ポケットWiFiが遅い時の7つの原因と5つの改善方法全てを解説!

マサ
マサ
おすすめのポケットwifiを紹介する総合メディア「Excite WiMAX比較」ライターのマサです。

最近なんだかポケットWiFiの速度が遅いと困っていませんか?どこでも使える便利なポケットWiFiですが使い方や状態によっては速度が低下する場合があります。

今回は原因のわかりにくいポケットWiFiが遅くなる理由とその改善策を具体的に解説します。

思い通りに速度が出ないなと感じたときはぜひ本記事で紹介する方法を試してみてください!

 

【結論】ポケットWiFiが遅い原因は、使用している回線が弱い可能性が高い

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回線平均速度(下り)平均速度(上り)
WiMAX
(W06)
WiMAX2+38.05Mbps6.05Mbps
WiMAX(5G)

(Galaxy5G)

WiMAX5G53.48Mbps12.68Mbps
Mugen Wifiクラウド11.01Mbps6.35Mbps
限界突破WiFiクラウド15.7Mbps6.32Mbps
ドコモ
ポケットwifi
ドコモ60.38Mbps10.68Mbps
au WiMAXWiMAX46.56Mbps11.82Mbps
ソフトバンク
ポケットwifi

803ZT
ソフトバンク56.51Mbps

4.07Mbps

Y!mobile
(803ZT)
ソフトバンク40.04Mbps2.81Mbps

出典:みんなのネット回線速度(みんそく)

ポケットWiFiが遅い原因は、回線自体が弱い可能性があります。上に主なポケットWiFiの使用回線・回線速度などを表にしてみました。

あくまでも平均なので、この数字だけで回線の優劣はつけにくいですが、WiMAX回線・大手キャリアの回線は速めになっています。

逆に大手キャリア3社の回線を状況に応じて使い分けるクラウド回線だと、速度は遅めの傾向がありますね。

なので例えばクラウドタイプのポケットWiFiを契約していて遅い…など速度に不満を感じる場合は、速度に定評があるWiMAXなどに乗り換えてみるといいかもしれません。

以下のボタンからおすすめポケットWiFiなどご紹介しているので、そちらも参考にしてみてください!

おすすめポケットWiFiの紹介記事はこちら

 

ポケットWiFiが遅い時に考えらえる7つの原因を解説!

ポケットWiFiが遅い=そのポケットWiFiで使用されているサービスの回線や端末スペックが低い、という原因がほとんどなのですが、

一応、それ以外にも遅くなる要因はあります。ここでは考えらえる7つの要因を紹介していきます!

1.端末の置き場所が悪いため電波を受信しにくい!

端末の置き場所が悪いため速度が出ないということが考えられます。ポケットWiFiの端末は家の中心部よりも窓際に置く方が電波の入りはよいです。

部屋の奥だと壁など障害物の影響を受ける場合があるからです。

上のTwitterの口コミでも言われていましたが、わずかな置き場所の違いでも電波の受信状況は変わることがあるので、窓際でも特に電波を受信しやすい場所を探してみてください。

この方法は端末の置き場所を変えるだけの簡単なものですが意外と効果はあります!

2.サービスエリア外で使用している!

Y!mobile pocket wifi area

ポケットWiFiをサービスエリア外で使用しているため通信が不安定になっている場合も考えられます。上の画像はY!mobileのポケットWiFiのサービスエリアです。

「緑」の箇所は電波の届かないエリアです。一方「赤」の場所はインターネットが使える範囲を意味しています。

ただし赤のエリアで使っていても緑に近い場所で使用しているとまれに受信感度が落ち速度が遅くなるケースもあります。

旅行や出張などの移動中速度が遅いと感じたときはお使いのポケットwifiのエリアマップを確認してみてください。

3.データ容量の上限を超過したため速度制限を受けている!

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項目名ポケットWiFi
通信制限3日で10GB
制限中の速度約1Mbps
制限期間当日18時~翌日1時

ポケットWiFiでは使用できるデータ容量が決まっておりその値を超過した場合速度制限がかかります。ポケットWiFi(Y!mobile)には3日で10GBの通信制限が設けられています。

この10GBを超過した当日18時~翌日1時までの7時間、通信速度は概ね1Mbpsに落ちてしまうのです。ポケットWiFiの最大速度は1Gbps近いためかなり遅く感じるかもしれません。

ただし1Mbpsの速度であれば動画やネットサーフィンは使用できます。ちなみにYouTubeを視聴するのに必要最低限の速度は500kbpsです。

高画質動画は厳しいですが標準画質なら視聴できます。

4.ネットワークの混雑が原因!

混雑

ネットワークの混雑が原因で速度低下を起こしている場合もあります。インターネットの利用者が増える夜の時間帯(18:00~24:00頃)は回線が混雑しやすいのです。

一度に多くの利用者がインターネットにアクセスするとパケ詰まり現象が起きます。回線事業者は機器を増設するなど改善に努めていますが、まだまだ対応しきれていない状況です。

※2020年~2021年にサービス開始された5G回線なら、混雑の影響はさほど受けないと言われています。

5.障害やメンテナンスが起きている!

メンテナンス

メンテナンスや障害が起きておりそのため速度が落ちているケースもあります。基地局の障害やメンテナンス情報は各事業者の公式ページで確認できます。

速度制限も受けていないのにおかしいなと感じたときはWebで情報をチェックしてみてください。障害やメンテナンスの場合復旧作業が終わるまで待つしかありません。

ちなみにY!mobileの障害情報はこちらのページで確認できるので参考にしてください。

6.WiFiの電波干渉が原因!

他の機器と電波干渉を起こしそのことで速度が落ちている場合もあります。WiFiの周波数帯には「2.4GHz帯」と「5GHz帯」があります。

通常2.4GHzを使用しますがこの周波数帯は電子レンジなど他の製品でも使用されるため電波干渉を起こす可能性があるのです。

切り替えできることが前提ですがポケットWiFiの周波数帯を既定値の2.4GHzから5GHzに変更してみてください。解決する場合があります。

7.端末が故障しているため速度が出ない!

ポケットWiFiの端末が故障しているため遅いということも考えられます。故障の場合は契約している事業者に問合せてください。

修理および新しい端末に機種変更するか選ぶことができます。

ちなみにY!mobileポケットWiFiでは修理の前に「ソフトウェアのアップデート」を実行することを推奨しています。これで改善する場合があるからです。

方法は各メーカーのサポートページで確認してください。修理の依頼はワイモバイルショップまたはWebで受け付けています。

ポケットWiFiが遅いときの5つの対策・改善方法を解説!

ポケットWiFiが遅くなる原因がわかったところでその改善策を5つ紹介します。

速度制限を受けている場合や障害が発生しているケースでは時間が経つのを待つしかありません。しかしそれ以外の場合は次にお伝えする方法で改善する場合があります。

1.端末を再起動する!

ポケットWiFiの再起動手順
  1. 電源ボタンを長押しする!
  2. 再起動を選択する!
  3. 再起動後インターネットにつながるか確認する!

最も簡単な対策のひとつですが「再起動」が有効です。電源を入れ直すことでシステムがリフレッシュされ問題が解決する場合があります。

再起動の方法は機種ごとで異なりますがほとんどは上の方法で行えます。電源ボタンを長押ししても再起動の表示がない場合はそのまま一度電源を切り、再び入れ直してください。

再び電源が入ったらインターネットにつながるか試し、速度は改善されているか確かめてみましょう。

2.端末をリセットする!

reset

端末のリセットは初期化(※工場出荷状態)を意味ます。リセットすることで速度低下の問題を解決できる場合があるので試してみてください。

リセットの方法は機種ごとで異なりますが、どれも端末に設けられている「リセットボタン」を押すことで実行できます。

例えばY!mobileの最新ポケットWiFi「803ZT」のリセットボタンは本体カバーを外した中にあります。ボタンは小さいものなので先の細いつまようじなどで押してください。

ちなみにリセットの作業は本体の電源を入れたまま行います。

3.速度制限を受けない使い方をする!

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サービス1GBの目安
YouTube(360p)再生時間:4分40秒
ネットサーフィン表示回数:3,207回
(※モバイルページ)
Googleマップ表示回数:4,430回
メール送信回数:333回回

ポケットWiFiが速度制限を受けてしまうと解除されるまで待つしかありません。そのため普段から制限を受けない使い方を心掛けることをおすすめします。

上の表では1GBでできることの目安をまとめました。あくまでも参考ですが、ネットサーフィンやGoogleマップなど余裕を持って使用できるのがわかると思います。

3日で10GBやひと月100GBなどポケットWiFiのサービスによって設けられているデータ量は異なるためプランに合わせ上手に使いましょう!

4.端末のチャンネルを変更する!

チャンネルの変更手順
  1. PCとポケットWiFiを無線およびUSBで接続する!
  2. ブラウザのアドレス欄に「http://web.setting/」or「http://192.168.128.1/」を入力する
  3. Web UIにログインする(※初期PW:admin)
  4. チャンネル設定の項目で「1~11」の中から任意のものを選択し適用する
  5. 「成功しました」などの表示が現れれば成功

WiFiの周波数帯には2.4GHz帯や5GHz帯があり、それらはさらに22MHzごとに分けられ使用されています。

そのひとつ一つは「チャンネル」と呼ばれます。このチャンネルは他のネットワークで使用されているものと被ると電波干渉を起こす可能性があるのです。

電波干渉は速度低下を起こすため重複しないチャンネルを使用するのが望ましいです。チャンネルの干渉が原因だと考えられる場合はポケットWiFiの設定を変更しましょう。

設定は上の手順で行えます。(※参考603HW)

5.WiMAXに乗り換える!

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ポケットWiFi(803ZT)WiMAX(W06)
下り速度最大988Mbps最大1.2Gbps
上り速度最大37.5Mbps最大75Mbps

ポケットWiFiの速度に不満がある場合は「WiMAX」に乗り換えるのもひとつの手段です。

上の表で記載している通り最大速度は下り・上りともにWiMAXが上です。最大速度は絶対ではありませんが端末の能力が高いWiMAXの方が優位です。

ちなみにWiMAXで使用されるWiMAX2+はポケットWiFiのLTEと比較し電波がより直線的に進むためより高速通信が期待できます。

モバイルルーターなら他のサービスでも構わないという場合はWiMAXも検討してみてください!

おすすめのWiMAXプロバイダ紹介記事はこちら

 

まとめ

この記事のまとめ
  • 回線自体が遅い可能性がある!
  • 端末の置き場所が悪いため電波を受信しにくい!
  • サービスエリア外で使用している!
  • データ容量の上限を超過したため速度制限を受けている!
  • ネットワークの混雑が原因!
  • 障害やメンテナンスが起きている!
  • WiFiの電波干渉が原因!
  • 端末が故障しているため速度が出ない!

今回はポケットWiFiが遅くなる原因と対策方法を中心にお伝えしました。

これまで固定回線しか使ったがないと「そんなことで遅くなるの?」といった発見もあったと思います。

やはり有線と無線では回線の安定度などは異なるので、トラブルなどはどうしても起こりえますからね。

速度制限や端末の不具合などすぐには解決できない場合もありますが、端末の再起動やリセットなど簡単な方法で解決するケースも少なくありません。

紹介してきた方法を参考に速度が遅いなと感じたときはぜひ試してみてください!

またそもそもポケットWiFiで利用している回線自体が遅い可能性もあるので、速度に不満があるならWiMAXなど速い回線サービスへ乗り換えしてみるのもアリです。

ポケットWiFiの速度に関する記事はこちら