[B.LEAGUE CHANPIONSHIP 2023-24]
プロバスケットボールBリーグ1部の年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)は18日から準決勝が行われる。連覇を目指す西地区2位の琉球ゴールデンキングスは沖縄アリーナで、東地区3位のワイルドカードから勝ち上がってきた千葉ジェッツを迎え撃つ。
キングスはCS準々決勝、アウェーでアルバルク東京を第1戦81-80、第2戦69-73、第3戦58-57と、2勝1敗で破って準決勝進出を決めた。準決勝は今季CSでは最初で最後のホーム開催となる。大観衆の前でライバルに勝利し、勢いに乗って決勝に進みたい。
18日の第1戦と19日の第2戦は午後4時5分試合開始。1勝1敗の場合、21日午後7時5分から第3戦が行われる。
主役はインサイド陣 CS準々決勝
CS準々決勝は3戦全てが僅差で、得点が伸びないローゲームだった。勝負の鍵を握ったのは、インサイドで体を張った選手たちだ。守備では相手選手に立ちはだかり、難しいシュートを打たせた。攻めてもボールを呼び込むポジション取りから得点した。準決勝でも勝利するためには、ゴール下の競り合いでの踏ん張りが不可欠となる。
アレン・ダーラム 気迫の粘り
チーム最年長のアレン・ダーラムは、第1戦と第3戦でチーム最多得点を記録した。第1戦では第3クオーター(Q)に、難しいシュートを決めてバスケットカウントを獲得。シュートブロックなど気迫あふれるプレーで、チームに勢いをもたらした。
第3戦では、第1Qからジャック・クーリーとともにゴール下で得点を重ね、16得点を挙げた。勝った2試合では出場時間もチーム最多で、準決勝進出に大きく貢献した。
アレックス・カーク チーム鼓舞
古巣との対戦になったアレックス・カークも、第2戦でチーム最多の13得点8リバウンドと気を吐いた。試合には敗れたが、オフェンスリバウンドを競り続けた。苦しい時間帯でのシュートブロックなどで、チームを鼓舞し続けた。
ジャック・クーリーは相手のマークに苦しみながらも、リバウンドと守備で勝利に貢献した。第3戦の第2Qには、相手のファウルを誘う守りを2度続け、キングスの9点リードにつなげる活躍を見せた。
ジャック・クーリー 熟練の守備
今季加入したヴィック・ローは、状況に応じてゴール下と外の両方で体を張った。特に第3戦では、ディフェンスリバウンドを10度も奪った。
強豪千葉J 3冠狙う
千葉ジェッツは東地区3位、ワイルドカード下位でチャンピオンシップ(CS)に進出した。東アジアスーパーリーグと天皇杯の2冠の強豪だ。3冠を目指すモチベーションは高い。
チームのエースは、日本を代表する選手の富樫勇樹。1試合平均得点は18.0点、平均アシストは5.4と、ともにチームトップだ。一方、高さでは1試合平均12リバウンドで、今季リーグ1位のジョン・ムーニーが壁となる。他にも、W杯で日本代表の五輪出場に貢献した原修太や得点力のあるゼイビア・クックスも、勝利の鍵を握る。
今季の平均得点はキングスが82.6点(リーグ4位)に対し、千葉は84.2点(リーグ2位)と、得点力は千葉が上回っている。
対して、フィールドゴール成功率はキングスが44.4%(リーグ12位)で、千葉が43.7%(リーグ16位)、3点弾の成功率はキングスが33.9%(リーグ9位)で、千葉が31.9%(リーグ19位)と、精度はキングスに分がある。
千葉は天皇杯決勝でキングスに大勝した経験がある。ゴール下と外で得点パターンを持ち、守備の的を絞りづらい。
写真を拡大 キングスと千葉Jのスタッツ比較
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プロバスケットボールBリーグ1部の年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)は18日から準決勝が行われる。連覇を目指す西地区2位の琉球ゴールデンキングスは沖縄アリーナで、東地区3位のワイルドカードから勝ち上がってきた千葉ジェッツを迎え撃つ。
千葉Jは3月の天皇杯決勝で、48点差の大敗を喫した因縁の相手。雪辱を果たし、3季連続の決勝に進出できるかが注目される。
キングスはCS準々決勝、アウェーでアルバルク東京を第1戦81-80、第2戦69-73、第3戦58-57と、2勝1敗で破って準決勝進出を決めた。準決勝は今季CSでは最初で最後のホーム開催となる。大観衆の前でライバルに勝利し、勢いに乗って決勝に進みたい。
18日の第1戦と19日の第2戦は午後4時5分試合開始。1勝1敗の場合、21日午後7時5分から第3戦が行われる。
主役はインサイド陣 CS準々決勝
CS準々決勝は3戦全てが僅差で、得点が伸びないローゲームだった。勝負の鍵を握ったのは、インサイドで体を張った選手たちだ。守備では相手選手に立ちはだかり、難しいシュートを打たせた。攻めてもボールを呼び込むポジション取りから得点した。準決勝でも勝利するためには、ゴール下の競り合いでの踏ん張りが不可欠となる。
アレン・ダーラム 気迫の粘り
チーム最年長のアレン・ダーラムは、第1戦と第3戦でチーム最多得点を記録した。第1戦では第3クオーター(Q)に、難しいシュートを決めてバスケットカウントを獲得。シュートブロックなど気迫あふれるプレーで、チームに勢いをもたらした。
第3戦では、第1Qからジャック・クーリーとともにゴール下で得点を重ね、16得点を挙げた。勝った2試合では出場時間もチーム最多で、準決勝進出に大きく貢献した。
アレックス・カーク チーム鼓舞
古巣との対戦になったアレックス・カークも、第2戦でチーム最多の13得点8リバウンドと気を吐いた。試合には敗れたが、オフェンスリバウンドを競り続けた。苦しい時間帯でのシュートブロックなどで、チームを鼓舞し続けた。
ジャック・クーリーは相手のマークに苦しみながらも、リバウンドと守備で勝利に貢献した。第3戦の第2Qには、相手のファウルを誘う守りを2度続け、キングスの9点リードにつなげる活躍を見せた。
ジャック・クーリー 熟練の守備
今季加入したヴィック・ローは、状況に応じてゴール下と外の両方で体を張った。特に第3戦では、ディフェンスリバウンドを10度も奪った。
インサイドの主役となり、相手の連続攻撃を許さない活躍だった。
強豪千葉J 3冠狙う
千葉ジェッツは東地区3位、ワイルドカード下位でチャンピオンシップ(CS)に進出した。東アジアスーパーリーグと天皇杯の2冠の強豪だ。3冠を目指すモチベーションは高い。
チームのエースは、日本を代表する選手の富樫勇樹。1試合平均得点は18.0点、平均アシストは5.4と、ともにチームトップだ。一方、高さでは1試合平均12リバウンドで、今季リーグ1位のジョン・ムーニーが壁となる。他にも、W杯で日本代表の五輪出場に貢献した原修太や得点力のあるゼイビア・クックスも、勝利の鍵を握る。
今季の平均得点はキングスが82.6点(リーグ4位)に対し、千葉は84.2点(リーグ2位)と、得点力は千葉が上回っている。
対して、フィールドゴール成功率はキングスが44.4%(リーグ12位)で、千葉が43.7%(リーグ16位)、3点弾の成功率はキングスが33.9%(リーグ9位)で、千葉が31.9%(リーグ19位)と、精度はキングスに分がある。
千葉は天皇杯決勝でキングスに大勝した経験がある。ゴール下と外で得点パターンを持ち、守備の的を絞りづらい。
4月のリーグ戦ではキングスが連勝したが、千葉は負傷中の外国人選手を温存した。キングスは持ち前の粘り強さを発揮し、ゴール下で負けない強さが求められる。
写真を拡大 キングスと千葉Jのスタッツ比較
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