も自由度の低いのが専属専任媒介契約です。売主が自分自身で買い手を見つけてきたとしても、不動産会社を通して契約しなければなりません。しかし、販売状況の報告義務が1週間に1回あったり売却までの状況をコンスタントに把握することができます。
専属専任媒介契約 | 内容 |
---|---|
メリット | ・不動産会社からの販売報告の頻度が3つの中で一番高く設定されているため、 販売状況を把握しやすい ・広告費用をかけてもらえるなど営業以外でも恩恵を受けられる |
デメリット | ・売り手自身で買い手を見つけても契約した不動産会社を通さないと売却できない ・契約した不動産会社の力量に左右されてしまう ・不動産会社同士の競争がないため、営業活動が消極的になりやすい |
ここまで3つの媒介契約について紹介してきましたが、結局どれを選べばいいかわかりませんよね。次にお伝えする内容に当てはまる方を選びましょう。
以下に当てはまる場合は一般媒介契約がおすすめです。
- 近隣の人に不動産を売ることを知られたくない
- 人気のエリアの不動産を売却したい
一般媒介はレインズへの登録義務がないため、近隣の人に不動産の売却を知られる可能性が他2つの媒介契約と比べて少ないでしょう。また、人気エリアは購入希望者が多いため、不動産会社に手厚いサポートを受けなくても売れる可能性が高いです。集客がかんたんなのである程度の情報で、短期間で決まるでしょう。
以下に当てはまる方は専任媒介契約・専属専任媒介契約がおすすめです。
- 住み替えなどで売却を急いでいる
- 信頼できる不動産会社に出会った
- 売れ残った場合、不動産会社に買取をして欲しい
売却を急いでいるなら専任媒介契約・専属専任媒介契約がいいでしょう。レインズの登録があるため、一般媒介契約より物件情報が早く不動産業者にまわり、買い手の見つかる可能性が高くなります。また、信頼できる不動産会社を見つけた・いる場合は、一つの不動産会社に絞るのもいいでしょう。売却ができるように手厚いサポートをしてくれる可能性が高いです。不動産会社を選ぶ際には、買取特典などがついている会社を選ぶと、まんがいち売れ残ったとしても安心です。
売却のタイミングに注意
不動産を売却するならできるだけ高い価格で・短い期間で売りたいですよね。高く・早く売るには売却のタイミングが重要になります。以下5つの重要なポイントを押さえておくといいでしょう。
- 不動産相場の変動から売るタイミングを考える
- 築年数
- 税金から考える売るタイミング
- 住宅ローンで考える売るタイミング
- 成約件数が増える季節
不動産相場の変動で売るタイミングを考えるなら以下に沿うといいでしょう。
- 相場が右肩に下がり続けている場合は早く売る
- 相場が右肩に上がっているなら下がり始めるまで売るのを待つ
- 相場に変動がなければいつでも売却していい
相場の変動の上下は将来どうなるか誰にもわかりません。保証がないので、ある程度相場の変動の予想をした上で売却のタイミングを決めるといいでしょう。
築年数で売るタイミングを考える場合は、築15年以内か築20年以上かで売却のタイミングが異なります。
- 築15年以内の物件 → できるだけ早く売る(1年経過するごとに資産価値が大幅に下がるため)
- 築20年以上の物件 → 売り急ぐことはない(1年経過するごとの資産価値はあまり変わらない)
築15年以内の物件は売却計画を立てて早く売ることを目指しましょう。一方、築20年以上の物件は別の要素を考慮して売却するタイミングを見極めてみてください。
税金を考えて売るタイミングを見極める場合は、以下に沿うと節税に繋がります。
- 家の所有期間が5年を超えたときに売ると 5年以下で売る場合に比べて、所得税と住民税が約1/2になる(5年以上を長期譲渡所得、5年以下を短期譲渡所得と呼ぶ)※3000万円の特別控除に収まる場合は考える必要ありません。
- 空き家になって3年以内までに売却すると3000万円の特別控除を利用できる
- マイホームの所有期間が10年を超える場合は、3000万円の特別控除の後にマイホーム軽減税率を適用できる
- 被相続人が亡くなってから3年10か月以内に相続した家を売却すれば、相続税が取得費に加算される
税金で売るタイミング考えるなら、売りたい物件を何年間所有していればいいかが重要になってきます。控除などを受けられる期間に達しているかを確認して、売却計画を考えるといいでしょう。
住宅ローンで売るタイミングを考える場合は、住宅ローンが低金利になっている時を狙いましょう。ローンを組む買い手は金利が低ければ低いほど、利息が少なくなるので返済額を減らすことができます。買い手からすると、金利が低い時が一番の買い時です。売り手からすると、金利が低い時が売りやすい時ということになります。
ただし、住宅ローンが低金利になるのは、景気が悪い時です。景気が悪くなると金利の低下を引き起こし、住宅ローンの金利も低くなります。景気が悪いと販売価格が下がる可能性が高いので、売り手は損をする場合があります。金利が低いかどうかだけで判断しないようにしてください。
季節で売却の時期を考えるのであれば、3月が最も成約率が多いです。転勤や引っ越しなどをする人が多くなるからでしょう。3月といっても3月から売却活動を始めても遅いです。遅くても前年の12月頃から不動産会社探しなどを始めて、2~3月で売買の成立ができるように計画してみてください。
売却の費用
不動産の売却は、販売価格のすべてが手元に来るわけではありません。一般的に、売却価格の4%~6%程度が不動産売却の費用としてかかります。
以下が不動産売却でかかる費用の一覧です。
- 仲介手数料 → 売却価格の3%+6万+消費税
- 印紙税 → 1,000円~6万円(売却価格による)
- 抵当権抹消にかかる費用 → 1,000円(司法書士に依頼すると2万~5万円)
- 住宅ローン返済手数料 → 5,000円~3万円(住宅ローンの残債による)
- 譲渡所得税 → 短期譲渡所得は売却価格×30.63%で長期譲渡所得は売却価格×15.315%
- ハウスクリーニングの費用 → 2万円~10万円程度
- 契約書発行手数料 → 300円×部数
不動産を売却するだけでも多額の費用がかかるのが、お分かりいただけたと思います。大部分を占めるのは、仲介手数料と考えていいでしょう。たとえば、3,000万円で売却した場合、仲介手数料だけで105万円かかります。その他を足すと110万程度かかると考えるのが妥当です。売却費用を抑えるためにも、不動産会社に仲介手数料を下げてもらえないか交渉してみてもいいかもしれません。
不動産を即時買い取ってくれる買取業者も存在する
不動産会社の中には、仲介ではなく買取をしてくれるところもあります。即時買取となると、最短で3日~1週間で長くても1ヶ月以内に売却することができるのが特徴です。すぐに現金が欲しい方におすすめの方法でしょう。近隣に物件の売却を知られたくない方や築年数が古く立地が悪い物件、わけあり物件などの市場で売れにくい物件の売却を検討している方にもおすすめできます。しかし、仲介での売却に比べて1割~3割ほど買取価格が安くなってしまう可能性が高いです。売却予定の不動産の相場を確認しながら、仲介にするのか買取にするのかを決めるといいでしょう。
また、専任媒介契約・専属専任媒介契約を結んだ不動産会社の中には、買取保証をおこなっているところもあります。専任媒介契約・専属専任媒介契約で仲介できる3ヶ月間の中で売買契約にいたらなかった場合、不動産会社が即時買取してくれる制度です。専任媒介契約・専属専任媒介契約を結ぶ際に、事前に即時買取の金額も決めておきます。即時買取をおこなっていない不動産会社や、即時買取をする物件の基準が不動産会社ごとに違うので、買取保証を受けられないケースもあることを頭にいれておいてください。買取保証は、高くうりたい、けれど現金が必要になる期限がきまっている方におすすめです。
不動産一括査定でよくある質問
不動産一括査定サイトを利用しようと考えている方がよく抱く疑問について、これから解説していきます。参考にしてみてください。
売りに出す場合の広告費宣伝や、売れなかった場合の費用は掛かりますか?
売り主は基本的に、不動産を売るために必要な広告宣伝費や、売れなかった場合の費用を支払う必要はありません。不動産売却に関わる販促活動にかかる費用は、基本的に不動産屋が負担します。また、不動産の売却は、不動産が売れた際に仲介手数料として売主が不動産会社に費用を支払う決まりがあります。
売買契約時に発生する費用なので、不動産が売れなかった場合には発生しません。しかし、広告宣伝費と売れなかった場合の費用負担にも、売り主が支払うことになる例外があります。それは、特別に依頼した広告や売主が契約内容に反した場合、不当な理由でのキャンセルです。一般的な広告費より特段高い場合などは、広告宣伝費や売れなかった場合でも売主が費用を負担する必要があります。
住宅ローンの残高があっても不動産売却できますか?
住宅ローンの残高が残っていても基本的に不動産を売却することができます。しかし、売却時に住宅ローンの完済が前提条件になります。住宅ローンを組んでいる不動産は、金融機関が「抵当権」を設定しています。「抵当権」とは、買主が住宅ローンの返済ができなくなった場合に備えた担保のことです。
まんがいち買主の支払いが滞った場合は、銀行が不動産の所有権を得ることになります。抵当権は、住宅ローンが完済されると抹消されます。住宅ローンが残っている不動産を売却する際は、売却額で住宅ローンの返済ができるかを事前にシミュレーションをする必要があります。売却の依頼をする前に、不動産一括査定サイトを活用し、売却したい不動産の相場を確認しておきましょう。
不動産を買い替える際は、売却と購入をどのような段取りで進めたらよいですか?
不動産の買い替えの段取りは、「住宅ローンが残っている場合」と「住宅ローンが残っていない場合」の2パターンに分かれます。住宅ローンが残っている場合は、以下の手順を踏むことになります。
- 今所有している住居の売却
- 仮の住まいへ転居
- 新居の売買契約
- 新居の引き渡し
住宅ローンが残っている状態で買い替えをおこなうには、住宅ローンを返済して抵当権の抹消を最初におこなう必要があります。住宅ローンを返済した後に新しい不動産の契約をおこないます。売却額でも住宅ローンが返済できない場合は、残った住宅ローンと新しく借りるローンをひとまとめにできる住み替えローンの利用を検討してみてください。
住宅ローンが完済できないから売ることができない、という状態を防ぐことができます。しかし、ローンの総額は多くなくなる分、ローンの支払い年数が長くなったり月々の支払い費用が増えたりする可能性があります。
次に、住宅ローンが残ってない場合は以下の手順になります。
- 新居の売買契約
- 新居の引き渡し
- 今所有している住居の売却活動
- 今所有している住居の引き渡し
住宅ローンが残っていないのであれば、売却より先に新居を探して売買契約を結ぶのが最適でしょう。新居への引っ越しを終え、落ち着いた状態で不動産の売却活動に臨むことができます。また、引っ越しを1回で済ますことができるのもポイントです。
相続の場合は、どのタイミングで売りに出すとよいですか?
相続の不動産は、「相続人が複数いる場合」と「相続人が1人の場合」で売却のタイミングが異なります。相続人が複数いると、不動産の相続はトラブルが起きやすくなります。不動産は遺産分割が難しいためです。
相続人が複数いる場合は、相続予定の不動産を事前に売却して現金化しておくといいでしょう。遺産分割の手続きが円滑に進みやすくなり、相続人同士のトラブルを防ぐことができます。一方、相続人が自分一人の場合は、現金化の前に不動産相続をおこなうと、受けられる恩恵が多くなります。
不動産相続で受けられる可能性がある恩恵は以下4つです。
- 相続税の課税評価額の圧縮
- 小規模住宅等の特例
- 相続税の取得費加算の利用
- 空き家の特別控除の適用
不動産を相続する場合、土地は路線価を基準に、建物は固定資産税評価額を基準にして相続税の評価がなされます。一般的に路線価は、実際に不動産を売却する際の価格の約80%で、固定資産税評価額は実勢価格の約70%です。現金で相続した場合よりも相続税の財産評価額が低くなる傾向にあるので、課税額を圧縮できる可能性があります。
また、小規模住宅等の特例の適用も受けられる可能性があります。小規模住宅等の特例は、住居用または事業用・貸付用に使用されていた小規模の宅地などのうち、特定の親族が相続した分は、評価額を最大80%減額する制度です。
参照:国税庁
小規模住宅等の特例の適用に加えて、相続税の取得費加算の利用もできます。小規模住宅等の特例は、不動産の売却にかかる譲渡所得税の計算に、不動産の相続で納めた相続税分を取得費に加算することができる制度です。譲渡所得税を計算する上での取得価格は、亡くなった人が不動産を取得した時の価格が引き継がれます。なお、小規模住宅等の特例の適応を受けるには、相続した不動産を相続日から3年以内に譲渡する必要があるので、気を付けてください。
※参照:国税庁
相続する不動産が空き家の場合、以下の条件を満たせば、空き家の特別控除の適用も受けられる可能性があります。
- 亡くなった人が一人で居住していた
- 相続時から売却時まで空き家である
- 昭和56年5月31日以前の建築の一戸建てである
- 相続人が土地建物を耐震リフォームするか取り壊して相続日から3年以内に売却する
空き家の特別控除の適用は、相続した空き家を売却して利益が出た場合に、譲渡所得税から3,000万円の控除を受けることができます。なお、相続した空き家に自分が居住した場合は、譲渡所得税のマイホーム特別控除の適用を受けられる可能性があるので、覚えておくといいでしょう。
夫婦共有名義の不動産を売却する場合は、事前に準備が必要ですか?
夫婦共有名義の不動産を売却する場合は、共有者の同意が前提となります。共有者が反対している場合は、不動産の売却ができません(自分の持ち分だけの売却は可能)。共有者が同意している場合は、共有者全員が以下の物を事前に準備する必要があります。
- 実印
- 印鑑証明
- 身分証明書
- 住民票
上記がすべて揃い契約書に署名することで、夫婦共有名義の不動産の売却活動が可能になります。離婚が原因で売却を考えているのであれば、事前に仲介手数料や測量費、抵当権抹消費用、印紙税、登録免許税、譲渡所得税などの費用の負担割合を決めておくといいでしょう。
不動産一括査定サイトまとめ
不動産一括査定サイトは、それぞれ強みと弱みがあります。所有している不動産の相場をしっかりと把握したいのであれば、異なった不動産一括査定サイトを3つほど利用するといいでしょう。おすすめの不動産一括査定サイトの組み合わせを以下にまとめます。
人口の多い都市(県庁所在地や都市の人口が40万人以上)の物件査定は、以下2サイトの併用がおすすめ
- すまいValue
- HOME4U
地方や田舎などの人口が少ない都市の物件査定は、以下2サイトの併用がおすすめ
- HOME4U(大手から地域密着型の不動産会社まで幅広く比較できる)
- イエウール(中堅と地域密着型の不動産会社に強い)or LIFULL HOME’S(提携している不動産会社の数が国内最大)
マンションの査定をする際は、以下3つのサイトの併用がおすすめ
- マンションナビ(マンションに特化したサイト)
- HOME4U(大手から地域密着型の不動産会社まで幅広く比較できる)
- すまいValue(首都圏や大阪、兵庫、京都などの物件の場合)or イエウール(地方の物件の場合)
収益不動産・投資用物件の査定をする場合は、以下3つの併用がおすすめ
- RE-Guideリガイド(投資用物件に特化したサイト)
- LIFULL HOME’S(収益・投資用物件に強い不動産会社が多く含まれている)
- すまいValue(超大手会社のみの査定)
上記のポイントを実践することで、不動産一括査定で納得のいく査定を受けることができるでしょう。ぜひ、試してみてください。