40代の転職には介護職がおすすめ!仕事内容からキャリアプランまで徹底解説

介護転職

少子高齢化が進む現代の日本で、介護職のニーズは高まっていく一方です。年齢や経験を問わない介護職の求人も数多くあることから、介護職は40代の方が新たに挑戦しやすい職のひとつといえるでしょう。

とはいえ、「未経験の40代が介護職に転職してうまくいくだろうか…」と不安を抱える方も少なくないと思います。

そこで今回は、そもそも介護職とはどのような仕事なのか、40代で介護職に転職するとどのようなメリットがあるのかなど、40代の介護職事情について紹介していきます。男性・女性別の平均年収や、具体的なキャリアプランなど、介護職への転職にあたり気になるポイントについても詳しく解説するので、ぜひ参考にして下さい。

目次

  1. 介護職とは?
  2. 40代で介護職に転職するメリット
  3. 40代で介護職に就いた場合のキャリアプラン
  4. 40代が介護職への転職を成功させるためのポイント
  5. 介護職は40代でも目指しやすい!未経験でもチャレンジしてみよう

介護職とは?

「介護職」とは、高齢者が安心して生活できるよう、身の回りのお世話や援助といった介護サービスを提供する仕事のことを指します。一般的に介護の現場で働く人のことを「介護士」や「介護職」と呼び、これらの職種には無資格でも従事することができます。

また、詳しくは記事の後半でも紹介しますが、この他にも「介護福祉士」と呼ばれる資格を有する介護職員もいて、一口に「介護職」といっても、介護職の仕事内容は働く場所や資格の有無によっても様々です。

まずはそんな多様な業務を行う介護職への理解を深めていくため、介護職とは具体的にどのような仕事を行う職業なのか、詳しく見ていきましょう。

介護職の仕事内容

介護職の仕事内容は、大きく分けて「身体介護」と「生活援助」の2つに分けることができます。

それぞれの具体的な仕事内容については、下記の通りです。

【身体介護】

  • 入浴介助(洗髪や洗身など)
  • 排泄介助(おむつ交換・トイレへの誘導など)
  • 更衣介助(着替えの手伝いなど)
  • 移動・移乗介助(ベッドから車いす、車いすで別の場所へ移動する際の援助など)
  • 食事介助(自分で用意ができない方への食事準備、自分で食べられない方へのフォローなど)

この他にも、老人ホームなどの介護施設で働く介護職の場合は、日中の書道やちぎり絵といった趣味・活動時間の準備、転倒予防体操などの運動メニュー指導などの業務も発生します。ただし、訪問介護の場合はこれらの身体介護は無資格だと行えないことを覚えておきましょう。

【生活援助】

  • 掃除
  • 洗濯
  • 日用品や食材の買い物
  • 食事準備
  • 薬の受け取り
  • 見守りなど

生活援助とは、利用者本人やその家族が行えない日常生活の家事などを、介護の観点から代行するものです。利用者の身体に触れずに行える身の回りの援助のみを指し、介護保険が適用されるサービスでもあります。

介護士が働く場所

介護職の労働環境は、働く場所に合わせて大きく3つにカテゴリー分けすることができます。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。

【訪問介護】
訪問介護では、介護士が直接「利用者のご自宅」に訪問して身体介護や生活援助を行います。訪問介護の場合、基本的に訪問は介護士が1人で行います。

【通所施設】
ご自宅で暮らす利用者が、介護士とともに日中の時間を過ごす場所を「通所施設」と呼びます。一般的には下記のような場所が通所施設として挙げられ、身体的介護が比較的少ない利用者が多いのが特徴です。

  • デイサービス(通所介護)
  • デイケア(通所リハビリテーション)
  • ショートステイ(自宅を短期間離れて入所する施設)

【入所施設】
24時間体制で介護が必要な高齢者が入居する場所を、「入所施設」と呼びます。入所施設には下記のような場所が挙げられ、入所施設で働く介護士は日勤・夜勤のシフト制で働くことが多いです。

  • 特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
  • 介護老人保健施設
  • 有料老人ホーム
  • 認知症グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

40代介護士の平均年収

40代から介護士に転職する場合、誰もが気になるのが給与面ではないでしょうか。

次は40代介護士の平均年収を、女性・男性別に紹介します。これから介護職への転職を検討されている40代の方は、ぜひ参考にして下さい。

女性の平均年収

まずは40代の女性介護士の平均年収から見ていきましょう。40代の女性介護士の平均年収は、下記の通りです。

【女性介護士平均年収〜40代〜】
月収:約23万円 年収:約328万円

また、政府が行なっている賃金構造基本統計調査によると、介護職が属する医療・福祉業界の40代女性の平均月収は約22万円〜24万円、平均年収は約313万円〜342万円ほどであることがわかりました。

この数値を見ると、介護職に従事する40代女性の平均年収は、業界全体から見ても一般的な額であることがわかります。

男性の平均年収

次は40代の男性介護士の平均年収を見ていきましょう。40代の男性介護士の平均年収は、下記の通りです。

【男性介護士平均年収〜40代〜】
月収:約27万円 年収:約383万円

女性介護士と同様に、政府が行なっている賃金構造基本統計調査を確認してみたところ、医療・福祉業界の40代男性の平均月収は約33万円〜37万円、平均年収は約447万円〜509万円ほどであることがわかりました。

業界全体から見ると男性介護士の平均年収はやや低いように感じられるかもしれませんが、介護士の給与は勤務先によっても異なるケースが多く、特に介護施設が多い都市部周辺では人手不足から給与も高くなりやすい傾向にあります。

40代で介護職に転職するメリット

40代で介護職に転職するメリットにはどのようなことが挙げられるでしょうか?こちらでは5つのメリットについて具体的に紹介していきます。

未経験でも今までの経験が活かせる

介護業界は他の業界に比べ、慢性的に人手不足の業界として知られています。そのため、介護業界では年齢や職歴を問わず、未経験者を募集している施設が多いのが大きな特徴です。

また、40代になるとプライベートで両親の介護に直面する機会も増えてきます。実際に40代で介護職に転職した方の中には、「親の介護をきっかけに介護職に興味を持った」「親の介護とも両立しやすい介護業界に魅力を感じた」という方も多く見られます。

「40代からの転職となると、未経験の業界は難しいかもしれない…」と考える方もいるかもしれませんが、介護職であれば経験の有無を問わずに働くことができます。これまでの仕事経験のみならず、プライベートで習得した介護の知識も存分に活かすことができるのは、介護職に転職する大きなメリットといえます。

介護職はニーズが高い

近年日本では高齢者の数が増えており、今後もますます増え続けることが予測されています。

社保審-介護給付費分科会が平成29年に発表した資料によると、2055年には75歳以上の介護を必要とする高齢者が、全人口の25%を超えるということがわかりました。また、2025年までに75歳以上の高齢者数が急速に増加していくことも明らかになっており、加速していく高齢化社会の中で、介護職のニーズは今後一層高まっていくことでしょう。

社会的にニーズの高い業界に転職するということは、安定して働きやすいということにも繋がります。「40代で転職するからには、腰を落ち着けて定年まで働ける職に就きたい」という方にも、介護職はうってつけの職業といえるでしょう。

管理職を目指せる

最近では在籍している職員の大半が40代、50代という介護施設も増えてきています。そのような施設を運営している企業・法人では、「将来管理職として活躍してくれる40代の方を採用したい」と考えているケースも少なくありません。

そのため、40代・未経験からの転職でも、介護業界では数年現場でしっかりと経験を積めば、管理職として活躍できる可能性は十分にあります。

40代からの新たな業界へのチャレンジでも、管理職への昇進を諦めることなく働けるのは、介護職ならではのメリットといえるでしょう。

指導体制が整っている場合が高い

これまでにもお伝えしてきたように、介護業界は幅広い転職者に向けて門戸を開いているため、人材を募集している施設の多くはしっかりとした指導体制を整えているケースが多いです。

40代での転職となると、「新しい仕事をちゃんと覚えられるだろうか」「研修期間中に迷惑をかけてしまわないだろうか」という不安も大きいと思います。しかし、未経験者への研修や教育が行き届いている施設が多い介護業界であれば、無資格・未経験の40代の方でも、無理なく仕事を習得することができるはずです。

さまざまな働き方がある

介護の仕事はライフスタイルに合った働き方がしやすいのも特徴の一つです。

例えば、子育てをしながら働きたい方や、親の介護をしながら働きたい方などは、正社員以外にもパートや派遣といった業務形態で働くのも一つの手です。そのような業務形態で働く場合、「午前中だけ」「月曜と木曜だけ」「◯時〜◯時まで」など、自身の希望に合わせた働き方がしやすいため、プライベートと仕事を無理なく両立させることができます。

また、介護施設の中には「子どもが一定の年齢になるまでは正社員でも時短勤務・夜勤なしで働ける」「子どもが◯歳になるまでは毎月子ども手当を支給する」などといった福利厚生が充実している施設も多く見られます。

整った環境でライフスタイルに合わせた様々な働き方ができるのは、介護職の大きな魅力のひとつといえるでしょう。

40代で介護職に就いた場合のキャリアプラン

次は、40代の未経験から介護職に就いた場合のキャリアプランについて紹介します。介護の世界で10年、20年と長く働きたい方は、ぜひ参考にして下さい。

まずは「介護福祉士」の資格を取得する

介護業界で長く働きたい場合は、介護にまつわる一定の知識や技能を習得していることを証明できる唯一の国家資格である「介護福祉士」の資格を取るのがおすすめです。

働く施設によっても異なりますが、この資格を取得することで給与アップや昇格など、待遇面で優遇される機会も多くなります。

ただし、介護福祉士の資格を取得するためには3年以上の実務経験が必要です。試験は年に1度、1月に行われるので、合格に向けてしっかりと勉強しましょう。

介護福祉士を取得した後の働き方

介護福祉士の資格を取得した後は、自身の興味のある分野に合った働き方をするのが一般的です。4年目以降の資格取得後の働き方は、大きく分けて下記の4つに分けられます。

介護士としてのスキルアップを目指す

資格取得後も変わらず介護士として第一線で活躍していきたい場合、今の環境でスキルアップを目指すのが難しそうであれば、特別養護老人ホームなどに転職するのもひとつの手です。その他、理学療法士、言語聴覚士、作業療法士、看護師、医師が常駐している介護老人保健施設などに勤めるのもいいでしょう。

ケアマネージャー・相談員を目指す

利用者のケアプランを作成する「ケアマネージャー」や、「生活相談員(支援相談員)」にシフトするのもおすすめです。肉体的にもハードな一面がある介護の仕事は、年齢を重ねるにつれて現場で働くのが大変になってくるケースも多いです。

将来を見据えて早い内からケアマネージャーなど目指していけば、体力面の心配をせずに介護の世界で活躍し続けることができるでしょう。

訪問介護を目指す

「将来の親の介護に備えたい」という方や、在宅分野に興味がある方は、訪問介護を目指すのもいいでしょう。詳しくは後ほど紹介しますが、訪問介護を目指す場合は「介護職員初任者研修」という資格を取得しておく必要があります。

組織の管理職などを目指す

「自身が働く施設をより良くしていきたい」と思う場合は、組織の管理職や幹部を目指すのもおすすめです。管理職や幹部を目指す場合は、介護福祉士の資格を取得後、企業内で行われる管理職候補の募集に応募して社内選考を受けるのが一般的です。

40代が介護職への転職を成功させるためのポイント

40代が介護職への転職を成功させるには、これから挙げる4つのポイントに気をつけることが大切です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

なぜ介護の仕事がしたいのか、理由を明確にする

40代・未経験の方が介護職への転職を目指す場合は、まず「なぜ介護の仕事がしたいのか」ということを明確にしておくことが何よりも大切です。

自身が介護の仕事をしたい理由をはっきりとさせておくことで、選考時にも面接官に仕事への熱意をアピールしやすくなります。逆に熱意を伝えられなければ、面接官に「すぐに辞めそうだな」と思われて、不採用になる可能性が高くなってしまうでしょう。

「親の介護をきっかけに」「今後社会的ニーズが増えてくる仕事だから」など、具体的な理由は人それぞれで構いません。選考時には自身が今後介護職として取り組んでみたいことを、前向きな姿勢でアピールしてみましょう。

「介護職員初任者研修」を取得しておく

「介護職員初任者研修(通称:初任者研修)」とは、介護の基礎知識やスキルを証明するための「介護の入門資格」ともいえる資格です。

初任者研修の資格を取得するには、専門のスクールに通って130時間、10項目のカリキュラムを修了した後、筆記試験に合格する必要があります。介護経験の有無を問わずに誰もが受験できる資格なので、これから介護職を目指す40代の方は取っておいて損はないでしょう。

初任者研修を取っておくことで、業界未経験者でも資格を取得していることが選考時に有利に働く可能性は大いにあります。

また、施設によっては初任者研修の所持が正社員募集の必須条件に含まれているケースもあるので、資格を取得しておくことで転職先の選択肢も広がるでしょう。

求人の待遇や給与をしっかり確認する

介護職の待遇や給与面は、勤務先によって大きく異なるケースが多いです。そのため、選考を受ける企業・法人の募集内容については、転職者側が事前にしっかりと確認しておくことが重要です。

実際に働きだしてから「こんなはずではなかった」ということがないよう、自身が想定しているキャリアプランを実現できるような待遇が整っているのか、満足できる給与がもらえるのかなど、求人情報をしっかりと読み込んでおきましょう。

転職エージェントなどを利用し、第三者に介護職への転職活動をフォローしてもらうのもおすすめです。

なるべく職場見学を行う

多くの介護施設では、入所希望者や就職希望者に向けて施設見学を行っています。スケジュールに余裕があるのであれば、気になる施設の職場見学にはできるだけ足を運んでおいた方がいいでしょう。職場見学をすることで施設の環境や職員・利用者の雰囲気を自身の目で確認することができ、実際に働くイメージを掴みやすくなります。

「職員同士のコミュニケーションが取れていそうか」「利用者の表情は穏やかか」など、ネット上の情報だけを鵜呑みにするのではなく、気になる点があれば見学時に細かくチェックしておくことが大切です。

大手の介護転職サイトを利用する

介護職が転職する際は自分で転職活動を進めるより、プロと一緒になってキャリアプランを練り、転職活動に励んだ方が効率的です。介護転職サイトは多数ありますが大手のカイゴジョブやかいご畑などをまずはチェックしてみてはいかがでしょうか。

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介護職は40代でも目指しやすい!未経験でもチャレンジしてみよう

今回紹介したように、介護職は40代の方が新たに挑戦しやすいのが魅力的なお仕事です。経験や資格の有無、男性・女性を問わずに誰もが活躍できる可能性がある介護職であれば、自身の頑張り次第で大きなやりがいを持って働くことができるでしょう。

業界の動向や仕事内容への理解を深めた上で、ぜひ40代で介護職への転職にチャレンジしてみませんか?

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