【比較】医師転職サイト・エージェントの人気おすすめランキング32選!口コミや評判も併せてご紹介

この記事はプロモーションが含まれます。

医師転職

「当直や休出対応が辛い」「院内の人間関係が嫌だ」など、悩みながら転職を考えている医師の方も多いのではないでしょうか。最近では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で職場環境が悪化し、就職先の条件や口コミを比較しながら転職を考えはじめている方もいるでしょう。

そこで今回は、転職を考えている医師の皆さんのために、最新の転職市場の動向や求人数、求人の特徴、医師向け転職サイトなどを調査してみました。医師転職の基本や転職サイトのメリット・デメリット、おすすめの転職サイトを網羅的に解説していくので、転職を考えている医師の方はぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. 医師転職サイトの比較おすすめランキング一覧
  2. 何を比較すれば良い?医師転職サイトの選び方
  3. 【目的別】評判の良い27社の医師転職サイトを徹底比較
  4. 医師転職サイトを使うメリット
  5. 医師の転職時に転職エージェントを使用するメリット
  6. 医師の転職時に転職サイト、転職エージェントを使用するデメリット
  7. 医師転職サイトの登録~内定の流れ
  8. 転職サイトを活用して転職を成功させるコツ3つ
  9. 【年代別】転職サイトを活用するときのポイント
  10. 医師転職サイトに関するQ&A
  11. 医師転職サイトおすすめ【まとめ】

医師転職サイトの比較おすすめランキング一覧

医師転職サイトと言っても数が多く、サイトごとの求人の傾向や特徴も違います。

そこで今回は、どのサイトを利用すればよいか迷っている方のために、大手の医師転職サイトを10社を総合ランキング化しました。どれも口コミが多くおすすめのサイトなので、2022年~2023年に転職を考えている人は目を通しておくと良いでしょう。

たとえば求人数を重視するなら医師転職ドットコム、転職エージェントを利用するならリクルートドクターズキャリアといったように、目的別に使い分けるのがおすすめです。東京以外にも関西や北海道など全国の求人を取り扱っている転職サイトがたくさんあります。

いずれの医師転職サイトも登録は無料のため、気軽に登録して利用しましょう。

サービス名 求人数 常勤と非常勤割合 特徴
医師転職ドットコム 40,076件 24,847件(常勤)
15,229件(非常勤)
大手メディウェルの医師転職サイト。求人数が多くたくさんの求人から選びたい人向け。
エムスリーキャリアエージェント 20,030件 14,016件(常勤)
6,014件(非常勤)
医師の多くが登録するm3.com系列の転職エージェント。口コミで人気でおすすめ。
マイナビDOCTOR 34,676件 16,295件(常勤)
16,509件(非常勤)
1,872件(スポット)
転職大手のマイナビグループ運営の医師転職サイト。医師転職サイト人気の一角。
リクルートドクターズキャリア 16,597件 12,228件(常勤)
4,369件(非常勤)
転職大手リクルートグループのプロに相談しながら転職活動を進めたい。
民間医局 27,822件 14,660件(常勤)
6,658件(非常勤)
6,504件(スポット)
常勤or非常勤orスポットなど「働き方」にこだわりたい。バイト求人多数。単発で稼ぎたい方におすすめ。
MCドクターズネット 2,107件 1,053件(常勤)
670件(非常勤)
384件(スポット)
ドクターの「頼れるコンシェルジュ」を目指す転職サービス。1日単位の仕事も多数。
ドクタービジョン 15,437件 10,523件(常勤)
3,314件(非常勤)
1,600件(スポット)
東証一部上場の調剤薬局大手「日本調剤」のグループ企業。医療特化企業ゆえの強み多数。
医師バイトドットコム 27,624件 15,231件(非常勤)
12,393件(スポット)
医師転職大手メディウェル運営のバイト特化型サイト。多くのバイト求人を比較可能。
Dr.転職なび 13,279件 13,279件(常勤) 全国7エリアの事業拠点と高度なITインフラにより、リアルタイムの転職情報をお届け!
Dr.アルなび 11,156件 6,243件(非常勤)
4,913件(スポット)
Dr.転職なび運営のエムステージが提供する医師向けバイトサイト。

(※求人数は非公開求人件数を除く)

何を比較すれば良い?医師転職サイトの選び方

豊富な医師転職サイトのなかから、自身のキャリアやスキルに見合うサイトをみつけるのは、転職が初めての医師にとって大変な作業になります。

医師転職サイトを選ぶときには、求人数や実績など注目するべきポイントがあります。そのポイントを比較することで、実績があり信頼できる医師転職サイトが適切に選べるようになります。

スムーズに転職活動が進むよう、優良の医師転職サイトをみつけることが重要です。ここでは、医師転職サイトの選び方をわかりやすく説明します。

医師転職に特化した転職サイトを選ぶ

数ある転職サイトのなかでも、医師転職に特化したサイトでは厳選された医師求人が掲載されていることが特徴です。

なかには、ネットで検索してもみつけることができない好条件の非公開求人を紹介してもらえるケースもあります。

さらに、医師転職サイトに所属するコンサルタントは、医師の転職に精通しており知識量も豊富です。条件を伝えるだけで、自身のライフスタイルや希望に沿った求人を提案してもらえるでしょう。

求人の提案から入職まで一貫してサポートしてもらえることで、転職期間中も安心して仕事に注力できます。

求人数や実績が豊富な転職サイトを選ぶ

次に注目したいのは、医師転職サイトが抱える求人数や転職実績です。転職実績と求人数が豊富であることは、医師転職サイトのなかでも業界大手だといえるでしょう。

地方に住んでいる医師にとっては、少ない求人数のために希望する条件に見合う求人をみつけることが難しい場合もあります。

実績や求人数が豊富な医師転職サイトなら、数ある求人のなかから自分の理想とする求人をみつけやすいことがメリットです。

コンサルタントが地域や年齢、年収などの希望に沿った求人を提示してくれる転職サイトもあるため、上手に活用したいですね。

担当者との相性で選ぶ

医師の転職では、転職サイトの担当者が長い時間をかけて伴走することになります。担当者によってはレスポンスが遅かったり、話の意図を汲み取ったりすることが難しい場合もあるでしょう。

そのような場面では、思い切って担当者を変えてもらうよう希望することが重要です。多くの医師転職サイトでは、転職活動の途中でも、担当者を変更することが可能です。

担当者との相性が良ければ、意思疎通がスムーズにとれ、条件の良い転職先もみつかりやすくなります。大手の医師転職サイトなら担当者も多く在籍していて、比較しながら適任の担当者を探せるのでおすすめです。

【目的別】評判の良い32社の医師転職サイトを徹底比較

次の項からは、評判の良い32社の医師転職サイトを、8つの目的別に紹介していきます。

医師が転職サイトを利用する際に、「どのような目的(シーン)で使うのがおすすめ」かを説明していくので、転職時の参考にしてください。

8つの目的は以下のとおりです。

  1. たくさんの求人から選びたい
  2. 常勤か非常勤など「働き方」にこだわりたい
  3. 転職エージェントなどプロに相談しながらすすめたい
  4. 年収2,000万以上の高収入を狙いたい
  5. 病院やクリニックに転職したい
  6. 産業医に転職したい
  7. 美容業界に転職したい
  8. 女性医師専用の転職サイトを使いたい

これらの目的に合った転職サイトをそれぞれ紹介していくので、自身の転職の目的に合ったものを選びましょう。

【1】たくさんの求人から選びたい

まずは、たくさんの求人から選びたい医師の方におすすめの転職サイトを集めてみました。

医師転職ドットコム

多くの求人から選びたい場合は「医師転職ドットコム」がおすすめです。

株式会社メディウェルが運営するこのサイトは、他のサイトと比較しても業界でもトップクラスの求人数を誇っており、2022年6月現在で常勤は約25,000件、非常勤は15,000件近くの求人を扱っています。

転職支援サービスも行っており、キャリアカウンセリングだけでなく、内定・入職後のフォロー体制も万全です。

医師転職ドットコムで転職に成功した方の口コミを見ていきましょう。

希望していた条件がかなり厳しかったにもかかわらず、粘り強く求人を探してくれました。転職活動を始めた時はとにかく週4日勤務にこだわっていたのですが、メディウェルからのアドバイスのおかげで週5日勤務でも家庭と仕事の両立は叶うのだと気づかされました。先入観というものは自分だけではなかなか壊すことができません。メディウェルという第三者の視点があったからこそ、私に本当に合った職場が見つかったのだと思います。ありがとうございました。(40代内科医 女性)

(口コミ引用:医師転職ドットコム

医師転職ドットコムはこちら

マイナビDOCTOR

続いてご紹介するのは医師転職サイト人気の一角である「マイナビDOCTOR」です。

取引先医療機関の総数は20,000法人以上と、こちらも業界トップクラスの規模を誇っており、幅広い選択肢から自分に合った職場を見つけられるのも魅力ですね。マイナビDOCTORで転職をした方の口コミはこのようなものがありました。

年収がアップするに越したことはないですが、今は「住めば都」という言葉を実感しています。水も食事も、それからお酒も合うみたい。クリニック勤務は土曜と日曜は完全に休めてしまうので、休日は別府や湯布院まで足を延ばして温泉三昧ですよ。久しぶりに……いや、生まれて初めて「人間らしい生活」というのを堪能しています。たった200万円でこの生活を手にしたと思えば、むしろラッキーですよ。40代も後半に突入し、疲弊しきったまま、あの大学病院にいたら……と思うと、ゾッとします。おかげさまで最高の人生選択ができたと感謝しております。悩みといえば、こちらに来てから、一気に5キロも太ってしまったことですかね(笑)(40代消化器内科 男性)

(口コミ引用:マイナビDOCTOR

マイナビDOCTORはこちら

医師ジョブ

コンサルタントの質の高さを誇り、サイトを利用した医師の満足度が高いのは、「医師ジョブ」です。

クラシス株式会社が運営する医師ジョブでは、19,016件もの医師に関する求人を掲載しています。創業より医療と福祉に特化していることから、在宅診療や一般内科など幅広い働き方を提案してもらえることが魅力です。

転職成功までを手厚く支援することが特徴であり、多忙な医師にとって心強い味方になってくれる医師転職サイトだといえます。
医師ジョブこちら

ベリ・マッチ医師

福岡に本社を構え、医師を中心とした医療従事者と医療機関のマッチングを手掛けている株式会社ベリ・マッチによるサービスです。業歴も17年を超える実績のある会社さんです。

サイトの求人件数も30,000件以上あり、常勤・非常勤・アルバイト・検診求人検索はもちろんのこと、「当直なし」「転科OK」「託児所・院内保育有り」などのこだわり条件での検索も可能なのは嬉しいところ。

九州での求人をお探しの方は一度ご利用してみてはいかがでしょうか?

ベリ・マッチ医師はこちら

【2】常勤or非常勤orスポットなど「働き方」にこだわりたい

続いて働き方にこだわって求人を探したい医師の皆さんに、おすすめの転職サイトを比較しまとめてみました。

民間医局

常勤や非常勤、スポットなどの「働き方」にこだわりたい方には、「民間医局」がおすすめです。

民間医局は「医師が医療に専念できるインフラの構築を基本コンセプトとした新しい形の医局」をモットーに掲げています。医師転職はもちろん、研修医などを対象にしたアルバイトなど、幅広い働き方ができる求人を紹介しているのが特徴です。

民間医局で転職をした方の口コミにはこのようなものがありました。

求人のポジティブな面だけでなく、ネガティブなこともすべて教えてくれたので、しっかり考えて決断することができました。また、民間医局が間に入ってくれたおかげで、きっちり契約書を取り交わすことができ、安心して働けています。現職では、まず院内に保育所があるのがありがたいですし、実家にも近いので安心して働けます。それに一人ひとりの患者さんに十分な時間を取り、じっくり話を聞いて信頼関係を築ける点に満足しています。(30代内科医)

(口コミ引用:民間医局

民間医局はこちら

MCドクターズネット

続いて紹介する医師転職サイトは「MCドクターズネット」です。

常勤・非常勤・スポットなどの雇用形態はもちろん、施設や科目・年収など細かく条件を設定して求人を選べます。

産業医への転職を目指す方には、MC産業医ネットというサービスもあるため、働き方にこだわる方に特におすすめです。MCドクターズネットでは、以下のような働き方に制約がある医師の転職支援もしていました。他の医師転職サイトと比較しても独自性のあるサイトの1つです。

医師3年目となり大学院に進みました。大学院の空き日を利用して非常勤やスポットのお仕事を希望します!(20代女性医師)

育児が落ち着きフルタイム勤務に戻りましたが、やはりフルタイムでは家族との両立が難しい。子供を保育園に預けながらスポットのお仕事を希望します。(30代女性医師)

(口コミ引用:MCドクターズネット

MCドクターズネットはこちら

Dr.アルなび

続いて紹介する医師転職サイトは「Dr.アルなび」です。

Dr.アルなびは、株式会社エムステージが運営する医師転職サイトで、定期アルバイトやスポットアルバイトを中心に求人を掲載しています。常勤以外で仕事を探している医師におすすめです。

また転職コンサルタントによる転職支援も行っており、次のような転職事例がありました。

■ご相談内容
期間限定、ご勤務時間等、限られた条件で勤務可能な医療機関をご希望
■コンサルティング
各医療機関の状況から交渉。常勤募集を行っている医療機関へ期間限定、勤務時間限定となるが複数日ご勤務が可能との交渉を行い面談、週3日ご勤務でご入職

■ご相談内容
ご入職から半年が経過し、勤務にも慣れ時間にも余裕が持てることになった事、
また収入面を増やしたいことから非常勤
■コンサルティング
先生のご希望から主にゆったり目の当直案件をリサーチ。
常勤先の都合からエリアを特定、入り・上がり時間交渉も行いご入職

(口コミ引用:Dr.アルなび

Dr.アルなびはこちら

ドクターキャスト

地方や離島で働きたい医師を手厚く支援している特徴がある医師転職サイトが「ドクターキャスト」です。

メディカルキャストが運営するドクターキャストは、4,994件もの豊富な求人のなかから「女性医師」「へき地・離島」など、条件を絞り込みやすいことが強みです。

医師に良質な求人を提供するだけではなく、へき地や離島の地域医療を支えるドクターキャストでは、次の勤務先が決まるまでの間、勤務可能な地域医療の求人も紹介してもらえます。他の医師転職サイトにはない自社独自の仕事紹介ができるサイトでおすすめです。

ネットで検索したところ、離島の求人が最も充実していたのがメディカルキャストでした。メディカルキャストの担当者とお会いし、上記の理由を話したところ、「あぁ、それなら」とスラスラ候補地と求人を提案してくれ、驚きました。同様の事例があったみたいで、慣れておられましたね。こちらの家族事情をよく考えてくれて、空港が近く、歴史・自然・食などの魅力が詰まった離島の情報や自治体の情報等、勤務しながらでは到底調べられないことまで細かく提案してくれました。何社か登録しましたが、情報の量・質が桁違いでした。(総合内科医 女性)

(口コミ引用:ドクターキャスト

ドクターキャストはこちら

e-doctor

スピード対応をしてもらえることで転職先がスムーズにみつかりやすい医師転職サイトが、「e-doctor」です。

e-doctorが抱える23,429件もの求人の7割は、非公開とされています。コンサルタントによって厳選された、医療機関の求人を探している医師にオススメの転職サイトだといえるでしょう。

コンサルタントが面談から入職後のフォローまで一貫してサポートする体制であることから、多忙な医師でも安心して転職活動を行いやすいことが特徴です。

また、e-doctorでは、中国やアジア各国への転職を考えている医師を支援しています。海外勤務を検討している場合には、実績の数が豊富なe-doctorを利用したいですね。

e-doctorはこちら

メディカルトリビューンキャリア

医師の希望や条件に寄り添った転職活動ができることで人気を集めている医師転職サイト、「メディカルトリビューンキャリア」です。

求人数は12,000件以上を誇り、早期退職率は2.5%未満と、他サイトと比較して低い水準であることが強みです。そのため、「転職で失敗したくない」と考える医師が利用している傾向がありおすすめです。

「託児所あり」「週4日から」「女性医師におすすめ」など、条件が細かく選べることも、メディカルトリビューンキャリアを利用するメリットです。

人気がある「ゆったり勤務」で求人を検索すれば、長期間のブランクがある医師でも、無理なく働きやすい職場がみつかるでしょう。

メディカルトリビューンキャリアはこちら

MRT

MRTは医師からの知名度では業界随一の転職サイトと言えるかもしれません。非常勤やアルバイトを中心に常勤の求人も紹介可能です。多くの医師求人の中から比較し理想の仕事を探せます。

例えば医師のバイトで人気の健診・人間ドック・眼科・コンタクト関係の求人、常勤転職で高年収が見込める美容皮膚科・自由診療の求人、また昨今増えているコロナワクチン関係の仕事もMRTでは探せます。登録医師数は約3万人を超えていて他サイトと比較しても利用者が多く、大手の医師転職サイトの1つと言えます。

MRTはこちら

医師のとも

医師の転職仲介以外にも様々なサービスを手がけている「医師のとも」。16,000人以上の医師の方がすでにそのサービスを利用中です。

例えば、「女医プラス」「医師プラス」事業では医師のキャスティング事業や監修事業の仲介、開業サポート事業では新着物件の紹介から開業前後のお悩みをトータルサポートしてくれます。継承サポート事業では、継承したい方と開業したい方のマッチングに対応。他にも医師のプライベート面の充実も含め、医師に寄り添った様々なサービスを展開中です。

求人探し以外でも様々なサポートが受けられますので、お悩みごとのある医師の方は利用してみると良いかもしれません。

医師のともはこちら

はたらく医療ナビ

医師の転職を始め、看護師、介護士など、多様な医療職種の転職活動に役立つのが「はたらく医療ナビ」です。はたらく医療ナビは、東京、神奈川、千葉、埼玉エリアをメインに、独自の求人情報を多数取り揃えています。

また、はたらく医療ナビの最大の特徴は、医療支援を熟知したキャリアコンサルタントが、転職相談〜就労開始までの一連の流れを徹底サポートしてくれるという点。ただの求人サイトではなく、医療業界の転職のプロが無料で転職支援をしてくれるため、転職が初めての方でも安心して利用できます。

サイトには掲載されていない非公開求人も取り扱っているので、「なかなか希望の求人に巡り会えない」という方は、まずは気軽に無料面談に申し込んでみるといいでしょう。

はたらく医療ナビはこちら

ジョブメドレー医師

テレビCMでも知名度上昇中。介護・看護・保育領域も含めた日本最大級の医療介護求人サイト「ジョブメドレー」が運営する医師に特化したサービスです。

IT企業が運営するサービスだけに、サイトの使いやすさやLINEを活用してのやりとりなどに高評価の口コミも多いようです。

初めて利用したが求人情報が見やすく、応募の方法も非常に分かりやすかった。気になる設定により類似の求人を紹介してもらえるのがよいと感じた。ジョブメドレーのサイト上で直接応募先の担当者とやりとりができるのが簡便で良い。(20代 女性医師)

(口コミ引用:ジョブメドレー医師

ジョブメドレー医師はこちら

【3】転職のプロに相談しながら進めたい

転職エージェントのサービスもついている医師の転職サイトをご紹介します。

リクルートドクターズキャリア

転職エージェントなど、転職のプロに相談しながら医師転職を進めたい方におすすめの医師転職サイトは、「リクルートドクターズキャリア」です。

リクルートドクターズキャリアは医師専門で転職支援歴が30年以上あります。その実績とエージェントのノウハウを活かして、常勤・非常勤問わず理想の転職を支援するのが特徴です。転職に成功した口コミは次のものがありました。

今までは大学の人事に従って動いていたので、紹介していただくのも初めてでしたが、親切にアドバイスしていただき、落ち着いて面談に臨めました。 (30代内科医 男性)

(口コミ引用:リクルートドクターズキャリア

リクルートドクターズキャリアはこちら

エムスリーキャリアエージェント

続いて紹介するのは「エムスリーキャリアエージェント」です。エムスリーキャリアエージェントは医師や薬剤師を対象としたサービスを展開しており、専任エージェントによる転職支援を行っています。

業界専門のエージェントが全国の病院の情報を収集し、個々の医師に合った求人を紹介するのが特徴です。転職事例として次のようなものがありました。

大学医局に所属していたが、当直や呼び出しが多く、家族と過ごす時間を確保したいと相談をした。
当直・オンコールは避けたい。しかし年収は維持したい。と正直に希望を伝えたところ、その通りの求人を紹介してくれた。
話を聞いたところ、もともと募集が出ていたのではなく、自分のスキルを活かせる病院に掛け合って採用枠を作ってくれたのだと知って驚いた。難しい条件であることを承知の上だったので、本当に感謝している。(30代消化器内科 男性)

(口コミ引用:エムスリーキャリアエージェント

エムスリーキャリアはこちら

ドクターズナビゲーター

ドクターズナビゲーターはただ単にデジタル的に求人をマッチングするのではなく、先生の希望や転職の背景を深掘りして中長期的なキャリアを見据えた提案をしてもらうことが可能です。2012年7月の設立と社歴は浅いですが、医療機関ごとの特徴の紹介や、給与・退職の代理交渉などの親身なサポートを受けられます。

ドクターズナビゲーターはこちら

医師ベストキャリア

日本全国に国家資格保有のキャリアコンサルタントが多数在籍している「医師ベストキャリア」です。前身のキャリアブレイン時代から20年以上の業歴を誇ります。

プロのキャリアコンサルタントによる情報力や交渉力はもちろんのこと、先生の「キャリア設計」「ライフプラン」「マネープラン」にまで踏み込んだ相談が可能になっているのも特徴です。FP資格も保有しているコンサルタントも多いので、こういった相談が可能になっています。

札幌・東京・大阪・福岡の4つの拠点で日本全国をカバーしています。

 医師ベストキャリアはこちら

【4】年収2000万円以上の高収入を狙いたい

年収2000万や2500万など、ハイクラス求人を見たい医師におすすめの転職サイトを集めました。

ドクタービジョン

年収2,000万円以上の高収入求人を狙いたいのであれば、「ドクタービジョン」がおすすめです。

ドクタービジョンは年収2,500万円以上で条件を絞り込み検索が可能で、2021年3月現在、500件以上の高収入案件を扱っています。他社の高年収求人数と比較しても数が多くおすすめです。

さらに条件を絞って調べれば、福利厚生が充実した病院や、新規開局求人も応募できるのも特徴です。こんな転職成功事例も載っていました。

クリニック開業を検討していましたが、この状況を考慮して断念。院長として働ける就業先をご提案いただき、(開業せずとも)大幅な年収アップを実現できました。(整形外科医)

(口コミ引用:ドクタービジョン

ドクタービジョンはこちら

JMC

年収2000万以上を目指す場合、続いて紹介するの医師転職サイトは「JMC」です。

JMCは好条件・高収入案件に特化した求人を扱う医師転職サイトで、年収2,000万円以上で検索しても、4,600件以上ヒットします。

エージェントも経験豊富な人材を揃えており、安心して転職支援をお願いできるのも魅力です。非常勤案件ですが、転職支援サービスを利用した口コミがありました。

現在は民間病院で勤務していますが、将来は開業を考えています。近い将来 の開業に備え、さまざまな医院経営のやり方をこの目で見てみたいと思い、研究日を利用したアルバイトをすることに決めました。JMCに登録したところ、診療所での土曜外来のアルバイトを紹介してもらえました。週1回という条件なので、案件がどのくらいあるのか心配でしたが、予想以上に多くのクリニックを紹介していただきました。おかげで、開業の夢に一歩近づけたと思います。(40代内科医 男性)

(口コミ引用:JMC

 JMCはこちら

RSG Doctor Agent

RSG Doctor Agentは年収2,000万円以上など高年収の医師転職情報を多数取り揃えた転職サイトです。公式サイトには高い収入UP率、また年収UPの実績などがPRされていて、特に実際の医師の先生の転職体験談が豊富に掲載されています。

例えば「勤務日数が週5日(当直あり)の脳神経外科勤務の年収2,000万円弱の先生が、違う脳神経外科への転職を通して勤務日数が週4.5日になり当直はなくなり年収2,500万円になった事例」「勤務日数が週5日(当直なし)の呼吸器内科勤務の年収1,200万円の先生が、違う呼吸器内科への転職を通して勤務日数が週4日になった事例」など多数紹介されています。多くの医師の先生が理想の転職を叶えている転職サイトの1つで、おすすめです。

RSG Doctor Agentはこちら

【5】病院・クリニックに転職したい

5つ目は、病院やクリニックへの転職を希望している皆さんにおすすめの医師転職サイトを紹介します。

Dr.転職なび

病院やクリニックに転職したい方には、「Dr.転職なび」がおすすめです。

有床・無床含む病院やクリニックで検索すると、13,000件近くがヒットし、豊富な求人から自分の希望にあった医師転職ができます。

その中でも科目や日勤・当直を選べるため、働き方も選択肢が広いのが特徴です。転職事例も次のようなものがありました。

現職はオンコールが当たり前の勤務環境。
家族との時間を十分に確保できない状況に、第1子出産を契機に、転職を検討。比較的求人の多い案件でしたが、転職先決定の決め手は「内部情報」。
非常勤で紹介した医師のアンケート結果から、実際の忙しさが想像できたことで、安心して転職していただけました。(一般内科 男性)

(口コミ引用:Dr.転職なび

Dr.転職なびはこちら

日本メディスタッフ

「ライフスタイルに合った働き方がしたい」「なるべく早く給与が欲しい」という方におすすめなのが、「日本メディスタッフ」です。

日本メディスタッフは、医師、看護師、医療専門職の派遣求人をメインに取り扱っている派遣会社。検診バイトや単発のワクチン接種業務など、短い期間で働ける案件も多く扱っているため、「ライフスタイルに合わせて柔軟に仕事を変えていきたい」と考える医師の方が利用しやすいサイトといえます。

また、業界内では珍しい給与体系もポイントです。日本メディスタッフの給与体系は、月締め・即日・先払いの3パターンに対応しています。「早く給料が欲しい」という方は、即日または先払いを希望しておくことで、自身の理想のタイミングで給与を手に入れることができます。

日本メディスタッフはこちら

松栄医療

「松栄医療」は、医療施設・介護施設を長年運営している「医療法人 輝松会グループ」を母体とした、医療向け求人サイトです。

松尾内科病院、まつお内科クリニック、松寿苑など、輝松会グループの各施設をはじめとした複数の医療機関求人を扱っており、その所在地の多くが福岡県西部エリアに属しています。そのため、「福岡県内で転職先を探したい」という方にはぴったりのサイトといえるでしょう。

また、専任のキャリアコンサルタントが求職者の転職活動を無料サポートしてくれるので、転職未経験者でも安心して転職活動を進められます。また、就業開始前に輝松会グループ施設での事前研修ができるなど、他にはない手厚いフォロー体制も魅力のひとつです。

給与交渉などもキャリアコンサルタントが行ってくれるため、就業後のミスマッチが起きにくい支援環境が整っています。

松栄医療はこちら

医師転職ドットコム

これは冒頭でも紹介したのですが、病院・クリニックに転職したい場合は「医師転職ドットコム」をおすすめします。

製薬・一般企業・介護施設など、とにかく求人数が多いのが特徴ですが、病院・クリニックの求人もかなりの数を扱っています。

その中でもオンコールや当直なしなど、自身の働き方に合わせた案件を絞り込めるのも魅力です。転職事例も他の医師転職サイトより豊富で、例えば次のようなものがありました。

医師を辞めようとさえ考えていた私ですが、メディウェルのコンサルタントが親身になって相談に乗ってくれたおかげで、仕事へのやる気を取り戻すことができました。仕事のことをこんなに明るい気持ちで考えられたのは本当に久しぶりです。私にぴったりの病院を紹介し、仕事へのやる気を引き出してくれたコンサルタントには本当に感謝しています。(20代女性医師)

(口コミ引用:医師転職ドットコム

医師転職ドットコムはこちら

【6】 産業医として転職したい

6つ目に、産業医の求人に強い医師転職サイトをご紹介します。

産業医は企業において保健師や看護師と連携をとりながら、従業員の健康増進に取り組みます。専門医必須の常勤募集から、午前中の検診業務のバイト求人まで、産業医の働き方は幅広いです。

当直やオンコールもほぼないため、ワークライフバランスを大切にしたい医師におすすめです。

マイナビDOCTOR

産業医として転職を考えている方におすすめの医師転職サイトは「マイナビDOCTOR」です。

日本最大級の求人サイトを運営するマイナビは、一般企業との取引が豊富なため、産業医の求人数にも定評があります。

サイトに登録すると担当者が就き、相談から転職後のアフターフォローまで手厚くサポートしてくれるのも嬉しい点です。

実際にマイナビDOCTORを利用した医師の事例をご紹介します。

マイナビ以外に多数の紹介会社にご登録をされていらっしゃいました。唯一マイナビからこの病院を紹介され、かつご条件に合致したためご入職を決められました。多くの病院様とつながりがあったからこそ条件に合致するご提案ができました。

(口コミ引用:マイナビDOCTOR

マイナビDOCTORはこちら

希望に沿った職場を提供できるのは、業界最大級の求人数を誇るマイナビだからこそですね。

民間医局

次にご紹介するのが「民間医局」です。

民間医局では産業医の常勤と非常勤の特設募集ページがそれぞれに組まれています。

求人数も他サイトと比べて多く、募集形態も多様なのが特徴です。担当者が現在の状況やご希望を詳しくヒアリングし、その情報を持って病院と交渉するといったことも実施しています。

自分の状況を話してすぐに、求人の紹介をしてもらえ、面接の同行や同席、条件交渉から契約の締結、その後のフォローなど親身に対応をしていただけ頼りになりました。(30代男性)

難しいと思っていた希望にあわせて交渉をしてもらえました。(40代女性)

(口コミ引用:民間医局

上記は実際に民間医局を利用して転職した医師からの口コミですが、対応力に定評があるのがご理解いただけると思います。

なかには産業医になることを検討しているが、いきなり常勤になるのはハードルが高いという方もいらっしゃるでしょう。でも心配は不要です。マイナビDOCTORと民間医局には、多種多様な産業医の募集があるので、お試しのアルバイトで雰囲気を掴むこともできます。

民間医局はこちら

ドクタートラスト

国内最大級の産業医専門の求人情報を取り扱っているのが、東京と大阪に拠点を構える「ドクタートラスト」です。

医師転職サイトの中では珍しく、ドクタートラストではサイト上に求人情報が掲載されることはほぼありません。その代わり、求人情報はドクタートラストが求職者にメール配信する形を取っています。

求職者は、メールの中から自身の希望に合った産業医求人にエントリーすればOK。そのため、ドクタートラストを利用すれば、転職時にありがちな「こまめに求人サイトをチェックしなければならない」といった手間を大幅に削減できるでしょう。

また、業務形態は基本的に業務委託契約がメインなので、急な転勤・産休などが合った場合も、周囲に迷惑をかけることなくスムーズに休職・交代を行えます。

ドクタートラストはこちら

e-産業医

「e-産業医」は「e-doctor」を運営する株式会社リンクスタッフによる、嘱託・専属産業医専門の求人に特化したサイトです。ライフワークバランスに優れ、企業の従業員として手厚い福利厚生が受けられる産業医としての働き方に興味のある医師の方はチェックしてみると良いでしょう。リンクスタッフの全国規模のネットーワークをいかして、中小企業から大企業までの様々な求人を保有しています。

e-産業医はこちら

【7】 医師として美容業界へ転職したい

最後に、昨今転職事例が多くなっている美容業界への転職を考えている医師の方へ向けた転職サイトの紹介です。

美容医師求人ガイド

ここ数年でいくつか立ち上げられた美容クリニックへの医師の転職をサポートする専門サイトの1つです。利用者が増えている美容業界だからこそ医師の需要も増加中です。美容医師求人ガイドはその中でも多くの利用者がいる医師転職サイトです。

具体的には美容皮膚科か美容外科での高年収の求人を常勤・非常勤問わずご紹介します。特に女性の医師の方で「家庭と仕事を両立させたい」という方などワークライフバランスを重視する方や、男性の医師の方で「医局を離れて高年収を実現させたい」という方に人気です。

美容医師求人ガイドはこちら

美容医局

美容医局も美容業界に特化した医師転職サイトです。他サイトと比較して、クリニック見学の交通費支給、美容医療スキルアップセミナーへの参加資格付与(転職先の先輩医師から直接話が聞ける)、オペ見学あり、など独自のサービスを多数提供しています。その他も美容業界へ転職すると年収2000万以上など高所得になってしまうケースが多いので、そのための節税対策セミナーなども行っています。

美容医局はこちら

ドクターコネクト

ドクターコネクトは、美容業界特化の医師転職サイトの中でも比較的運営歴が長いです。2003年創業の企業「フォーカスタマー株式会社」が提供する医師転職サイトです。紹介先を美容クリニックに特化しているため、他サイトと比較して業界情報が集まりやすいです。他サイトにない特徴としては、美容業界への転職だけでなく、美容クリニックの開業相談や医師賠償保険などの相談も歓迎している点です。ぜひチェックしてみましょう。

ドクターコネクトはこちら

【8】 女性医師に特化した転職サイトを利用したい

次は、女性医師に特化した転職サイトをご紹介します。

MEC DOCTOR’S CLUB

「MEC DOCTOR’S CLUB」は、女性医師に特化した転職サービスで、非公開求人100%をうたっています。非公開求人が全てなので、採用確度が高い医師求人や希少求人が多い医師転職サイトの1つです。

サービスを提供する株式会社メックは医師の転職サイトだけでなく、転科サポート、医学生向けサービスなど医師に関わる多様なサービスを提供しています。それゆえに、医療業界への幅広いネットワークがあり、女性医師の転職支援では全国の医療機関から寄せられる非公開求人を保有しています。また、転職サイトでよくある「しつこさ」や「急かしさ」がないと言った口コミも見られます。

MEC DOCTOR’S CLUBはこちら

女性医局

女性医局はそのサイト名の通り、女性医師に主軸を置いた医師転職サイトです。子育てや家事に忙しい女性医師へのサポートが万全になるよう「育児コンシェルジュデスク」なども設置していて、ベビーシッターサービスを始め各種サポートが受けられます。

性医局を運営する株式会社グランツは「女性の活躍する社会を目指す企業」などのテーマでピックアップされる企業で、女性医局では女性医師転職事業を通して企業理念を追求しています。サイト内求人を検索すると、女性医師に特化した3,00件以上の案件にリーチできるのも嬉しいポイントです。女性医師の先生にはおすすめできる医師転職サイトです。

女性医局はこちら

医師転職サイトを使うメリット

恩師や知り合いのつてで職場を変えることは、医師の世界では決して珍しい話ではないですよね。
ずっと同じ医療機関に勤務していたとしても、診療上のやりとりを通じて、他病院の医師との人脈は形成されていくものです。

様々な転職の手段があるなか、あえて医師転職サイトを利用するメリットとは何でしょうか。医師転職サイトを利用する際のポイントについてもご紹介します。

豊富な求人から自分に合った転職先を選べる

医師転職サイトの魅力は、なんといっても豊富な求人数です。

知り合いの医師からの紹介だと、なにかと気を遣うことになり紹介先の病院も限られてきます。
一方、医師転職サイトを利用すれば、様々な検索条件を自由に選んで希望に合う仕事を見つけ出せます。代表的な検索タブとしては、勤務地や勤務形態、診療科、報酬の下限・上限などが挙げられます。医師転職サイトによってはフリーワード検索ができる場合もあるでしょう。

名目上は同じ診療科であっても、医療機関によっては細かい領域は別の診療科が担っていることもあります。その場合、自科の担当領域はどこまでなのか気になる方も多いのではないでしょうか?

このような検索タブにない細かい条件についても、サイト上に明記されていたり、応募時にご相談できるので安心です。

医師転職サイトならではの無料サービスを使い倒せる

医師転職サイトには、様々な無料サービスがあるのをご存じですか?複数サイトを比較してみても、有料ではない独自性豊かなサービスがあります。

医師転職サイトならではの代表的なサービスとして以下が挙げられます。

  • 適職診断
  • 転職のノウハウ情報の閲覧
  • 転職相談会
  • セミナー
  • スカウトメールの受信
  • おすすめの求人サイトのレコメンド機能

どのサービスも医師の転職事情に精通したプロが担当します。これだけのサービスを無料で受けられるはとても大きなメリットです。転職を考えている方は登録しておいて損はないでしょう。

医師転職サイトによって、提供されるサービスは異なります。そのため、複数の転職サイトに登録すれば、自ずと獲得できる情報も多くなります。沢山の情報の中から、情報を取捨選択していきましょう。

採用ハードルが下がる可能性も?!

医師転職サイトは掲載課金型をとっていることが多く、求人情報をサイトに掲載する時点で料金が発生します。成果報酬型のように、応募や採用の状況によって料金が変動する訳ではなく、企業にとっては転職エージェントで求人をかけるほどお金がかかりません。採用する人数が増えたからといって、追加料金がかかる訳でもありません。

そのため、採用のハードルが下がる可能性が考えられます。いくら掲載している求人数が多くても、応募して採用に至らないと利用者としては意味がありません。転職活動に費やせる時間は限られているので、採用ハードルが下がることは大きなメリットといえます。

目的別に自分のペースで転職活動がしやすい

転職サイトは目的別に分かれているため、効率的に求人情報を探すことができます。

ひとくちに医療職といっても、医師、看護師、コメディカルと様々な職種があります。医療系の転職サイトでは、看護師専用の転職サイト、薬剤師に特化した転職サイトと職種ごとに分かれており、しっかりとした区分けがあります。

医師の転職サイトを利用すれば、それ以外の医療職の求人は出てこないので、効率的に転職活動が行えます。また、自分のペースで連絡することができる点も転職サイトの大きな魅力のひとつです。

転職エージェントに登録すると、担当者から頻繁に連絡があり、忙しい医師だと業務を後回しにできず、対応は難しいです。エージェントの報酬形態ゆえに、転職を急かされることは仕方のないことではあります。一方、転職サイトは成果報酬ではないので、急かされることはなく自分のペースで活動ができます。

医師の転職時に転職エージェントを使用するメリット

医師の転職に特化したエージェントを使用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?こちらでは代表的な4つのメリットについてご紹介します。

事前にクリニックや病院の内部事情を知ることができる

転職エージェントの営業担当者は、実際に自身の足でクリニックや病院に足を運び、現場の雰囲気や状況を入念にチェックしています。そのため、求職者はエージェントを使用することで、知人の紹介や求人サイトからでは知り得ない、クリニックや病院のディープな情報を事前に知ることができるのです。

医療機関の今後の経営方針や財政状況だけでなく、新しい医師を募集することになった背景や職場の人間関係など、様々な情報を事前に入手しておくことで、求職者は転職後のミスマッチを防ぎやすくなるでしょう。

自身が理想とする職場かどうかを早い段階で見極められるのは、転職エージェントを使用する大きなメリットといえます。

円満退職のサポートをしてもらえる

近年では医師不足に悩む医療現場が増えているため、転職を希望する医師の方の中には「退職することを院長に伝えづらい」と悩む方も多いでしょう。また、医療業界は横の繋がりも広いため、退職時に予期せぬトラブルが起きてしまった場合、転職先に悪い噂が流れてしまう可能性も0ではありません。

しかし、転職エージェントを使用すれば、円満退職するためのポイントや、引き止められた場合の上手な対処法など、スムーズに退職するための様々なアドバイスを受けることができます。

後腐れなく円満退職したい方は、転職エージェントを利用することで、退職時の余計なトラブルを気にせずに気持ち良く次の現場に移ることができるでしょう。

条件を交渉してくれる

いくら医師として長いキャリアを積んでいる方でも、待遇面や年収などの条件交渉を、自らが医療機関と行うのはなかなかハードルが高いものです。しかし、転職エージェントを利用すれば、エージェントの担当者が医療機関と求職者の間に立って様々な条件交渉を行ってくれます。自分の要望に合わせて転職活動ができるのは、大きなメリットです。

「業務内容は問題ないけれど、もう少し年収を上げて欲しい」など、細かな希望があればぜひエージェントに相談してみましょう。エージェントが自身の代わりに医療機関と条件交渉を行ってくれるので、求職者は荷が重い直接交渉をせずとも、より自身の理想に近い現場で働きやすくなります。

また、万が一転職後にミスマッチが起きたとしても、多くの企業では担当エージェントがしっかりとアフターフォローに入ってくれます。転職前も転職後も、求職者にとって納得のいくフォロー体制が整っているのは、転職エージェントを利用する大きなメリットです。

日程調整等の手続きをしてくれる

面談日程の調整や応募書類の作成など、面倒な手続きを代行してもらえるのも、転職エージェントを利用することのメリットのひとつです。

医師の方は基本的に忙しく働いている方が多いので、そのような事務作業をエージェントに代行してもらうことで、プライベートの時間を削らず、無理なく転職活動を行いやすくなるでしょう。

「休日の自由時間や睡眠時間をあまり犠牲にしたくない」と考える方は、転職サイトではなく転職エージェントを利用した方が、円滑に転職を進められる可能性が高いです。

医師の転職時に転職サイト、転職エージェントを使用するデメリット

医師の転職時に転職サイトや転職エージェントを使用するメリットについてお伝えしてきましたが、もちろん、良い面ばかりとは限りません。

ここからは、医師転職サイトを利用するデメリットについてご紹介していきます。長所と短所は表裏一体ですから、自分に合うかどうかといった視点で捉えて頂けたら幸いです。

求人選びや日程調整など手間がかかる

医師転職サイトを利用した転職活動の場合は、求人選定、応募、メッセージのやりとりから日程調整まで全て自分で行う必要があります。そのため、忙しい医師や転職初心者は難しいと感じることがあるでしょう。

転職サイトを利用する場合は、転職エージェントのように専任のアドバイザーがつかない場合もあります。マンツーマンで丁寧なサポートを受けたい転職希望の方は、転職エージェントの利用を検討してみるのもよいでしょう。

年収・待遇など条件交渉しづらい

転職活動を進めていくと、先方と条件を確認し合う作業が必要になってきます。転職サイトを利用する場合には、年収や働き方などの交渉を全て一人でする必要があります。

当然、交渉のスキルによって得られる成果は変わってきます。交渉したい要件の抜け落ちに後から気が付いた場合、修正が利かないので、細心の注意を払わねばなりません。

転職サイト内にお助けコンテンツ記事が掲載されていることがありますが、基本的には自分で調べて、勤務形態から退職にまつわる交渉まで行う必要があります。

転職サイトを活用すると自分のやり方で進めることができますが、その反面で忙しくて作業ができそうにない方や、交渉に自信のない方にとっては少々不利になってしまうかもしれません。

情報が少ない・偏る可能性もある

転職サイトの利用者は、基本的に掲載されている情報を参考に企業を選びます。また、転職エージェントを利用する場合は、エージェントからの情報を重要視する人が多いでしょう。

しかし、それらの情報だけを頼りにすると得られる情報に限りがあるため、不都合な情報を見過ごす危険性があります。

特に転職サイトは「広告掲載型」の転職サービスであるので、応募数集めのためにどうしてもいい面ばかりPRしている可能性があります。情報に偏りがあるかもしれない点を念頭に置いた方がよいでしょう。

対策としては、自分で企業のホームページを見て情報を収集するという方法があります。

また、転職サイトでは自分以外に何人が応募しているのかが分からないのも欠点の一つです。仮に複数人が応募していた場合は、選考に落ちる可能性もあります。転職エージェントであれば、他に誰が応募しているか教えてもらえることもあります。

大量のスカウトメールが届く場合も

転職サイトのスカウトメールですが、大きく分けて3つのパターンがあります。

①一括配信型
1か月に数百人レベルの大人数に配信されるメールのパターンです。ざっくり「医療業界出身者」「医師の求人閲覧が多い人」などのグループ分けをしてメールを大量配信します。メールの中身はテンプレートに沿った同文なのが特徴です。

②ダイレクトスカウト型
プロフィールを確認した企業の人事担当者が、直接メールを送ってくるパターンです。

③エージェントやヘッドハンティングのスカウトメール
個人エージェントや小規模エージェントは、実は転職サイトの登録者に対してスカウトメールを送る傾向があります。彼らは自力で集客するより効率的なため、契約してお金を払うことで転職サイトのスカウト機能を利用しています。

それ以外にも転職サイト内に入力したキーワード、検索履歴をもとにAIがマッチングして、求人情報メールが送られてくることがあります。

転職サイトのメール配信は便利ですが、求人情報以外にも転職のお役立ち情報や、メルマガの定期配信など様々なメールも一緒に送られてきます。そのため、あっという間に未開封のメールで溜まってしまうのが難点です。登録時点ではメールを全て受け取る設定になっていることが多いので、自分で設定を変更することをおすすめします。

また、転職エージェントの中には、担当営業がしつこく連絡を入れてくるケースも。ケアが手厚い、と前向きに捉えることもできますが、勤務中に何度も電話がかかってくるのは、日々忙しく働いている医師の方には困りものですよね。

「あまりにも連絡がしつこいな」と感じる場合は、担当者に直接連絡の頻度を減らして欲しいと伝えてしまって問題ありません。もし伝えにくければ、エージェントのサポートデスクなどに連絡して、間接的に現状を伝えてみるといいでしょう。

医師転職サイトの登録~内定の流れ

初めて転職する医師の方の中には、転職の一連の流れがいまいちわからず、漠然とした不安を抱えてしまう方もいるのではないでしょうか。転職活動の全体的な流れを事前に把握しておくことで、無駄な工程を省いてスムーズに職探しを進めやすくなります。

次は、医師転職サイトの登録〜内定までの一連の流れについてご紹介するので、ぜひ参考にして、効率的に転職活動を行ってください。

登録

転職を考え始めたら、まずは医師転職サイトに登録しましょう。この際、登録する医師転職サイトは一つに絞らず、複数のサイトに登録することをおすすめします。そうすることで幅広い求人情報を入手できるので、より理想の転職先を見つけやすくなります。

医師転職サイトの多くは、登録時に自身の職歴等を細かく入力する必要があります。最初は少し面倒に感じてしまうかもしれませんが、まずは一社入力を済ませれば、後は同様の内容を使い回せば問題ないので安心してください。

また、医師の転職に限らず、ほとんどの転職サイトは登録・利用に関してお金がかかることはありません。登録だけ済ませておくことで何か不利益が生じることはないので、転職を考え始めた段階で、まずは気になる医師転職サイトにいくつか登録しておきましょう。

情報収集

医師転職サイトへの登録を済ませたら、その後はログインして積極的に情報収集を行いましょう。念入りな情報収集は、転職を成功させる上で非常に重要なプロセスの一つです。

サイト登録後は、定期的におすすめの求人情報やスカウトメールが送られてくるようになります。空き時間を使って気になる求人があるかをこまめにチェックし、各クリニックや病院の求人情報を比較検討してみましょう。

本当に応募したいと思える医療機関が見つかったら、その医療機関の特徴や将来性、具体的に自身がどのように活躍できそうな環境が整っているかなど、より細かな情報収集を行っていきます。

入念な情報収集を行っておくことは、入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。転職活動を円滑に進めるためにも、情報収集は妥協せずにしっかりと行うようにしましょう。

応募

気になる医療機関をピックアップできたら、利用している医師転職サイトを経由して履歴書などを送り実際に応募してみましょう。

選考の通過率を上げるためにも、Webの応募フォームにはミスがないよう、必要事項をしっかりと丁寧に入力することが大切です。

転職したい時期を具体的に設けている場合は、なるべく複数の求人に応募しておくことをおすすめします。というのも、「1社応募してみてダメだったから、次を応募する」というやり方では、転職活動の時期が長期化してしまう恐れがあるからです。

現在の仕事をこなしながら複数の選考を同時進行でこなしていくのは大変かもしれませんが、選考通過のためにスケジュールを工夫して頑張りましょう。

また、転職エージェントを利用する場合は、応募前にヒアリングや面談の時間が設けられます。給与に問題はないか、待遇面で交渉しておきたい事項はないかなど、担当者としっかり擦り合わせしておくと安心です。

面接

応募後、書面上の選考を通過したらいよいよ面接に入ります。

面接当日は、身だしなみに気をつけるだけではなく、基本的な面接マナーについても把握しておきましょう。また、自身の魅力を最大限伝えるためにはどうするべきなのか、事前に面接対策を練っておくことも重要です。「退職理由」「志望動機」など、定番の質問については必ず回答の準備をしておきましょう。

面接で実際にクリニックや病院に足を運んでみると、「想像していた環境と違った」という事態も起こり得ます。当日は面接を無事に済ませることに精一杯になってしまうかもしれませんが、院内の雰囲気や働いている人々の人柄などについても、自身の目でしっかり確認しておくことを忘れないでください。

内定

仕事をしながら転職活動をしていた場合は、内定獲得後は退職の手続きを行う必要があります。

退職手続きは書類作成や引き継ぎなどに時間がかかることが多いです。できるだけ早い段階で、現在の勤め先に退職する旨を伝えておきましょう。「気まずくてなかなか退職することを言い出せない」と時間ばかりが経ってしまうと、逆に職場の方々に迷惑をかけてしまうので注意してください。

中には上司から強い引き止めに合い、スムーズに退職手続きが進まないケースもあるかもしれません。そのような場合、前向きな転職理由をしっかりと伝えることが大切です。心苦しいかもしれませんが、内定が出ている以上、退職しなければならないことは決定事項。現職と転職先の双方に迷惑をかけないためにも、強い意志を持って対応しましょう。

入社

無事に退職できたら、いよいよ新天地での仕事がスタートします。

ほとんどの場合、初日は一緒に働く人達の前で挨拶をすることになるので、簡単な自己紹介文などを考えておくといいでしょう。名前だけでなく、前職でどのような仕事をしていたのか、新しい職場でどのようなことをしたいのかなどについても触れると好印象です。

初日はPCやメールの設定、挨拶回りなどで一日が終わってしまうことが多いですが、医療機関によっては早々に業務の引き継ぎが始まる場合もあります。不明点がある場合はすぐに聞くようにして、積極的な姿勢を見せましょう。

周囲の人達に好印象を持ってもらうことで、スムーズに新生活をスタートさせやすくなります。

転職サイトを活用して転職を成功させるコツ3つ

次に、転職サイトを活用して転職を成功させるコツをご紹介します。覚えておきたいポイントは3つです。

まずは転職する目的を明確にする

職場の人間関係に不満を抱えていたり、心身ともに疲労を感じながら仕事を続けていたりすると、「すぐに仕事を辞めたい」と感じるケースもあります。

しかし、衝動的に仕事を辞めてしまう前に、転職する目的を明確にしておくことが重要なポイントです。

不満を抱えている場合には、現在の仕事への不満や希望する働き方などを紙に書きだすことをオススメします。冷静になって頭のなかを整理することで、「転職したその先のビジョン」が描きやすくなるでしょう。

ライフスタイルやキャリアパスなど、現状の働き方を洗い出すことで、現在の課題と今後の方向性が明確化します。

また、転職に成功した医師から体験談を聞くことも、転職の目的を明確にするきっかけになることがあります。体験談を聞いたり実際に言葉にしたりすることで、現状を客観的に把握しやすくなります。

転職を考え始めたらすぐに登録する

転職を考え始めたのであれば、できるだけ早い段階で転職サイトに登録することをおすすめします。「まだ具体的な転職時期も決めていないのに、早すぎるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、医師の転職活動は早めに動いておくに越したことはありません。

好条件の求人は、公開してすぐに応募が殺到してしまい、当初の予定よりもずっと早く募集が締め切られてしまうことも。魅力的な求人を見逃さないようにするためにも、転職を検討し始めた段階ですぐにサイトへの登録を済ませておきましょう。

また、転職すべきか悩んでいる場合は、転職サイトに登録しておけば担当のコンサルタントからアドバイスを受けられるケースもあります。おすすめの転職時期や有益情報などを得られることもあるので、まずは気軽な気持ちで登録してみるといいでしょう。

希望条件をしっかり伝える

理想の求人を紹介してもらうためにも、担当のコンサルタントには希望条件はしっかりと伝えましょう。年収や人間関係などについては「伝えづらい」と感じる人も多いようですが、ここで下手に遠慮すると、かえって転職活動が上手くいきにくくなります。

コンサルタントに伝えた希望条件が医療機関側にそのまま伝わってしまう、ということはないため、担当者へは安心して希望条件を伝えましょう。

また、まだ具体的な希望条件が定まっていない方は、現在の職場への不満や、転職を通して何を解決したいかなどを、コンサルタントに一度相談してみるのがおすすめです。1人では言語化できなかった内容も、プロに相談することで自身が何を軸に転職活動を進めるべきなのかがはっきりとしてくるはずです。

担当者との相性が悪い場合は変えてもらう

担当者との相性が悪い場合は、相手がどう思うかなどはあまり気にせず、担当者の変更を打診してしまって問題ありません。直接言い出しにくいのであれば、転職サイトの問い合わせフォームなどを利用するといいでしょう。

いくら相手がプロとはいえ、人間同士のやりとりなので、人によっては担当者とスムーズにコミュニケーションが取れないということも起こり得ます。

違和感を感じながら無理をして転職活動を進めると、転職活動そのものがストレスになってしまうかもしれません。担当者の変更はコンサルタントにとってはよくある話なので、変更希望の場合は遠慮せずに申し出て、円滑に転職活動を進められるようにしましょう。

複数の医師転職サイトに登録をする

転職先に迷っている場合には、複数の医師転職サイトに登録してみましょう。

実際に利用してみなければ、担当者との相性や非公開求人の数なども把握できないケースがあるためです。転職サイトによっては、ベテランの医師向けの求人や常勤の求人が中心である場合もあります。

また、複数の転職サイトに登録することで、全く同じ条件で探したとしても複数の求人がみつかります。そのなかから、より条件に見合う求人を絞り込めば、自身にとって最適な転職先がみつかりやすくなります。

転職を焦っていると、1つの転職サイトだけ登録をして、コンサルタントから勧められた求人で決定してしまう人も少なくありません。選択の幅を広げるためにも複数の転職サイトに登録して、広い視野で求人を探すようにしたいですね。

長い期間を見積もって活動を続ける

転職をするときに大切なのは、長い期間を見積もり、じっくりと転職活動することです。転職活動期間の平均は、約3カ月間といわれています。長ければ、人によっては2~3年ほどかかるケースもあるでしょう。

なお、転職活動を開始してから勤務先が決定するのは、1~2カ月後が平均とされています。複数の病院を転職先の候補に挙げ、それぞれの病院の見学を行う場合には、さらに長い時間がかかります。

在職中で日々業務に追われている医師の場合には、転職活動まで力を注げず、条件に妥協して転職してしまうこともあります。しかし、短期間で妥協して決定した転職先では、新たに不満を抱えやすくなる傾向があります。

また、退職後に転職をするとしても、転職活動が長期に及ぶことで資金面に不安を抱える人も少なくありません。そのような場合は、「すぐにでも転職したい」と考える人が多い傾向があります。

十分に納得のいく転職ができるよう、じっくりと腰を据えて次の転職先を探すことが大切です。キャリアプランをしっかり練り、転職活動を進めていきましょう。

非公開求人の情報を積極的に入手する

ここまで「非公開求人」という言葉が何度か登場していますが、医師転職サイトのなかで、転職先として有望な案件が揃っているといわれるのが「非公開求人」です。非公開求人は、多くの医師求人の案件の中で、一部の案件だけを会員登録した人のみ閲覧できるようにしているシステムのことです。

この非公開求人は、実際には好条件や有名医療施設、そして新築やリニューアルした病院など、人気が集まりそうな職場が多いので、公開する前に優先的に登録者に紹介することが多い傾向にあります。人気の医師求人の場合は、応募が殺到しすぎてしまい、明らかに条件を満たさない人も応募してくることもあり、非公開求人にする必要があるのです。特に知名度が高く人気の案件になりそうな場合は、医師転職サイト側のほうで、経験やスキル・条件を満たす人材へ厳選して紹介するために非公開にしたほうが何かと都合が良いようです。

非公開求人になる理由は他にもあって、採用側の施設・企業の事情による場合も多いです。急募案件や他の医療機関や大学医局に知られることなく水面下で採用をすすめたい、また病院などの管理職・役職人事など極秘、または綿密な打ち合わせが必要な場合なども非公開案件になることがあります。

こういった医師転職サイトの中にある非公開求人に関しては、積極的に自分に最新情報が入るように転職サイトの担当者へ依頼をしておきましょう。

【年代別】転職サイトを活用するときのポイント

転職サイトの賢い活用術を知っておくことで、満足度の高い転職活動を行いやすくなります。さらに年代別の転職サイト活用ポイントを押さえておけば、より志望先の内定を獲得しやすくなるでしょう。

こちらでは20代、30代、40代、50〜60代と、それぞれの年代別に転職サイトを活用する際のポイントについてご紹介します。ぜひ自身の年代に合ったポイントを押さえて、転職活動に活かしてください。

20代

医師の転職には、転職希望者の年齢が重要視されることも少なくありません。

特に勤務経験がまだ浅い20代の医師の方の転職は、後期研修期間が終わっているか、専門医資格を取得しているか、専門医資格を取得してからどれ位経つのかによって、転職先の選択肢が大きく異なります。

転職希望者が後期研修医の場合は、臨床研修指導医が在籍している病院への転職が必須となります。また、転職希望者が専門医資格を取得していない場合は、新専門医制度に認定された病院以外への転職はできません。

20代の医師の方の転職は、自身がどの医療機関であれば転職可能なのかを事前に理解しておかないと、転職活動に苦戦してしまうかもしれません。

気になる求人がある場合は、転職サイトに掲載されている情報だけをチェックするのではなく、指導医がいる認定病院であるかどうかなどの細かな情報についても、コンサルタントを通して事前に入手しておきましょう。

30代

30代の医師の方は、多くの方が後期研修期間を終え専門医資格を取得しているため、医師の転職市場で最も需要が高い年代といわれています。

市場価値が高いということは、その分好条件での転職がしやすいということ。自身の市場価値を踏まえた上で、求人を募集している医療機関側と給与や待遇面などを積極的に交渉してみるのがおすすめです。

とはいえ、当直回数や勤務日数など、あまり細かな条件交渉を自身で行うのは荷が重いでしょう。自身の負担を減らすためにも、交渉については担当のコンサルタントにお任せしてしまうのが妥当といえます。

40代

40代の医師の方の転職は、専門医の資格に加え、臨床研修指導医資格を取得しているかどうかが大きなポイントとなります。

20代・30代の若い医師を採用したい医療機関は数多くありますが、クリニックや病院が若い世代を受け入れるには、まず臨床研修指導医資格を取得している医師を一定数確保しておく必要があります。

若い世代を育成するために臨床研修指導医資格のある医師を積極採用している医療機関は多くあるので、40代の医師の方は臨床研修指導医資格を取得しておくことで、より幅広い求人に応募できるようになるでしょう。

臨床研修指導医資格を所有している場合は、ぜひ応募時にそのことを積極的にアピールしてみてください。

50~60代

一般職種では50〜60代の転職は厳しいといわれることもありますが、医師の転職の場合はそうとは限りません。上記で説明したように、経験豊富な年代の医師の方は、転職市場では指導医としての需要が高いため、高齢でも転職するチャンスは十分にあります。

とはいえ、50〜60代の医師の方の転職は、「現職での労働環境に問題を感じて転職に踏み切った」という方も多いはず。いくら医師としての経験を積んでも、年齢とともに当直やオンコールに対応するのが厳しくなっていくのは仕方がないことです。

そのため、50〜60代の医師の方が転職する場合は、応募先の医療機関のワークライフバランスが整っているかどうかを、事前にしっかりチェックしておきましょう。サイトに掲載されている情報だけでは実際の内部事情がよくわからない、という場合は、コンサルタントを通して転職希望先の勤務体系の詳細情報を入手しておくことをおすすめします。

医師転職サイトに関するQ&A

Processed with Focos

続いてはここまで紹介してこなかった、医師転職サイトにまつわる疑問について回答していきます。インターネットで検索してもなかなか載っていないけれど実際のところどうなの?と皆さんが感じている疑問についてご紹介します。

「転職回数が多いのですが医師転職サイトを使えますか?」

医師は国家資格の中でも常にニーズの高い職種といえます。

転職回数が多くても特に心配は要らないでしょう。とはいえ転職の理由は応募先も必ずチェックするので、一貫性のない理由だと不採用になりやすいです。転職サイトを利用した転職では自分で考える必要がありますが、心配な方は転職エージェントを利用してアドバイスを求めてもいいでしょう。

「独立開業に強い医師転職サイトはありますか?」

転職サイトでは独立開業支援に力を入れていることも多いです。

独立開業支援に強い医師転職サイトとしておすすめなのが、「マイナビDOCTOR」です。こだわり検索の「開業支援あり」を指定すると、独立制度の豊富な転職先が表示されます。今回は勤務医で転職するけれど、いずれは開業したいと考えられている方は活用してみてはいかがでしょうか?

また詳しい開業ノウハウを知りたいという方は、コンサルタントの活用がおすすめです。「メディカルセンター」では、コンサルタント料なしで、独立前のサポートから開業してからのフォローアップまで一貫して行っています。

以下は実際にメディカルセンターを利用して開業した医師のコメントです。

「担当してくだったコンサルタントさんは動きが早く助かりました。幅広い人脈をお持ちで、担当範囲外の部分はしっかりと引き継ぎをしてくれて、安心して開業準備を進めることができました。」
(口コミ引用:メディカルセンター

「転職サイトの活用が不利になることはありますか?」

医師の方が転職する際に、転職サイトの活用が求職者に何か不利益を与えるといったことはまずないでしょう。

医師を募集している医療機関はどこも「良い人材が来たら採用したい」という一貫した考えを持っているので、求職者がどのような形で応募してきたかはあまり重要視していません。

ただし、医療機関によっては「通常の募集は求人サイトを利用して、専門職や一部の職種だけは転職エージェントを利用して募集している」など、職種によって募集方法を使い分けているケースもあります。

幅広い求人にアプローチしたい場合は、転職サイトだけではなく、医師の転職エージェント
など、様々な求人媒体を上手く活用してみるといいでしょう。

「未経験でも応募できる求人が掲載されることはありますか?」

「医師の転職は経験値が重要視されるので、未経験職種への転職は厳しいのでは?」と考える方も多いかもしれませんが、そうとは限りません。

転職サイトによっては、未経験でも応募できる求人が掲載されることがあります。とはいえ、いつ未経験可の求人が掲載されるのかについては、その時の運次第です。未経験者可の求人に応募したい場合は、自身でこまめに転職サイトをチェックする必要があるでしょう。

また、転職サイトで条件を絞り込んで求人を検索する際、「未経験歓迎」などのキーワードを入力してから検索をかけると、効率的に未経験可の求人を探し出せますよ。

「転職サイトによって掲載される情報に違いはありますか?」

転職サイトによって掲載されている求人情報は異なります。転職サイトに求人を掲載するにはコストがかかるため、採用費をあまり確保していない医療機関などでは、「転職サイトAには求人を出しているけれど、転職サイトBには出していない」ということも珍しくありません。

好条件の求人を見逃さないためにも、転職を希望している医師の方は複数の転職サイトをチェックする癖をつけることが大切です。また、同じ求人がいくつかの転職サイトに掲載されている場合でも、人材を募集している医療機関側と転職サイト側の関係性などによって、勤務条件などが少し異なるというケースもあります。

そのような場合は、まずはコンサルタントに相談してみましょう。コンサルタントに相談することで、コンサルタントが病院と条件交渉を行ってくれることもあります。

なお、気になる求人が複数の転職サイトに掲載されている場合、同じ求人に複数の転職サイトから応募するといった行為は、求職者の信用問題に関わるので避けましょう。

「医師が転職しやすい時期・タイミングはありますか?」

医師が転職しやすい時期は特に決まっていません。

年間を通して求人数は上下しますが、この時期は採用されやすいという根拠はありません。強いて言えば3月は期末で人の入れ替えが多く、年2回の賞与時期は転職者が多いため欠員が出やすい傾向にあります。こまめに転職サービスを利用して、求職情報をチェックしておくのをおすすめします。

「転職活動が職場にバレることはありますか?」

働きながら転職活動を行っている医師の方は、転職活動をしていることが職場にバレてしまうと、現状の仕事がやりづらくなってしまいますよね。

「転職サイトに登録すると、転職活動が職場にバレてしまうのでは?」と不安に感じる方も多いようですが、サイトに登録しただけで転職活動をしていることが周囲に知られることはまずないので安心してください。

転職サイトを運営している企業はどこもプライバシーマークを取得し、個人情報の保護を徹底しています。利用者の安心度を高めるということは、運営元企業の売上にも直結するからです。また、個人情報保護の観点から、転職サイト運営会社が利用者の個人情報をどこかに漏らすということは絶対にしません。

転職サイトの利用で現在の仕事に支障が出ることはないので、サイト利用時は安心して希望の求人を探してください。

「手数料が引かれることはありますか?」

一般の転職サイトにしろ、医師専門の転職サイトにしろ、求職者が転職サイトを利用するにあたって手数料が引かれることはありません。求職者はどの転職サイトも無料で使うことができます。

というのも、転職サイトの運営は、求人を出している企業や医療機関から支払われる広告費や紹介料で成り立っているからです。

「無料で使えるなんて、何だか怪しい」と感じる方もいるかもしれませんが、そもそも転職サイトや転職エージェントは、「求職者から手数料を徴収してはいけない」と、職業安定法により定められています。

求職者は転職サイトに何社登録しても一切料金はかからないので、求職中は複数の転職サイトに登録して、ぜひ効率的に転職活動を進めてください。

医師転職サイトおすすめ【まとめ】

今回は転職に興味のある医師向けに、医師転職サイトについて各社の口コミなどを比較しながら詳しくご紹介しました。

医師転職サイトは、ある程度時間に余裕があってリサーチすることができる方、自分のペースで進めたいという方におすすめです。

転職エージェントサービスもついていて、相談のみも可能なサービスも多いので、まだ転職を迷っている人は一度プロに相談してみてはいかがでしょうか。

いずれの医師転職サイトも登録は無料のため、気軽に登録して利用しましょう。

タイトルとURLをコピーしました