
「Excel使えますか?」は入社面接において定番の質問だが、「できます」と答えたはずの新入社員が驚きの珍プレーをしてしまうことも。そんななかネットでは、「デスクワーク ラボ」が公開している「『エクセルを使ったお仕事』入社試験問題作成例」が注目を集めた。
「初級編」では地理を問う問題も!?
この問題を作ったのは「デスクワーク ラボ」の代表・吉井良平さん。「初級編」と「中級から上級編」の2つに分かれており、職種や作業内容によって使い分けることができる。
まず「初級編」は、「未経験者可」で採用しているような職種のための試験問題。こちらはExcelに関する知識よりも、思考力や注意力を問うような問題が多い。第1問は「セル番地の理解を問う問題」で、例えば列Aの行1の場合は「A1」と表記。ちなみに問題には「左側の行番号と、上側のABCDE~の列番号が交わるところです」というヒントも表記されているので、未経験者の人でも考えれば答えを導けるようになっている。
その他「初級編」では、「一般常識を問う問題」も。第5問を見てみると「下記の空欄を埋めてください。(ヒント:西南から北東に並んだ地名です)」という問題が主題されており、その下には「福岡(空欄)大阪(空欄)東京(空欄)札幌」といった解答欄が。ここの空欄に当てはまる地名を「名古屋、長崎、旭川、仙台、沖縄、広島」から選ぶのだが、Excelの知識はほとんど関係ない。
そして「中級から上級編」では、合計と平均を求める問題から、「ROUND関数の応用」「IF関数に関する問題」「COUNTIF関数」「SUMIF関数」など、Excelを仕事で使う上で役に立つ機能を網羅。加えて「業界が違えば、エクセルでよく使う機能は違うので、実態にそぐわない場合は、ご自身の業界に当てはめて設問を変えていってくださいね」とも掲載されている。
優秀な入社試験問題作成例に大反響
かなり実用的な入社試験問題の作成例に、SNSなどでは「いい感じに超初級から中上級まで網羅してる」「これはマジで使えそう」「自称Excel上級者をふるいにかけれるな」との声が。
さらに「初級編」には、「これ相当初歩的な問題だけど、実際にできない人はできない」との声も。パソコンが苦手な新入社員のエピソードはネット上でも定期的に話題になっており、「Excelを開くようにいったら画面をタッチし始めてビビったわ」「小数点を表示させないよう指示したらセル幅をそっと狭める新入社員とかいる」「Excelで四捨五入する方法教えてたら『四捨五入ってなんですか?』って聞かれた」などと投稿されていた。