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冬の服のえらびかた、衣服内気候を元に考える

12月に入って、街中を歩いていると「うっ、寒い」と思わず身を縮めてしまうことが増えて来た。そろそろ本格的に冬の防寒対策を考えなくてはいけないようだ。

寒さをしのぐにはもう一枚重ね着をしたり、アウターを厚手のものに変えたりすればいいのだけれど、暑すぎたり寒すぎたりで、なかなかうまくいかない。

ヒトの皮膚と衣服の間の温度・湿度・気流による環境変化を地球大気になぞらえて、衣服内気候と呼ぶことがある。気候の変化で快適性が左右されるのは、地球レベルでも衣服内レベルでも同じと言うことなのだろう。地球の気候はヒトの力ではどうにもならないことが多いけれど、自分の服の中の環境ならば工夫次第で何とか調節できそうだ。快適な衣服内気候はほぼ年間を通じて温度30〜33℃、湿度40〜60%、気流10〜40?/秒程度だそうです。

衣服内気候を整える主な条件は、保温と吸湿と吸水。やっぱり素材選びが大切かな、と思えたので、代表的な服の素材であるウール・コットン・化繊(ポリエステル)の特性を見てみた。

まず保温性。
空気は液体や固体に比べて熱を通しにくいので、保温のためには体の回りに空気をたくさん溜め込んで、いかにそれを保持するかと言うことになる。保温性を素材別に見てみると、ウール、化学繊維、コットンの順番になるようです。
次は吸湿性。
ヒトの皮膚からは自分では意識はしていなくても絶えず水分が蒸発しているので、密封性が高いとすぐに湿度が高くなって不快感が増してくる。同じ気温でも湿度の違いによって暑さの感覚が変わってくるのは、一般の大気と同じです。吸湿性はウール、コットン、化学繊維の順番になるようです。
最後に吸水性。
遅刻しそうな朝、駆け足で飛び乗った満員電車内で、背中の窪みをスーと伝わるひとすじの汗。あまり気持ちの良いものではないし、うっすらと濡れたままにしておくと体温を奪われてしまう。吸水性はなんと言っても、コットンが一番。ウールや化繊はほとんど期待できないようです。

こうして衣服の素材特性を見てみると、冬の服の着方としては素肌に一番近い部分にコットン、その上にウールもしくは化繊素材の重ね着が最適のようでした。それでも寒い時はアウターに革やダウンを着る。ここ数年の流行で、重ね着について積極的になったけれど、同じ素材を重ねたりして、衣服内気候の面から言えば無頓着に着こなしていたような気がする。

素肌と服の間なんてほんの数ミリから数センチ程度しかないので、その空間の環境調整が衣服の快適さを大きく左右するなんてあまりピンとこないけれど、地球大気でも、手のひらにのせたリンゴを地球に例えると、大気は薄い皮の部分程度しかないのです。今年の冬はファッション性だけではなくて、快適性も考えて見ようと思ったのでした。(シロー)
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2004年12月12日 00時00分

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